優先順位はムダよりダム?

今日、佐世保市議会3月定例議会本会議において、私たちが提出した請願59号が不採択となりました。
その様子をインターネット中継で観ていましたが、



賛成したのは社民党市議の3名のみ、他の議員は皆反対。いつもと同じパターンです。
市民の63%が切望している漏水対策の強化を、市議の90%が反対したのです。もはや議員は市民の代弁者ではないようです。

この結果はわかっていました。本会議に先立ち、22日(木)、都市整備委員会で請願第59号についての審査がおこなわれ、そこでも賛成少数(賛成1:反対6)で不採択になっていましたので。

私たちがどのような請願をおこない、どのような理由で不採択となったのか、委員会の一部始終をお伝えします。

まず請願書はこちらです。
水道施設の更新・整備を求める請願書:2018年3月議会

請願者は5団体の他に、個人の方数名も名を連ねていますが、その部分は個人情報としてここでは削除しています。

また、この請願には次の資料を添付しています。
資料:水道事業業務実績

直近6年間の有効率や漏水率を示すための資料です。
このように佐世保市全体の漏水率は11%台がずっと続いています。大規模水道事業体としては、最低ランクの漏水率です。

この請願書と資料を提出したのは2月23日で、それから約1ヶ月後、ようやく都市整備委員の皆さんに直接訴える機会がやってきました。発言者4名以外に傍聴者も12名参加し、市民の関心の高さが伺えます。

まず5団体を代表して、「佐世保の水と石木ダムを考える市民の会」のRさんが趣旨説明を行いました。

佐世保の水事情について昨年から市内各地で行っている勉強会でも漏水のことが大きな話題になっている。
厚生労働省は平成20年の水道ビジョンで、有効率の目標値を98%とした。長崎市や福岡市では95%前後と伸びているが、佐世保ではいまだに88%台が続いている。
水道局長も昨年「水資源の有効活用のため、漏水への対処と将来の漏水を予防する対策を継続的な取り組みとして進めます」と言っていた。
漏水率改善の数値目標と期限を設定して水道施設の早期更新・整備を行い、漏水を減らし、限りある水資源や財源を有効に使うことで安心できる市民生活になるようお願いしたい。

続いて「石木川まもり隊」のMが2つの資料を提示して補足説明をおこないました。
まず初めは、H28年度の漏水率~佐世保市と他都市の比較です。

佐世保市=11.3%、長崎市=6.4%、呉市=4.0%、福岡市=2.0%

佐世保の漏水率が高いのは、急峻な地形や旧海軍都市(戦後海軍から引き継いだ古い水道設備が多い)という歴史的背景が理由だと当局は説明するが、地形が似ている長崎市も歴史が似ている呉市も、漏水率は佐世保よりはるかに低い。また、平成6年の大渇水で佐世保と同様に渇水被害に苦しんだ福岡市は今では漏水率はなんと2.0%で、渇水都市だったからこそ水の有効利用に力を入れてきたことが推察される。

もう1つ資料を提示しました。これは2009年に「水問題を考える市民の会」がおこなっていた勉強会で、説明に来られた水道局職員から提供された資料です。



福岡市だけでなく、あの大渇水後は多くの都市が有効率を大幅にアップしていることがわかる。特に長崎市は、どうしてこれほど短期間で漏水を減らすことができたんだろうと不思議に思い、当時、長崎市の議員さんにお願いして調べて頂いた。

長崎市水道局職員の方の説明によると、給水区域をブロック化(当時667区画)することにより漏水箇所の特定が格段と向上し、漏水発見件数が増え、漏水量が減っていったとのこと。その効果は福岡や東京でも言われているが、佐世保ではこのブロック化がどこまで進んでいるのか?
また、ブロック化した後、それを活かした調査がどこまで進んでいるのか?
福岡市では毎年2900kmの配水管の漏水調査をしているとのことで、それは配水管総延長の74%にも及ぶ。(2012年5月 福岡市における水道管の漏水防止対策より)

佐世保市ではどのように取り組んでいるのか、具体的な計画が示されなければ、私たち市民には見えてこない。昨今では国もマスコミも水道設備の老朽化について盛んに警鐘を鳴らしている。このままいくと、水道料金の大幅値上げに繋がったり、経営破綻する水道事業者も出てくると言われている。私たち市民が安心して暮らせるよう、漏水半減を目指すこの請願に是非ご賛同頂きたい。

続いて、地域での勉強会の呼びかけ人となられたお2人からも発言がありました。

Yさん
私は梅田町の17班に住んでいるが、ここ3ヶ月で2回も漏水が起きた。業者が来て応急処置をしてもらったが、業者はどこから漏れているのかわからなかった。1か月後にまた漏れ出した。水道局も古い配管の把握ができていないようだ。これらは地上にあふれ出たから漏れがわかったが、地中に滲み込んでいく漏水がかなり多いのではないか?早く手を打たないと後手後手になってしまう

Nさん
私は仕事で南アジアの方で暮らしたことがあるが、電気や水などのライフラインが劣悪だった。それに比べて日本はたいへん恵まれている。私たちは清潔な水を必要なだけ使って暮らしている。
市長や水道局長はさらに潤沢に供給するために石木ダムが必要だと言っているが、他者の住居を移してまで私たちは潤沢な水を求めてはいない。
漏水を止め、今ある資源を有効に使っていくことこそが重要だと思う。

その後、質疑に入りました。

橋之口委員:
他都市と比較すると佐世保の漏水率が高いのは確かで、それは水道局もわかっている。一方で、昭和47年から200億円のお金をかけて老朽管の張り替えをやっている。最近では年間8億円のお金をかけて7kmほど張り替えている。倍の張り替えをやるならコストも倍かかる。当然、水道料金に跳ね返る。それでもいいと市民は考えるだろうか?

Rさん:
予算は当然限られている。その中で何を優先するのかということだろう。他の部分を削るか、それでも足りなければ、きちんと市民に説明してお願いすることも必要だろう。勉強会の中では、漏水対策のための値上げに理解を示す市民もいた。しかし、余分な出費があるのでは?との意見もあった。

M:
優先順位の検討だと思う。例えば、石木ダム関連の来年度予算は4億2千万円で、漏水調査費は600万円しか計上されていない。これではあまりにも少ない。長崎市が漏水を止めると決意してからの調査費は、年間1億3千万円を超えていた

林委員:
「漏水率の半減を期限設定して」とあるが、これはどういう意味か?1年間でという意味か?

Rさん:
いま11%台で推移している。厚労省は有効率の目標値を98%としている。(つまり漏水率は2%)2%台は難しいとしても、せめて半減を目標にするとか、5年間でこれだけ減らすとか具体的な目標値を設定してほしい。5年間で5%前後改善した都市もいくつかあるので、5%とかを目標にしてもいいと思う。

林委員:
そのような趣旨は理解できるが、やはり佐世保の特殊性はある。地形とか基地の町とか、北松地域は産炭地であるとか。そこで水源の確保を目指すという歴史的背景がある。請願の趣旨は理解するものの、水道局の今年度の漏水対策は正しいのではないかと思っている。

永田委員:
期限を設定してというのは、30年度の中でという意味なのか、いつ頃までを想定しているのか?

Rさん:
30年度の予算はもう出されているし、それほど短期間でとは考えていない。今後の漏水対策を立てる際の要望としての請願である。

ここで質疑は終了、4時間後の裁決には代表者をはじめ4名が傍聴しました。

裁決の前に委員たちは各会派でまとめた意見と共に、請願への賛否を述べました。

市政クラブ:
水道局も重点施策として漏水対策を掲げている。
佐世保市は過去5年間に20億円をかけているが有効率の改善は0.8%である。半減(5.65%)を目指すなら水道料金に影響する。市民負担が大きくなる。老朽化だけでなく、喫緊の課題のダムにも対応していかねばならない。賛同は難しい。

緑生クラブ:
有効率が頭打ちなのは、ダムとの関連で二重投資の部分があり遅れているのだろう。その中で半減という目標は難しい。会派としては反対する。

市民クラブ:
30年度の管路更新はこれまでよりも2億円多い10億円が予定されており、水道局は有効率向上に努力している。半減となると莫大な経費が掛かり市民負担が大きくなり、他の事業への影響も出てくるので賛同できない。

社民党:
有効率が下がっているのを見ると、施設の老朽化が更新努力に追い付いているのではないか。この請願は30年度予算ということではなく、5年10年のスパンで目標値を設定してくれということである。2年後の水道ビジョン策定のとき、議会と行政が協力してやっていける課題であり、賛同する。

自民党:
都市計画税の大半を下水道事業に回している。それは市民の負担を減らすためである。損益分岐点を見る限り、老朽管の早期更新となると、収支バランスのやり直しが必要となる。この委員会だけでなく特別委員会での審査も経て慎重にやらなければならない。この請願の妥当性は確認できない。趣旨は理解できるところもあるが、「早期」という点で無理があり、不採択である。

公明党:
皆さんの気持ちはよくわかるが、漏水だけをやっていくわけにはいかない。全体的な観点から考えると財政的にも難しいところがあり不採択とさせて頂く。

以上です。
つまり、反対理由は、大きくわければ3つ。

➀水道局も漏水率の高さは認識しており、重点施策として取り組んでいる。

➁漏水半減を求めれば市民負担が大きくなる(水道料金値上げに繋がる)

➂早期の対策となると莫大な経費がかかり他の事業(石木ダム)への影響も出てくる。

平たく言うと、
➀水道局も毎年それなりのお金をかけて頑張ってるしー
➁漏水を半分に減らすには水道料金を上げなければならなくなるけど、それでもいいの?
➂漏水対策を急ぐなら他の事業(石木ダム等)の予算を削らなければならなくなり、それは困る。
ということのようです。

でも、それは違うと思います。

➀私たちは水道局が頑張っていないとは思っていません。でも、現実に漏水が減らないのなら、その原因と対策を追求するのは当然のこと。頑張ってるからそれでいいと目をつぶるのはおかしいでしょう?
佐世保市水道局は確かに老朽管の更新にはお金をかけています。しかし、漏水調査にはあまりかけていません。長崎市や福岡市に比べるとごくわずかです。漏水を減らすには漏水箇所の発見が先決ではありませんか?なぜそれに力を入れないのか、それが不思議でなりません。

➁水道料金の値上げをしなければ漏水対策が進まないというのは論理の飛躍です。無駄な事業の見直しや優先順位の見直しが先です。一般企業では考えられない発想です。

➂石木ダム予算を削られるのは困る?つまり、優先順位は漏水を減らすことよりも石木ダム建設が大事?ムダを無くすよりダムを造ることが大事。それが本音?

今日の本会議で賛成討論をなさった永田議員はこのように述べていました。

請願者は石木ダムと結び付けたくはないと言っていた。それでも議会がダムの関係を理由に反対するのであれば、「自分たちの漏水対策が他都市に比べて不十分なまま、お宅の土地を明け渡してダムを造らせてくれと言えるのか」と言いたい。
今回の請願は多くの市民の思いであり、佐世保市水道の現状を踏まえた現実的な対応を求めるものである。

そうなのです。
多くの市民がそう思っています。
石木ダムがあった方がいいと思ってる市民でも、こんなに漏水が多いと「お願いしよう」と言われても、お願いしにくいよな~と。

それがごく普通の心理ではないでしょうか?
自分が水を無駄にしてることは改めないで「水が足りないから、もっとちょうだい」とは、よほど図々しい人でも言えませんよね~

サセボシギさんの多くはよほど図々しい人以上?ってことになるのかな~(>_<)

質疑は一切ありません!

今日の毎日新聞が、昨日の佐世保市議会本会議で私たちが提出した請願58号が不採択となったことを報じています。



ここに書かれてある通りですが、一部興味深いやり取りもあったので、少し詳しく報告します。(あくまでも私の主観に基づくものですが)

まずはじめに、都市整備委員会の草津委員長が登壇し、各会派からの意見を読み上げ、「裁決の結果、賛成少数で不採択と決定しました」と報告。

続いて質疑に入りました。

山下議員:
請願者は趣旨説明の中で、本市の漏水量の多さ(年間漏水量は山の田ダム6個分、一日平均では市民5万人分の生活用水に匹敵し…)や、類似都市と比べても漏水率が高いこと(長崎=4.8%、呉=2.8%、佐世保=10.4%)、また昨年度のダム貯水率の推移を記録した県の資料(雨の少ない時期に佐世保の貯水率は県平均より高かった)など様々なデータを示し説明されたようですが、このような説明に対して、委員会ではどのような議論が展開されたのですか?
(山下議員は当時別の委員会に出席していたため、この当ブログ12/15掲載記事を引用し質問)

草津委員長:
いま山下議員が縷々述べられた通りのことについて請願者からの説明があり、それを我々は全員きちんと聞かせて頂きましたが、それに対する質疑は一切ございません!

このきっぱりした言い切りにとても興味を感じました。その心は?
a.説明は聞きましたよ。聞いたからそれでいいでしょ!
b.説明内容は間違っていなかったので、悔しいけれど誰も突っ込みができませんでした!
c.誰かがきちんと受け止め質問してほしいと思っていたが、残念ながらありませんでした!
など、委員長の胸の内をつい想像してしまいました。
どれかな~?

実際には質疑はあったのですが、提示したデータについての質問は確かに一切なく、それがとても残念でした。このような事実を議員はどう受け止めたのか?それを知りたかったです。

本会議では続いて討論に入り、2人の議員が賛成意見を述べました。

永田議員:
請願者は請願に至った根拠として28年に市が行った市民意識アンケート調査の結果をあげています。「水の安定供給」を達成するためには、水源確保よりも水道施設の更新整備を求める声が多かった。また、漏水対策を当局が頑張っているのは認めるが、類似都市と比較するとかなり高い。佐世保の10.4%に対して呉市は2.8%だった。つまりまだまだ改善の余地があるということ。
お金も人も無限ではない。石木ダムにかけるお金を老朽化対策に使えばもっと漏水が防げる。という趣旨でした。
 委員会では水源確保と更新整備は一体であるとの意見が示されました。車の両輪のようなものだということ。しかし、石木ダムは遅々として進んでいない。裁判も始まっているし予算の執行率もごくわずか。つまり片輪しか進んでいない。それならば、確実な水源確保に繋がる漏水対策に石木ダム予算を回すべきという請願者の意見は検討に値する。
 さらに言えば、回っていない車輪を力ずくで回す、行政代執行のような強権的なやり方は市民の支持は得られない。請願者の訴えは多くの市民の声を反映するものであり、市の現状を踏まえた政策の見直しを求めるものです。

山下議員:
この請願は佐世保市自身がおこなった市民アンケートの結果に基づいてなされています。「水の安定供給」は重要な課題だという認識は共有し、それをどういうふうにやっていくかという点で、石木ダムよりも水源施設の更新整備に力を入れるべきとの声が圧倒的に多かった、それに沿った請願です。行政はこのような市民の声を重く受け止めるべきです。
 また、委員会ではダムの改修のためにダムを空にしなければできないという話だったようですが、それは違う。国交省もダムを運用しつつ改修すべきとの方針を出しているし、下の原ダムの嵩上げの時は空にしなかったじゃないですか。そして、嵩上げの結果、日量3000tの新たな水源を確保できたではありませんか。
 いま確実にできる水源確保は漏水を減らすことです。10%台の現状から長崎市並の4%台を目指してやっていくべきです。

そして採決。結果は予想通り「賛成少数」(社民党3・共産党1のみ)で不採択となりました。が、お二人の発言のおかげで、少しは胸の奥底で迷いを感じた議員さんもいたのではないでしょうか…?

永田議員の「車の両輪」という視点、なるほどですねー
山下議員の、請願者が示したデータをなぜきちんと取り上げ議論しないのか?

その通り!
立場が違っても結論は違っても、互いに向かい合うことが大事。
市民も議員も佐世保の未来を良くしたいという願いは同じなのですから。。
              
         (*^-^*)

都市整備委員会にて請願不採択

昨日お知らせした都市整備委員会について、夕方のTVニュースでも取り上げて頂きました。



私たち4団体が提出した請願「新たな水源確保より、水道施設の更新・整備に力を入れてください」は、予想通り不採択になりました。

請願文書はこちらです。

【請願】2017年12月 水道施設の更新整備を求める請願

ここに述べているように、昨年佐世保市がおこなった「佐世保市まちづくり市民意識アンケート調査」の結果によると、「水の安定供給」に対して、市民の多くは満足していることがわかりました。

満足度は33.7%で、37分野の中で第5位の高さです。
一方不満足度は11.5%で、第29位という低さでした。

また、水の安定供給」に対する重要な施策としては、
「水源の確保」36.3%に対し、「水道施設の更新・整備」63.1%でした。



この結果から見えてくる市民の願いは、
新たな水源確保よりも水道施設の更新・整備であることは明らかです。
それは何故でしょう?

近年、老朽管による漏水事故が頻発しているからです。
一昨年は老朽化による水道管破裂事故とそれに伴う断水が3件もありました。

1月潮見町で160世帯断水、4月天神町で2500世帯断水、12月には藤原町で500世帯が断水しました。

そして昨年は大寒波が引き起こした給水管破裂事故による断水が7,200世帯に及び、復旧に1週間もかかりました。
この時は各家庭の給水管がほとんどだったようですが、いずれにせよ、
市民は水道管の整備が重要なことを身に染みて感じたのです。

また、断水にまで至らなくても、日常的に漏水が続いています。
それは、とてももったいないこと。
老朽管の更新は避けて通れません。老朽化したものは早めに替えれば漏水を防げます。
私たち市民はそういうことにこそ水道料金を使ってほしいのです。
新たな水源確保などそれほど望んでいません。
もう水は安定的に供給されていますから。
そういう思いが、このアンケート結果に示されているのです。

などと趣旨説明をしたのですが…
討論での委員の皆さんの意見はこうでした。

北野委員(緑生クラブ)
・水道施設の更新整備に対する当局のこれまでの取り組みを評価している。
・水道施設の抜本的な更新のためには、安定的な水源の確保が必要である。
との認識から請願については反対である。

橋之口委員(市政クラブ)
・水源確保と水道施設の整備はセットであると考えているので賛同できない

永田委員(社民党)
・水道局が更新整備に力を入れているのは理解している。
・水源確保は石木ダム中心に話が進み、広がりがない。
・石木ダムは代執行には至らないまでも強制収用はされている。
市民全体としてはそこまでしなくてもいいのでは?という雰囲気を感じる。
・水源確保の重要性は認識しつつも、このような現状や費用対効果を考えると、
方向性の見直しの必要があるのではないか?
・決算でも石木ダム関連は16.9%しか執行していない。
執行残の部分を他の予算、漏水対策などに使えれば…という思いはわかる。
・硬直化した政策の見直しを求めるこの請願に賛成する。

柴山委員(市民クラブ)
・水の安定供給は水源不足の現状を考えれば重要な問題であり、水道局では漏水対策に毎年力を入れている。そのおかげで漏水量は年々減っている。
・下ノ原ダム以外の5つのダムは老朽化しており、改修の際には運用を停止する必要がある。しかし、現時点ではそのような余裕もなく、新たな水源が必要であることから、この請願には賛成できない

永山委員(自民党)
・漏水に関しては、平成19年当時約1万tあったものが現時点では7千tを切っている。
・相浦川の三本木、四条橋、岡本、川棚川の5000tはあくまでも不安定水源である。県からの許可が得られない水源である。渇水でどうしても水が必要という場合には、不安定水源の力を借りなきゃいけないが、より安定した水源を求めていくべきである。
・漏水の防止という施策と水源確保は一体であると考えているので、不採択である。

明石委員(公明党)
・漏水対策は大切であるし、S49年度以降200億円以上を投じて漏水量を半分以下にしている。
・請願者も確かに過去には水不足の時期があったと言われたが、今後もその様なことが有り得ると考えて水源を確保していくことが重要。
だから採択できない。

全会派からの討論の後、採決。
「賛成少数(1人)ということで不採択と致します」と委員長。

反対の理由をまとめると、こういうことのようです。
⓵漏水対策が重要なのはわかっている。水道局はよく頑張っているし、お金もつぎこんでいる。
⓶しかし、水源確保は必要。以前のような大渇水の可能性も考えねばならない。
⓷老朽化したダムの補修のためにも新たなダムは必要。
⓸施設の更新整備と水源確保は一体である。

そういう意見を予想していたから、資料まで用意して趣旨説明したんですけどねー

⓵について
・2015年度の佐世保市年間漏水量=342万t
山の田ダム6個分に相当し、給水原価は約7億円もかかっている。
一日平均漏水量=9350t
佐世保市民5万人分の生活用水に匹敵する。
・水道局も漏水対策を頑張っているが、他都市に比べて漏水率はまだまだ高い。
水道技術研究センターによると、2013年度の漏水率は、
長崎市=4.8% 呉市=2.8% 佐世保市=10.4%
(呉市は人口も地形も旧海軍都市という歴史も佐世保市とよく似ている都市)



 

⓷⓸について
・ダムの水を空にして補修しても水源不足はおきない。なぜなら、
現在、10万t近い水源が有る。
例えば一番古い山の田ダムから取水できるのは最大6,300tで、
それが取水できなくても、水源は9万t以上有る。
近年の給水量は最大でも8万t弱だから十分賄える。

⓶について
異常渇水のためにダムを造るという考え方はおかしい。
そのような理由でのダム建設は国も認めていない。
通常渇水(10年に1度程度)に耐えられない状況かどうか判断すべき。
そこで、事前に示したグラフがこちら。



水道用ダム貯水率の推移で、これは県が記録し公開したグラフ。
4つの市と県全体の5つの貯水率が記録されている。
佐世保市は、雨の少ない時期に他より高い貯水率を記録している。
佐世保市が本当に水源不足なら、このような結果にはならないはず。
そのような貯水率を維持できているのは、「不安定水源」のおかげ。
雨の降らない時期、ダムからだけ取水していれば減る一方だが、不安定と言えども川が枯れることはめったにないので、そこから取水すれば、それだけダムの水が減るのを防げる。
それなのに佐世保市は、その権利を放棄して石木ダムを建設しようとしている。
私たち市民にとって、それは大きな損失である。
それがどんなに大切な水源であったのか後で気づいても、一度放棄したものは二度と得られない。

水源も水道管も今あるものを補修しながら大切に使い続けていく。
水も財源も無駄にしたくない。
それが私たち市民の願いです。
市民の声を行政に届け反映させるのが議員の皆さんの役目です。
ぜひ、しっかり受け止めてください。

とお願いしたんですけどねー
皆さん(永田委員以外)、ほとんど聞いてなかったようですねー
資料を用意しても、意味がなかったようです・・・
いつものことだけど、空しいな~

なんて弱気になってはいませんぞ。
いえ、少しなったけど、
元気な仲間のおかげで、気を取り直し、
これからも、しつこく訴えていこう~って気分で帰ってきました。(;^ω^)

石木ダムより漏水対策を!

佐世保市民が願っているのは石木ダムじゃない!

漏水対策です。

古くなった水道管等の更新・整備です。

それが市民の意識調査で明らかになりました!

調査を実施したのは佐世保市自身です。

この市民の声を、少なくとも議会は受け止めるべきです。

政策の見直しをお願いします!という請願を

明日、14日10時から、都市整備委員会でおこないます。

よかったら傍聴に行きませんか?誰でもできますよ~

傍聴希望者は、9:50に、

佐世保市役所3階の議会事務局前にお集まり下さい。

かわたな民報

みなさん、こんにちは。

石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。

11月の3連休終わっちゃいましたね…

あ〜、また今日から平日かぁ〜…とほほ…

みなさん、また今日から活動頑張りましょうね〜😭

さて、本日は川棚町議員の久保田かずえさんから町内の折込で届いた「かわたな民報」という新聞について書いてみたいと思います😌



これが、「かわたな民報」という、久保田さんが出している議会報告の新聞です。

この新聞に久保田さんが議会で石木ダム問題について町長に質問したことが掲載されていました!

そうそう、私たち地元の人間(川棚町民)は石木ダム問題について川棚町長がどんな風に考えているのかまぁだいたいわかっていますが、川棚町以外の人たちは多分全然わかっていないと思います。

というか、「川棚町長って何やってるの?何か活動しているの?石木ダムについて何もしてくれないの?」って疑問、不思議に思っている方は多いのではないかと思いますね😟

川棚町長にとって良いか悪いかは別として、以下に書き起こした質疑応答は全国の皆さんにとって「川棚町長が石木ダム問題についてどんな考えを持っているのか」よくわかっていただける内容になっていると思います。

まぁ、ちょっと、読んでみてくださいよ!

「石木ダム」地権者の声が届く町政を

【久保田かずえ町議】
県の予備調査から半世紀。川原(こうばる)地区の住民の方々は様々な分裂工作を受けながらも、一貫して暮らしと自然、先祖から受け継いだ大事な土地を守るためにたたかってきました。
8回もの工期変更をしても未だ本体着工にたどり着けていません。
川原の方々は、石木ダム建設が本当に必要な工事なのか知事に対して話し合いに応じるよう求めてきましたが、いまだ実現できない状況が続いています。
平成7年6月、町と採石業者3社の間において、公害防止協定が結ばれています。
協定書には大型トラックは午後6時半から午前7時までは通行できないと謳っています。
しかし今回、県は現場事務所設置のためや、大型重機の搬入のために深夜、町には一切の連絡もなしに大型車両を搬入しています。
このことについて町長の考えを尋ねます。

《補足》今年6月に長崎県が地元住民や川棚町にも事前の報告無しに付替道路工事のための現場事務所(プレハブ)や工事のための重機を深夜の時間帯に搬入した事件についての質問です。地元には採石場があって普段から大型トラックが行き来しているので、地元との間に大型車両が通行できる時間帯が決められています。


【川棚町長】
県道であったため、町への事前連絡は必要なかったと考えている。

【久保田かずえ町議】
県道のそばの住民は大型車輌の地響きで目が覚めています。
また、石木川の護岸を壊して大型車両が入っています。
それでも、県のものだからこのようなことをしてもよいとお思いでしょうか?

《補足》思うように工事が進められない長崎県が突如、石木川の護岸を地元への事前の説明もなしに破壊してそこから工事のための重機を搬入しようとした事件。


【川棚町長】
車輌の搬入については、あくまでも河川管理者の判断で、これに対して町が言える権限はないと理解している。

【久保田かずえ町議】
県のどのようなやり方についても何も言わない。事業認定の取り下げの裁判中でも何も言わないという町長の考えには、がっかりしました。
次に、石木ダム建設予定地の岩盤の安全性について尋ねます。

【川棚町長】
石木ダム建設の地盤評価は、ダム建設に支障がないと県から説明を受けている。

【久保田かずえ町議】
県が大丈夫というから大丈夫とおっしゃっている。
起業者が岩盤は不適切と言うはずがありません。
誰が町民の命と財産を守る立場に立ってくれるのでしょうか。
起業者の言う事をうのみにして、町民の命を守れると断言できますか。


【川棚町長】
石木ダムの事業については、土地収用法に基づく事業認定が告示されている。

【久保田町議】
佐世保市上下水道経営検討委員からも「当該事業に着手してから30年が経過し、事業が長期化していることから、どこかの時点で実現の可能性を判断し、場合によっては別の道をたどる必要がる」との意見もあったとしています。
また、地球温暖化により、各地で大雨による災害が起きています。
石木川の合流地点より、上に降るか下に降るかの予測もできません。
ダムがあっても役に立たないと思います。

【川棚町長】
想定される災害に対応していくことが行政の責任だと思う。

【久保田かずえ町議】
県はいろんな宣伝物を県民に配布しています。
川原の方々は、事業認定の取り消しを求めて裁判を進めているところです。
暑い日も寒い日も頑張ってたたかっておられます。
そこに、ダムマニアの人が書いたものを無神経に配布する。
裁判中の人たちにとって、こういうものを配るという事がどんなに心が傷むか考えられませんでしたか。
県の宣伝物は配布すべきではないと思います。

【川棚町長】
県民の理解促進のための情報発信されているものであり、県民の理解を深めるためには良かったと思っている。

【久保田かずえ町議】
町の復興に尽力された方たち、川原に嫁いで子どもを産み育てた女性たち、生まれてからずっと闘争の中にいる子どもたち、この人たちは川棚に住んで幸せといえるでしょうか。
早朝から夕方まで、日照りの暑い日も座っておられます。
この人たちは本当に毎日幸せでしょうか。
憲法で保障された権利をどうお考えですか。



 


【川棚町長】
憲法は尊重しなければならないと認識している。
抗議行動は地権者の皆様方、応援している皆様方が自主的にされていることで私がどうこう言える立場ではない。

【久保田かずえ町議】
ダム推進の理由に、佐世保市は既存のダムの更新や土砂浚渫のために石木ダムが必要と言っているが、浚渫工事が済めば石木ダムは必要ないと解釈できませんか。

【川棚町長】
佐世保市の利水に関して、私が答える立場ではない。

【久保田かずえ町議】
私たちの町の住民の土地が取り上げられようとしていることに対して、自分が考えることではないで済みますか。
知事に対して、地権者との話し合いに応じるよう働きかける考えはありませんか。

【川棚町長】
13世帯の地権者の皆様が静穏な環境の中で話し合いができる状況になれば、私が働きかけをするまでもなく、知事は地権者の皆様とお会いすると、思っています。

【久保田かずえ町議】
知事は、非公開で、生活に関する事や気持ちを聞くだけ、記録は認めない等そういう条件での話し合いには応じるとおっしゃっています。
こういう垣根を取り払って川原の方たちの声を聞いてほしいと、知事にぜひ働きかけてください。



以上が「かわたな民報」に掲載されていた石木ダム問題に関する質疑応答です。

さて、皆さんはこれを読んでどう感じられたでしょうか?

よかったらぜひ、コメントお寄せください☺️

今の川棚町議会は決して「開かれた議会」とは言えない状況です。

また、石木ダムについて質問すると圧力をかけられるのも当たり前だそうです。

このような圧力に対してもぜひみなさんに監視していただきたいです。

私個人として思うことは、川棚町長や町議会議員の皆さんには11/18(土)に開かれる石木ダムの学習会にはぜひ参加していただきたいです☺️

先ほどの質疑応答にもありましたように、長崎県からの石木ダムの情報が「県民の理解促進のための情報発信されているものであり、県民の理解を深めるためには良かったと思っている。」のであれば、ぜひ私たちの「石木ダムについて理解を深める」活動にも賛同し一緒に行動していただきたいですね。

私たちの学習会は、賛成や反対、わからない、どんな考え方の人でも自由に参加できますし、意見交換もできます!☺️

川棚町民の理解を深めるために、町民のこういった活動を支援するのが町の役割なんです。

それに、私たちが一ヶ月に一度開催している石木ダムの学習会では毎回、川棚町長や町議会議員の皆さんにも招待状をお送りしているそうです😮

これまで、何人かの議員さんは参加されていますが、町長の参加はありません😔

川棚町長は、自分の考えを多くの町民に広く発信する必要がありますので、そのための第一歩として、町民の草の根活動の学習会には最低限足を運ばれてはどうでしょう😌

今回の記事は長くなってしまい申し訳なかったですが、影の薄い川棚町長についての貴重な情報と思い、頑張って書きました!

頑張れ、わが町の代表者、川棚町長!

私たち川棚町民一人一人を守れるような人になってくださいね😓

石木ダム建設事務所長、佐世保市議会で近況報告

7月4日、佐世保市議会石木ダム建設促進特別委員会において、石木ダム事業に関する近況報告がおこなわれました。

まずはじめに水道局より「裁判の動向について」の説明があり、たいへんわかりやすくまとめられた資料も配布されました。



 

続いて、石木ダム建設事務所の有吉所長より、付替え県道工事についての詳しい説明がありました。
内容は大きく分けて2つ。工事の進捗状況現場の状況です。

<工事の進捗状況>

・6月20日に第2詰め所を設置した。その目的は工事現場に入りやすくするためと、将来、橋梁の工事をするための橋台をここに設置しなければならないので、その場所を確保するため。

・現在おこなっているのは切土と盛土の工事で、これが完成しないと次のステップに進めない。その進捗状況は1割にも満たない。

・橋梁工事は県道の付替えが終わらないとできないし、橋台を造るには川幅を狭めねばならないので梅雨の時期は難しい。今のところ、いつ発注できるかわからない。まずは盛土の工事を済ませたい。

<現場の状況>

そのように工事が遅れているのは現地での「妨害行為」が続いているからとして、何枚もの写真をスクリーンに映し出しながら、その行為の詳細をかなり丁寧に説明。

その後の委員からの質問も、それに関連するものばかり。

Q: 警察が入っても妨害を止められないのか?
A:警察は説得はするが排除はしない。踏み込んで説得する場合もあるし、そうでない場合もある。警察の立場もあるので、県としても警察と協議しながら対応している。警察による説得で、工事現場へ入って工事の邪魔をするなどの妨害はなくなったが、 入り口での立ちふさがりは、侵入罪とか暴行罪とか威力業務妨害とか、そういうものに当たるか曖昧で、なかなか止めることができないようだ。

Q: 職員さんへの安全対策は?                   A:自分の身を守ることと同時に相手に怪我をさせないよう指導している。
職員よりも心配なのは、慣れていない下請けの作業員で、業者の責任者と指導しながらやっている。
Q:進入禁止のセキュリティ対策は十分になされているのか?
A:ソーラーで稼働する防犯カメラや照明灯などを相当数設置しており、状況は事務所でもしっかり監視できている。
                                   聞いていて居たたまれない思いに…。
この場にいる方々は石木ダムの起業者と推進者ばかりなので、全くお気づきでないようだが、なぜ「妨害行為」(私たちは「抗議行動」だと思っていますが)がおきているのか、その原因を作っているのは、あなた方ですよ。
ダム建設の必要性を説明しない(説明できない?)あなた方が、今の状況を作り出しているのですよ。
 東京都議選前日、秋葉原で街頭応援演説していた安倍総理に辞めろコールが起きると、 聴衆を指差しながら「演説を邪魔するような行為を自民党は絶対にしない」「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と叫びましたが、それとよく似ていませんか?
国民の意思表示(森友学園や加計学園問題に関する説明責任を放棄し、共謀罪を強行採決してしまった総理への精一杯の抗議)を「演説妨害行為」と決めつけ、悪いのは「こんな人たち」であり許せない!と、自分を正当化し続ける安倍さん。
 あなた方も同じです。石木ダムの必要性についての説明責任を放棄し、工事を強行している。説明を求め続ける私たちの願いは無視して、決まったことだから住民が納得しなくても強行してもいいのだと。安倍さんと同じ権力者の驕りです。
 少なくとも、議員の皆さんにはそのことに気付いてほしい!と願うのは、佐世保市議会では叶わぬ夢なのでしょうか…
 

 

 

 

パタゴニア日本支社長、佐世保市議会で陳述 

今日、佐世保市議会石木ダム建設促進特別委員会での請願趣旨説明を傍聴しました。

石木ダムについて公開で議論する場を求める請願。

県議会で不採択となったあの請願。

佐世保市にも提出されていました。

そして今回は、WTK実行委員の一人である辻井隆行さんが趣旨説明をされました。

そう。あのパタゴニア日本支社長の辻井隆行氏。

自然保護を社是とするアウトドア衣料メーカー「パタゴニア」の辻井さんです。

佐世保ではかなり有名になっているかもしれません。ダム反対者として。

でも、それは少し誤解があるようです。

その誤解を解くためにも、あえて佐世保市議会で陳述しようと思われたのでしょうか。

 

その発言の全てをここでお伝えできないのが残念です。

議会傍聴者には録音録画が禁じられていますから。

私の読み辛いメモとおぼろげな記憶を駆使して、そのエッセンスをご紹介します。

 

*私たちはダムに反対しに来たのではありません。

*私はグローバル企業の一員として、世界や日本で、一度決められた事業が、多角的な議論によって方向を転換した結果、市民も、行政も幸せになり、より持続可能な地域発展に繋がった事例を学んできました。そのような経験から立場を超えたオープンで透明性のある議論が行われることを切に願っているのです。

*長崎県や佐世保市が説明を重ねてきたのは知っています。しかし、現実として石木ダムのことをよく知らない、わからないと思っている若い方々が多いのも事実です。

そして、同じような例として昨年の安保法案に関する話をされました。

*首相も与党議員も十分説明を尽くした。国民の理解も進んだ。と言っていましたが、新聞各社の世論調査では、大多数が議論は不十分と答えました。
朝日新聞74%、毎日新聞78%、読売新聞82%、日経新聞78%、共同通信81.6%

そうなんですよね。
当局は説明したと思っても、市民国民に伝わっていないことはよくある話!

*もし、佐世保市民に対する世論調査が実施され、8割、9割の方々が「説明は十分」「議論はしつくした」と答えられ、その上で「ダムが必要」と言うのであれば、それは佐世保市民が本当に望んでいることになるのだろうと思います。現時点ではどうでしょうか?

*事業者が「十分な説明をした」と認識されている一方で、「不十分だ」と感じている方が多いのはなぜか?その理由の1つは、お互いの話に耳を傾ける「対話」が行われてこなかったからだと思います。

そうですよね!
私自身の反省も含めて、私たちは互いに主張し合うばかりでした。
相手の話に耳を傾け、対話すること無しに合意形成は絶対に生まれません。

*石木ダムが作られるのか、作られないかに関わらず、今回の請願書が国民・県民・市民の願いとして正当に扱われ、賛成、中立、反対の立場を超えたオープンで公正な議論が深まる、そうした公開議論の場が実現することを切に願っております。

 

委員の皆さんは、ある種の緊張感を持って、時に頷き、時に真剣な眼差しで聴いていました。しかし、質疑はそれほど活発ではありませんでした。出された質問は2つだけ。

橋之口委員:請願事項で「公開の場で議論する」とありますが、これは佐世保市が設置して市民に呼びかけることを求めているのですか?

辻井さん:市がそういう場を設けて頂くのを願っていますが、民間もしくは市民サイドがそういう場を設定して、市の関係者もそこに参加して議論するという形でも良いと思います。

林委員:様々な立場の人が公開の場で議論をと求められたが、事業認定を含めこれまで様々な公開の場での説明議論等があり、その時の対象者は限られた人々ではなかったはずですが。今までの場ではそれが十分ではなかったということですか?

辻井さん:これまでそのような場を持たれてきたことは私も理解していますが、当時十代だった方が20代になり社会を担う立場になっています。知らなかった、知りたいという若い方々と私はこの2年間でたくさん出会いました。禍根が残らないよう、より多くの方が納得した形で物事が進められることが大事ではないかと考えています。

 

そして、30分の休憩後、委員会再開。討論の後採決となり、今回もと言うべきか…全会一致で請願は否決されました。反対の理由はこうでした。

 

市民クラブ:
これまで長い間、県と市は地権者や市民に対し説明や意見交換を重ね、その中で事業認定がなされた。地権者の理解が得られていないのは残念だが、県としても必要性は十分説明されてきたし、今後も県自らが?なされると思う。よって賛同できない。

緑政クラブ:
これまで長い時間をかけて様々な立場から議論されてきた。すでに議論は尽くされているので、あらためてやる必要は無い。

市政クラブ:
市民の何故に真摯に答えるのは事業者として当然のことだと思う。今後も真摯な対応をするよう市に申し添えたいと思う。ただ、市は県と共同で事業を進めるという立場なので、市が主体として呼びかけの場を設けるというのは適当ではない。信頼関係が無い中で市当局が主体となって話し合いの場を作っていくということはなかなか理解が得られないだろう。

自民党:
県は推進する立場で討論を進めてきた。いま老若男女で議論するのは望ましくない。県も度々説明の場をもってきた。県の立場を重視したい。平成6年渇水の時のような思いは絶対に後世にさせてはいけない。

公明党:
長い歳月をかけて議論されてきた経過があるし、今は法廷の場にも及んでいる。時間軸の中で安易に時を重ねることはできない。議論は大いに結構だが、公開の場に差し戻すというのは、これまでの経緯や法的手続きを軽視することになるので、不採択。

林(緑政クラブ補足):
緑成会としては請願が出されて以後、会派で議論を重ねてきた。また、辻井さんの説明を会派に持ち帰り、さらに議論した。その結果は永安委員の報告の通りだが、少し補足したい。賛成・中立・反対の立場での公開議論の場は当然必要。しかし、一定の時期を経て、この時期にあらためて公開の場での議論というのは、時期的に遅い状況になっている。

草津(自民党・個人的な意見):
時間軸を後ろに戻すわけにはいかないというのはわかるが、市当局が市民に対して情報発信を少し怠けていたということは認めざるを得ない。しかしこの委員会は石木ダム建設促進委員会。何回討論を重ねていけば新たな結論が導き出されるのか私には理解できない。

 

まとめてみると、反対理由はこういうことのようです。

①公開の場での議論は何度も重ねてきた。議論は尽くした。

②佐世保市は共同事業者であり、市が主体となって議論の場を呼びかけるのは適当ではない。

③信頼関係が無い中で市当局が主体となってやるのは難しい。

④今は法廷の場に及んでいる。議論を差し戻すのは、法的手続きを軽視することになる。

 

いずれも言い訳にしか聞こえません。やらなくていい言い訳探し。 

①については重々理解した上で、でも現実がそうではない、そう思っていない若い世代がたくさんいる、だから、もう一度やりませんか?禍根を残さないために。と辻井さんは言ってるのに、全然わかっていない。それともわからないふり?

②はヘンです。市民と市の水問題について話し合うのに、どうして県に遠慮するのでしょう?

③も言い訳になりません。市が主体でなくてもいいと辻井さんはおっしゃっていましたよ。民間とか市民団体が主催してもいいって。

④言い訳の常套句。隠れ蓑。逃げないでください。

 

結果はいつもと同じ、全会一致の不採択でしたが、特筆すべき嬉しいことがありました。
会派の意見とは別に個人的な見解を述べた委員が2人もいたこと。
特に草津委員の発言には驚きました。

市当局が市民に対して情報発信を少し怠けていたということは認めざるを得ない。

この委員会は石木ダム建設促進委員会。
 何回討論を重ねていけば新たな結論が導き出されるのか私には理解できない。

 

議員としての良心&苦悩?

辻井氏の真意が、きっと少しだけ届いたのでしょう。 

 

 

なぜ反対なの?「公開の場で議論」

石木ダム問題で県議会への請願はたぶん初めてのこと。

その請願の内容は「石木ダムについて公開の場で議論すること」。

賛成・中立・反対、様々な立場の人、様々な世代の人が議論する場を設けてください、というもの。

この請願には209筆の署名が添えられました。

石木ダム建設予定地「こうばる」で開催された音楽イベント『WTK』に参加した人たちが署名した請願です。

その『WTK』を企画制作したプロデューサーの谷川氏は、209名の思いを代弁するために、ご多忙ななか時間をやりくりして駆けつけてくださいました。

谷川氏の趣旨説明をお聴きください。 じゃなくて、お読みください。

 

石木ダムについて、賛成、中立、反対の立場での公開議論を求めます。
その理由について説明いたします。

一言でいうと、ダム建設の必要性がわからないでいる市民、県民が多くいらっしゃるようだ。ということです。そして色々な立場・お考えを持った方々のお話、それぞれの主張を聞いてもっともっとよく知りたいと考える方々が急速に増えています。私もその一人です。 

とりわけダム建設費用を負担していくことになる若者世代ほど理解が不十分である、それどころか建設の是非を考えたこともないというのが実情だと感じたため、あらゆる立場の方々が等しく参加した形で、透明性のある議論が開かれることが今まさに必要だと考えます。そういった活発な議論が生まれるきっかけになればと、気持ちを同じくしたミュージシャンやその他多くの有志の方々と共に、去る10/30 WTKというイベントをダム建設予定地にて開催するに至りました。 

申し遅れましたが、私は8才から13才まで佐世保市民でした。そして20歳までは長崎県民でした。現在も本籍は長崎です。ですが、この石木ダム問題に関心を寄せている理由は、長崎県民だったからというだけではありません。

大分県湯布院にて自ら営んでいた小売店を今年4月に発生した熊本地震により失いました。突如として大切な場所を奪われた自身の体験と、かけがえのない故郷を失われるかもしれない状況にあるこうばるの方々の思いとが重なって感じられたからです。 

私が体験した被災は、地震という形である時突然に起こりました。言うまでもなく抗いようもありません。ですが、こうばるの方々が奪われようとしているものは、佐世保市民や長崎県民の皆さんの判断如何によっては失われずに済むかもしれません。こうばるに流れる時間、人と自然が共生するそこにある営みは、日本の原風景と言っても過言ではありません。そんな貴重な原風景とも言える場所をダムの底に沈めてしまって本当に良いのか、その理解と議論が不十分であると感じた方々からの請願をここにお持ちいたしました。

イベントの準備、開催をする中で、石木ダム建設をよく知らなかった2つの異なる立場からの特に注目すべき声をご紹介します。

<今回のイベントに参加した、あるいは関心を寄せた佐世保市民・特に若い世代の声>

これまでダム建設は当たり前のことと捉えてきて特に問題とも感じでいなかったが、巨額のダム建設費を、今後自分たち若い世代の佐世保市民が負担していく以上、ダム建設の必要性を詳しく知りたい。仮にダム建設による「利水」「治水」の効果が期待できないとするならば、不要である望まないダム建設によって、誰かの大切な故郷を奪いたくなんてない。最も多かった声です。

<イベントに関心を寄せた長崎県外/国民視点の声>

こうばる地区という場所は長崎県だけのものではなく、日本の宝といっても過言ではない原風景のように思えます。だからこそ、そこが失われるかもしれないという問題は、長崎県の事業とはいえ、日本国民にも知る権利はあるはずだし、何より納得のいく建設根拠が、そこを故郷とする地権者や奪う側になるかもしれない佐世保市民にしっかりと示されることを望む。という声です。

こういった声の背景には、東日本大震災、熊本地震をはじめ、列島で起こった様々な大災害により、暮らしの根幹を突如として奪われた方々が、全国各地に数多くいらっしゃるということ。つまり、いま日本は「失われる」ということに大変敏感な時代に入っていることが挙げられると思います。日本のどこかで局地的に起こった痛みに対して、それを自分ごとと捉え、日本全体で寄り添い支援しようというこの素晴らしい波が、石木ダム建設にも注目をし始めています。

失うという体験は、それが愛する人の命であれ、かけがえのない故郷であれ、なんでもない日々の営みであれ、置き換えのきかない物事を失うという体験は、哀しみ、苦しみそのものであり、その後、生きていく希望を根こそぎ奪われるまさに失望であります。

石木ダム建設によって希望が生まれるのか、あるいは失望を生んでしまうのか。ダム建設の必要性がわからないでいる佐世保市民、知りたいと思っている長崎県民そして全国の方々に分かりやすく示していただきたいと思います。 

以上の理由から、石木ダム建設について、賛成、中立、反対の立場での公開議論を求めます。

WTK実行委員会
谷川 義行

 

この至極真っ当な請願に対して、委員たちは全会一致で否決。

不採択となりました。

なぜ?

主な理由
・石木ダムについては利水治水両面から既に議論が尽くされている。
・県も十分説明してきたし、国も賛成反対両方の意見を聞いた上で事業認定をした。
・さらに事業認定取り消し訴訟が進行中でもあり、司法の場で議論されている。
 
しかし、
・現実問題として、多くの市民県民が納得していない。疑問を持っている。
・だから、国も公共事業評価監視委員会も、県に説明努力を求めたはず。
・しかし、県はその付帯意見を忘れてしまった?or無視?
 
そんな県に対し、事業者としての説明責任を思い起こさせ、説明や議論の場を促すのが議会の役目だと思うのですが、長崎県議会は真逆でした。
 
委員Aは、
・佐世保市は度々水不足に陥っている。そういう事情を知って請願しているのか?
と請願者の無知を問い詰めるような口調。
(実情を知らなかったのは委員の方なのに…)
 
そこで、もう一人の請願者B(佐世保市民)は、
・佐世保市が水不足で苦しんでいたのは20年も前の事。
・平成6〜7年の大渇水から20年以上、断水は一度も起きていない。
・今夏の猛暑続きの時も佐世保市のダムの平均貯水率は80%を超えていた。
・ここ20年、佐世保市の一日最大給水量は2万トンも減っている。
・これからも人口減少でさらに水の使用量が減るだろう。
と佐世保市の実情を伝えたのですが、
 
それを無視して、委員Aは新たな質問を土木部に向けました。
河川課企画監には、利水面での必要性を語らせ、
河川課長には、これまでに説明を尽くしたということを具体的に語らせ、
土木部次長には、事業認定取り消し訴訟を口実に今は議論できないと語らせた。
 
こんなふうに行政と議会のシナリオに沿って審査は進み、
副委員長による反対討論の後、全会一致で不採択となったのです。

その結果は予想通りでしたが…県議会の有りようそのものには本当に驚きました。県議会では請願者の趣旨説明は議事録に載りません。
形としては休憩時間にするのだそうです。

委員長:請願者の趣旨説明を認めますか?
委員:異議無し
委員長:では休憩に入ります。請願者どうぞ。
請願者:発言
委員長:委員会を再開します。質疑に入ります。
委員:質問
委員長:休憩に入ります。請願者どうぞ。
請願者:発言(質問への回答)
委員長:委員会を再開します。

といった具合。
請願者の発言の度に「休憩に入ります」と宣言。
委員の発言の前に「再開します」と言わねばなりません。
こんな面倒なことをしてまで、請願者の発言を議事録から消したいのでしょうか?
それはなぜ?

また、もう1つ、こんなことがありました。
紹介議員のY県議が発言を求めたとき、委員長はいったん発言を許可したのに、すぐに「却下します」と訂正しました。
自民党のベテラン議員が首を横に振ったからです。
唖然としました。

11人の委員会の中に委員長の権限を無視した力関係があるように、
議会全体も、県庁全体も、ルールや正義よりも力関係が大事で、
それによって物事が決まっていくのでしょうか?

だとすれば、石木ダムも、誰かの大きな力が全てを決めている?
必要性だの住民の思いだのどうでもいい?

それが長崎県政の実態なのでしょうか。

調査が終われば効力は無い?

少し前の記事ですが、とても驚いたので書き留めておきます。

川棚町で2年ぶりに開かれた日曜議会。

その日の一般質問の中で、議員と町長との間でこんなやりとりが交わされていました。

 

この町長の答弁にはちょっとびっくりです。

ここの出て来た覚書とはこちらのこと。

昭和47年に交わされた、確かに古いものですが、

時の県知事と、川棚町の3つの郷の総代が署名押印した正式文書で、

立会人として当時の川棚町長も署名押印しています。

 

で、ここに書かれているのは、以下の4条で、特に第4条が大事なので赤い四角で囲んでみました。

 

「乙(長崎県)が調査の結果、建設の必要が生じたときは、改めて甲(3つの郷)と協議の上、書面による同意を受けた後着手するものとする」と書かれています。

つまり、これは、

まだ建設するって決めたわけじゃないんだよ。

建設する必要があるかどうか判断するために調査するんだよ。

で、調査した結果、建設すべきとなった場合は、ちゃんと皆さんと話し合って、

合意ができたら文書を作成して、きちんと手続きをふむよ。

それをしないで勝手に工事を始めるなんてことはしないから安心してね。

という意味でしょう?

だから、それなら調査してもいいですよ、ということで覚書を交わしたわけですよね?

 

なのに、この約束を反故にして、県は勝手にダム事業に着手した。

それを、この約束の場に立ち会った川棚町長も認めてしまった。

これじゃあ、何のための覚書だったの?

と、第三者でも納得できません。

 

しかし、現町長さんの答えは、

「調査をするために結んだもので、(調査を終えた)現時点で効力はないと考えている」でした。

 

えー!

それじゃあ詐欺同然、だまし討ち同然じゃないですか?

覚書の法的効力など知らない素人の私にはそう思えてしまうのですが、

違います?

 

まあ、私たち日本国民は約束事にはルーズな国民性ですからね〜

「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と憲法で謳っておきながら、

自衛隊の軍事力は世界で常にベストテン入りしています。

(調査機関によって9位とか4位とか評価が分かれているようですが)

一番憲法を守らなきゃいけない大臣や国会議員が平気で憲法を汚し傷つけているし…

 

そんな体質は認識した上で、それでも、やはり納得できない。

まるで、騙される方がバカなんだよ〜と言われてるみたい。

これでは、県民は知事を信用できない。

町民は町長を信用できない。

信頼の無いところに、未来はない。

だから、石木ダム問題も、いつまでたっても解決しないし、

溝は深まるばかりです…     

 

  

 

6回目の請願も全会一致で不採択

先月11日、県は未買収地の残り全て約9万㎡を裁決申請し、

県収用委員会は今月10日それを受理しました。

これで、ダム建設予定地に住んでいる川原13世帯の家々が全て強制収用の対象となりました。

 

1回目の裁決申請は4世帯の農地だけでしたが、

その時と同じように手続きは粛々と進められ、裁決が出て明け渡しを命じられるでしょう。

でも、農地の時と同じように、地権者の皆さんは誰一人として、それには応じないでしょう。

すると、どうなる?

行政代執行ですか?

柱にしがみついて抵抗する住民を引きはがして、ブルドーザーで家を潰してしまうのでしょうか。

それとも、先にコンクリートの堤防を築いて、徐々に水を溜めていき、

まるで生き埋めのように、全てが水の底に沈むのを待つのでしょうか。

そのような前代未聞の蛮行がこの長崎県で行われるのでしょうか?

佐世保市議会は、それを許すのでしょうか?

私たち佐世保市民は、私たちの水源確保のために川棚町民を犠牲にするなんて耐えられません。

この思いを議会に伝えるために、6月10日、請願を提出しました。

そして今日、その請願が委員会審議にかけられ、私たちは思いを込めて趣旨説明をおこないました。

 

請願文書を見て頂ければわかるように、今回は4団体による提出です。

4団体で訴えたことは、

・何が何でもダムを造らなければならないという根拠がわからないし、緊急性も感じない

・ダムよりも漏水対策にお金をかけるべき

・基本的人権と公共の福祉を天秤にかけた時、石木ダムによる公共の福祉が大きいとは思えない

・明け渡し裁決が出ても地権者はそこに住み続け、出ていく人は誰もいない

・石木ダムに関する新聞への投稿記事は、ほぼ100%反対の声ばかり

・議会は行政の代弁者ではなく市民の代弁者であるべき。市民県民の声に耳を傾けてほしい

・新聞の社説も、必要性の説明が不十分な状態で、強制収用という手法を取るのは許されないと断じている

などなど。

 

私たちの陳述が終わり、質疑の時間になりましたが、委員は誰一人手が上がりません。

仕方なく?(予定通り?)委員長は「暫時休憩し、11時から再開し結論を出す」と告げました。

 

そして再開。

各会派から反対討論が述べられ、予想通り、またも全会一致で不採択となりました。

 

これまでの反対理由はこうでした。

2012年(事業認定される前)〜事業認定申請したのは地権者との話し合いが目的である。現段階で強制収用について論ずべきではない。

2013年(事業認定されると)〜認定はされたが、県が裁決申請するかどうかはまだわからない。仮定の話には応じられない。

2014年(裁決申請に踏み切ると)〜事業認定は法に則って公正に行われたものであり、認定された以上手続きを前に進めるしかない。しかし話し合いの余地は十分残されている。

 

さて今回はどんな理由で私たちの請願に反対したのでしょう?

各会派から出された意見をまとめると、こういうものでした。

〇裁決後も任意交渉は続いている。これまでも任意交渉の中で合意を得てきたので、今後もそれに期待する。

断腸の思いで移転された54世帯の方々のことも考えなければならない。

〇県は生活再建や集団移転の斡旋など最大限の措置を予定しており、地権者の相談に応じると言っているので、地権者の方が路頭に迷うことはない。

石木ダムに代わる抜本的な水源対策がない中では、手続きを進めることはやむを得ない。

〇ダムの必要性に関する当局の説明は十分合理的である。

などというものでした。

 

やっぱり…委員の皆さんは行政の代弁者ですね。

任意交渉で合意できる人たちは既に土地を売って出て行かれました。残っているのはどうしても合意できない、今後も絶対に応じない人たち。だから期待してもダメ。

◎決断の際に苦渋の思いをされた方はふる里を愛していたから。そのふる里が残るなら、それは嬉しいはず。もしも可能なら、今の家を売ってまた戻ってくればいい。川原の皆さんはきっと歓迎してくれますよ!

◎県が話し合いたいのはいつもそれ。補償金や生活再建や移転先の話。その前に話すべきことがあるでしょ?なぜここにダムを造らなければならないかという原点の話。それを抜きにして補償金の話などしようとするから地権者との溝が深まるばかりってこと、わからないかな〜

◎石木ダムに代わる抜本的な水源対策など要りません。水は足りているのだから。もっと欲しいと思う人もいるかもしれないけど、欲を出せばキリがない。足るを知る生き方がこれからは大事なんじゃないかな〜

◎ダムの必要性に関する当局の説明は十分合理的である?!へぇー!!あの水需要予測が合理的だと思えるなんて、ずいぶん奇特な方もいるのですね〜失礼!当委員会の皆様は奇特な方々ばかりでしたよね。私たちのような凡人には理解できませんが・・・

 

そんなことを思いながら拝聴させて頂きました。

 

傍聴に来て下さった市民の皆様、佐世保市外からも駆けつけて下さった皆様、

お疲れ様でした。そして、

 

これからも諦めず、しつこく、しぶとく、請願を続けます。

一緒に頑張っていきましょう〜 

 

 

追記:翌日の新聞記事を添付しておきます。(長崎・朝日・西日本)