石木川の源流を訪ねて

朝起きてすぐ空を見上げました。

曇り…天気予報も雨の心配はないとのこと。

暑からず寒からず、散策するには絶好のお天気でホッ。

 

ところが…

朝10時、集合場所の駐車場は他のイベントの車でいっぱい!

急きょ別の場所へ移動し、ドタバタのスタートとなりました。

参加者は、川棚・佐世保・大村・長崎・有田から17人。

4台の車に分乗し、さあ、源流ツアーの始まり始まり・・・。

 

まずは、川棚川と石木川の合流地点で説明を受け、

石木ダム堤体建設予定地点で途中下車。

 

木場郷へ向かいます。

どのくらい前から、この景色があったのだろう。

あとどのくらい、この景色が見られるのだろう。

 

 

源流付近は道無き道。

枝をかき分け進みます。

水の音がして、枯れ葉を退けると、清水の小さな流れを発見。

 足元からも水がじんわり沁み出ていて、

シダの下の苔むした石の間からもチョロチョロと水が湧き出し・・・

ああ、これが源流なんですね。

虚空蔵山系の森に沁み込んだ雨水が、再び地表に顔を出し、

ジワジワがチョロチョロとなり、

チョロチョロが小さな流れとなって、

その流れが、やがて石木川になっていくのですね。

石木川も小さな小さな川だけど、その恵みは大きいものがあります。

 

この源流を生みだす森に感謝しつつ、

あらためて、石木川を守りたいと思った一日でした。

 

  虚空蔵山の山頂間近のところで、記念撮影。

 

佐々町散策

ここは佐世保市のお隣、佐々町の山の中。

素晴らしい遊歩道が続いています。

長い階段を上りきると・・・

佐々町の市街地が一望できます。

真下に流れるのが佐々川、右手が下流で湾曲して海に注いでいます。

中ほどに見える円錐形の山は、佐世保市の愛宕山。

 

正面にカメラを向けると、

小さな棚田や段々畑が見えます。

左手にカメラを向けると、

佐々川上流方面。

これから見学?に行くところです。

 

見晴らし台を降りて、市瀬川沿いに下る途中、素敵なスポットに遭遇!

ここは「ふれあいの森」と呼ばれる真竹谷広場で、今はしだれ桜の真っ盛り。

案内役のMさんに「そろそろ行きましょうか」と遠慮がちに声をかけられ、あわてて車へ。

 

佐々川に出て、神田市瀬橋あたりから南下することにしました。

ここから下流には、私たちが見たかった、頭首工と呼ばれるものが点在するからです。

 

頭首工(とうしゅこう)とは、用水の取水にかかわる一連の施設全般を指す言葉で、

用水路の「頭首」に存在する取水用の堰と用水の取り入れ口、魚道などを総括しています。

こちらは横手頭首工。

近くには「横手竣工記念碑」なるりっぱな石碑が建てられていました。

台座の部分には、この施設の詳細が金文字で刻み込まれています。 

施工主は「長崎県北振興局」で、この横手堰の型式は「ニューラバーダム」、

工費は1億400万円だったとのこと。

こちらは、本田原頭首工。

 

他にも同様の2つの頭首工や、東部かん排と呼ばれる大きな灌漑用水取水施設、

九電の相浦発電所への送水など、いくつもの取水施設が短い距離の中に点在しています。

こんなにたくさんの灌漑用取水施設が必要なのでしょうか?

 

昔と違って、耕作農地が減り、灌漑用水の需要は激減しています。

例えば、「東部かん排」には、23,400m3/日という水利権が与えられていますが、

近年ほとんど取水実績はありません。

渇水年だった平成19年度でも、取水されたのは、わずか11日。

最大でも4,560m3/日でした。

地元の方の話では、佐々町にはたくさんの溜め池があり、よほどの渇水でないかぎり

わざわざ下の佐々川からポンプアップして水をくみ上げる必要はないのでは?とのこと。

 

地図を見てみると、たしかにたくさんの溜め池が表示されています。

親切な地元の方が案内して下さいました。

ここは稗田溜池。けっこう大きいです。

すぐそばのポンプ室には流量計があり、神田、栗林、稗田の3地域に送られているのがわかりました。

こちらは鶏舎。

端から端まで、鶏がラッシュアワーの車内のようにすし詰め状態…

そこを通り過ぎて行くと、

また一つ、少し大きな溜池がありました。

 

このような池をあちこちに造って、先人たちはこの地で農を営んできたのですね。

その農地はだんだん宅地に変わり、あるいは耕作放棄地となり、田畑の面積は減る一方。

取水実績値の示す意味が十分実感できました。

 

案内して下さった地元のWさんと別れ、帰途へ。

途中、佐々町に存在するもう一つの貯水池に立ち寄りました。

ここは九州電力相浦発電所所有の貯水池です。

 

九電にも、佐々川から4800m3/日の水利権が認められていますが、

この自社保有のダムにより、取水量実績は灌漑用と同じようにたいへん少ない値です。

が、3・11以降、水力発電の需要も高まっていると思われ、

23年度がどのような実績だったのか、

またこれからどのような需要が予測されるのか、今後の情報に注目したいと思っています。

 

佐々町は緑も水も豊かな、美しい町でした。

 

3.14団結大会決議文

昨日お伝えした「第33回 3.14団結大会」の決議文は、文字が小さ過ぎました。

きっと読みづらかったと思います。

作成者から原稿を送って頂きましたので、横書きにして以下に貼り付けます。

どうぞ、じっくりお読みください。

 

 

              決  議  文

 

 今年度はいいことがいくつかあった。

 一つ、「おまえの面(つら)は見とうもなか」と嫌われた朝長佐世保市長も、
動けない日々が続いている。私たちにとって、今年の正月は静かで良か正月
だった。
 

 二つ、付け替え道路工事ストップ続く。山は動かなかった。おそらく長崎県は、
平成二十一年度の補助金を国へ返還することになろう。無駄な予算消化にな
らずよかった、よかった。
 

 三つ、川棚、佐世保に続いて県庁所在地の長崎市でも石木ダム反対の拳
(こぶし)があがった。「石木川の清流とホタルを守る市民の会」が八月二〇日
に設立された。そして大きな成果をあげようとしている。私たちの運動を側面
から支えてくれる頼もしい仲間である。
 

 四つ、「本当に必要?石木ダムはいらない全国集会」大成功。市民が少し
ずつ反対を表明しはじめた。石木ダム建設反対全国集会の盛り上がりは、
普段の活動が全国の仲間に「励ましと勇気」を与えたということだろう。
「心を籠(こ)めれば人は振り向いてくれる」ことを強く感じた一年だった。
 

 五つ、国の有識者会議が流会した。傍聴は当然の権利だ。国交省の思い
どおりにさせてはならないと、楔(くさび)を打ち込んで、いよいよ石木ダム反対
運動も全国区だ。

 

 思うに、今まで私たちの闘いは、県や国の動きに合わせて行動してきた。
それは、後手後手の運動であり行動であった。これでは、石木ダム推進の動
きがいつまでも止まらない。先手、先回りの知恵と行動が必要だ。
「策(さく)無き者は少兵にも負ける」歴史が伝える戒めである。
一人一人の力は小さいが、知恵と策で必ず勝てる。この一年余りの間に感じた
「本当は石木ダムはいらない」という世論の拡大に自信を持とう。石木ダムは
建設の必要がないのだ。私たちが犠牲になる必要は全くないのだ。

 「人口減少社会」が到来し、佐世保市の人口も確実に激減する。
今のままでも、水は十分足りることになる。しかも借金財政にあえぐ日本、特
に長崎県はダム建設どころではないはずだ。
 

 反対運動の輪は広がり続けている。この輪を更に強固なものにするのは、
「決してこの土地を渡さない、この地を離れない」という信念である。
全国の闘う仲間と共に住民無視の石木ダム建設計画にしぶとく抵抗していこう。

「石木ダム建設計画白紙撤回」、明るい明日に向かって

右決議する。       

          2012年3月11日

              石木ダム建設絶対反対同盟 第33回3.14団結大会

第33回 3・14団結大会

今日は33回目の「3・14団結大会」の日。

3月11日、あの大震災からちょうど一年。

追悼の黙祷から始まった今年の団結大会では、

多くの来賓者が挨拶の中で、原発事故のことに触れました。

 

ダムも原発も本質は全く同じ。

経済発展と公益の大義名分のもとに、地方の暮らしや自然を破壊する。

より多くの電気や水を供給して、より多く消費させようとする。

リスクも被害も地方に押し付ける。

ふるさとを奪われるのはイヤだと反対する地権者を、金の力で黙らせる。

しかし、その手には乗らぬと半世紀にわたって反対を貫き通してきたのが、ここの皆さん。

川原地区に住む13世帯の皆さん。

この強い絆の団結大会、なぜ「3.14大会」というのか?

私も不思議に思っていたら、地権者の一人、ほーちゃんという若い女性が、教えてくれました。

「3.14」とは円周率にちなんだもの。丸い円が強い絆を表しているそうです。

な〜るほど。

「3・14」と思ってましたが、「3.14」だったのですね。

 

今年の3.14大会は、大震災の日と重なって、参加者はいつもより少なめでしたが、

(毎年参加なさってた映画監督&絵本作家の大西暢夫さんも、今日は宮城県東松島市だし…)

それでも、参加者は元気、元気!

地権者も支援者も、明るい気分で熱気ムンムンでした。

そのわけは…この決議文をご覧いただければ、きっと納得!

 

 

この決議文に参加者一同、感動でした。

京都から急きょ駆けつけて下さった今本博健先生も、石木ダムは絶対造らせてはならない。

私は科学者の立場で、これからも石木ダム建設絶対反対同盟の皆さんを支援し続けます。

と、力強くおっしゃって下さいました。

 

今本先生のメッセージは、こちらです。

 

         石木ダム建設絶対反対同盟 第33回3.14団結大会に寄せて

 

 石木ダム建設絶対反対同盟・ふるさとを守る会の皆さん。

 そして、支援のためお集まりされている皆さん。

 

 また、この日がやってきましたね。

きっと、皆さんは「来年こそは石木ダムが中止されていて、これからをどうするかを楽しく

話し合う日になっていてほしい」との思いでお集まりになっているのだと思います。

 

 しかし、現実はあまりにも厳しいと言わざるを得ません。

すでに、長崎県は石木ダムの検証を終え、「建設継続が妥当」との結論を出しました。

今後の治水対策のあり方に関する有識者会議は、岩下さんご夫妻の傍聴を求める声に

屈して一度は流会としましたが、強引に追認しようとするでしょう。

 

 長崎県知事中村法道氏にお聞きしたい。

あなたは本当に石木ダムが必要と思っているのですか。

石木ダムの治水効果は小さいです。川棚川の改修によって同等以上の治水効果が得られます。

今後の水需要を考えると新規の利水開発は不要です。

あなたは自らこのことを検証しましたか。部下の説明を鵜呑みにしているのではないですか。

 

 佐世保市長朝長則男氏にお聞きしたい。

あなたは佐世保市の水需要が増えると本当に思っているのですか。

佐世保市の水需要はすでに減ってきています。これからも減り続けるでしょう。

石木ダムをつくれば不要な利水のために佐世保市民に多大の負担をかけることになります。

それでもあなたは石木ダム建設を本当に推進しようとするのですか。

 

 川棚町長山口文夫氏にお聞きしたい。

川棚町にとってなんのメリットもなく、町民である水没地区の住民に犠牲を強いるだけの

石木ダムに本当に賛成するのですか。

 

 今後の治水対策のあり方に関する有識者会議座長の中川博次氏にお聞きしたい。

ダムに頼らない治水に政策転換を実現するために、新たな治水理念の構築を目的として

設置された貴会議が、規約にも示されないダム検証の片棒を担ぎ、真摯に議論することなく、

ダム検証の結果を追認しています。学者として本当に恥ずかしくないですか。

 

 そして国土交通大臣前田武志氏にお聞きしたい。

全国で無駄なダムがつくられようとしていることに本当に良心の呵責を感じませんか。

かつて席を並べて学んだだけに悲しいです。

 

 私はこれからも石木ダム建設絶対反対同盟の皆さんを支援し続けます。

 

                            2012年3月11日

                                         京都大学名誉教授 今本博健

 

 

さて、今日は、「3.14大会」に先立って、午前中は、石木川の清掃活動を皆でやりました。

河原に落ちているゴミを拾い、枯れ枝などを燃やし…

こちらでは男性二人が、しゃがみこんで草取りかな?

石木川も石木川のほとりも、もっともっときれいにしたい…

石木川は僕らの住む川原のシンボルだから。

「WE LOVE KOUBARU」と書かれた背中が、そう語っているようでした。

 

 

赤嶺調査団 川原へ

立って話している方が、国会議員(共産党衆議院議員)の赤嶺政賢さんです。

石木ダム問題の調査のために今日川原を訪れ、現地視察&地元の人々と懇談しました。

 

赤嶺さんは沖縄選出の方です。

先ほど団結小屋を見せて頂きましたが、沖縄にも団結小屋はたくさんあります。

米軍基地を造らせないためにです。

その最前線にいるのが、おじい・おばあです。

おばあたちは毎日集まって、お茶を飲みながら頑張っています。

あら・・こことそっくり!

国会議員の9割が米軍基地を沖縄に造ることに賛成しています。

しかし、辺野古も高江も15年も闘っています。

杭1本打たせていない。

地元の住民が団結して立ちあがったら、政府も県も簡単に手を出すことはできないのです。

私は、無条件に皆さんを応援していきたい。

と、おっしゃいました。

やはり、悪政に翻弄されてきた者同士、理解も共感も深いものがあるのでしょうか。

また、赤嶺さんは、沖縄よりもここの戦いは「負けない戦いができるはずだ」と言いました。

なぜなら、去年の「cop10」で、政府は世界に向けて宣言したのです。

日本には世界に誇れる『里山』という自然環境がある。

人々の暮らしと自然が密接に関わっている『里山』を、日本政府は守っていくと、

それを国家戦略として位置づけたのです。

ここ川原は、まさに、国が守るべきその里山ではありませんか。

 

みんな真剣に耳を傾けています。

 

地権者の皆さんからもいろんな声があがりました。

* 私たちは嫁ですから、あちこちから嫁いできました。

でも、ここに住んでここの素晴らしさは余所にはありません。

夫婦喧嘩をしても隣には聞こえません。(みんな大笑い)

何をやっても楽しい。

でも、闘いは苦しいです。

50年ですよ。やおいかんです。

一人ひとりが命をかけて闘ってます。

私たちは白紙撤回目指して死ぬまで闘います。

 

* 私たちはずっとここに住み続けています。

長崎県知事は4代変わりましたが、私たちはずっと変わりません。

子どもたちも親から言われたわけではないのに、自然と闘いに加わっていきます。

私たちは闘い続けますから、国の方をなんとか動かして下さい。

国が予算をつけなければ、県は造れないのですから。

 

* みんな50年と簡単に口にしますが、これはすごいことですよ。

人生のほとんどです。

こんなに長い間、国民を、住民を、苦しめていいんですか?

 

おばあちゃんたちも声をあげます。

* 今日お話を聴いて、なんか光が差してきたような気がします。

苦しんできた胸の内が和らいできたような気がします。

 

S子さんが「今話した人は90歳ですよ」と言うと、みんなオー!と驚きの声を発し、

再びS子さん、「すごかでしょう?ここの水を飲めば、こがん若くなるんですよー

いつも座を明るく盛り上げるS子さんです。

 

* 私も85歳です。うちは4代で頑張っています。

ひ孫のためにも、これからも頑張って闘っていきます。

 

事業認定や強制収用の話が地権者から出てきたので、赤嶺議員はそれに応えて言いました。

国民の持っている権利の中で、生存権と並んで重いのは、

日本のような資本主義社会においては、私有財産を守る権利です。

ここのように、住んでいる人全員が反対している、

しかも造ろうとしているダムには治水でも利水でも便益がない、

こんなケースで強制収用を実施するのは、容易なことではありません。

県が手続きを取ったとしても、反撃はできます。

 

支援者としての発言を求められ、

私たちは佐世保市民として、

佐世保のために川原の人々の暮らしと自然を壊すことは、許せません。

佐世保は、石木ダムがなくても今までやってこれたのです。

現在佐世保の水は足りているし、これからはますます需要は減っていくでしょう。

県は事実を誤魔化し、ムダな公共事業をしようとしています。

公共事業チェック議員の会の活躍とご協力を期待します。

などと訴えました。

 

司会の山下市議が、そろそろ時間ですが、最後に伝えたいことがあったらどうぞ・・・と言われ、

地権者のお一人が手をあげました。

ここは戦時中に海軍工廠ができて、住民は強制移転させられたとです。

終戦になって戻ってきて、新たに家を建て、コンクリートで固められた半地下をつるはしで壊し、

やっと元の農地に戻した。

そこをまた強制収用するなら2回目となるんです。

  

国や県の都合で、2回も土地を強制収用する?

そんなこと、できっこない!有り得ないですよね?

つい今しがた、現職国会議員が言ったばかりです。


国民の持っている権利の中で、生存権と並んで重いのは、

日本のような資本主義社会においては、私有財産を守る権利です。

これが本当なら、そしてこの権利を守る意思が国にあるのなら、絶対できないはずです!

 

                                            

これでいいのか!長崎県

昨日お知らせしたシンポジウムに参加してきました。

感想としては、まさに「これでいいのか!」でした。

 

県内の4大懸案問題(諫早湾開門、県庁舎移転、新幹線、石木ダム)、

そして、今年、日本の最重要課題となった原発問題についてのシンポジウムだというのに、

参加者は多いとは言えず、また若い人も見受けられませんでした。

長崎市の若者よ、これでいいのか!

 

新幹線と県庁舎問題を語って下さったのは、前長崎市議会議員の中村すみ代さん。

諫早-長崎間の新規着工の見通し、フリーゲージトレインの開発について、

新庁舎予定地の津波・液状化問題など、いろいろな現状報告がありましたが、

一番驚いたのは財源、税収の問題でした。

県税は平成19年度から下降の一途。

19年度の1213億円から下がり続けて、22年度は929億円でした。

なんと284億円、23.4%もダウン!

地方交付税は17年度から下がり続けています。

6年前2357億円だったのが、昨年度は2069億円。

こちらは288億円、12.2%のダウンです。

 

こんなひどい状況だったとは・・・それでもまだムダな公共事業を続ける?

長崎県民よ、これでいいのか!

 

諫早湾開門について語って下さったのは、雲仙市議会議員で漁師の小畑吉時さん。

難しい話は一切無しで、ご自身の生い立ちやご家族のことも交えながら、

漁師としての海への熱い思いを涙ながらに話されました。

タイラギ・アサリが全く取れなくなった。

回遊魚が来なくなった。

「なのに、どうして、長崎の漁民の方は他県のように団結して開門要求しないのですか?」

と懇親会の席で尋ねたら、

「それは金ですよ。金をもらったら何も言えません。

陰で私に、よう言うてくれた、もっと言ってくれ、と言います」とのこと。

長崎の海の男たちよ、これでいいのか!

 

新上五島町議の歌野礼さんは、若いけど、たいへんしっかりしたお話をされました。

ご両親と共に反原発活動をなさっているのは知ってましたが、

まず離島振興法の話から入って、離島の現実を語られました。

その現実がもたらす人材流失、人口減少。

そこにつけ込んで、嫌われる施設(ゴミ処理場や原発など)が持ち込まれやすい。

その例として祝島の話と、そこで頑張ってる島民の話など。

 

長崎は日本で一番島が多い県なのに、離島のこと何も考えてなかった私よ、これでいいのか!

と反省しました。

 

石木ダムのことも、私なりに精一杯伝えたつもりですが、

短時間で話せることには限りがあります。

そこで、全国集会の時の資料を持参していましたので、

「もっと詳しく知りたい方は是非こちらを読んで下さい。1部200円です」と宣伝。

予想に反して、ほとんどの方が買って下さいました。

 

会場に集まった方は少なかったけど、

あの方たちから、少しずつ情報が広がっていくことを期待します。

石木ダムのことも、原発のことも、新幹線や県庁舎のことも、諫早湾のことも。

 

これでいいわけがない長崎県を、変えるのは私たち一人ひとり、ですよね  

 

ここは残さんば・・・

たった二日間でしたが、「石木川流域の写真と絵画展」大成功でした。

14日は、一日中雨だったのに、13日以上の来場者がありました。

テレビや新聞で報道して頂いたおかげですね。

清流の美しさに釘づけになる人、

里山の風景に見入る人、

絵画をじっくり眺める人・・・

それぞれが楽しんで下さったようです。

 この元気な魚や虫たちの絵を描いたのは、

この元気な少年です。

いつも自宅前の石木川で遊んでいます。

川は公園であり学校でもあるようです。

いいえ、石木川は彼の友だちなのかもしれません。

 

こんな写真を見ながら、多くの人たちがつぶやきます。

「よかとこやね〜」

「まだこんなとこが残っとっとね〜」

「ここは残さんばね〜」

 

でしょう〜?

ですよね〜 

 

 

心に杭は打たせない!

9月23日、真っ青な秋空の下を、私たちは朝から車で長与町へ。

「2011長崎のうたごえ演奏交流会」に出場するためです。

 

 

昨年に続き2度目の出演。

今回歌ったのは「心に杭は打たせない」

1982年の強制測量を歌で表現しました。

機動隊導入という強権を発動されても、ふる里を守ろうとした住民の思い、

その団結、その誓いが今も脈々と生きている川原の人々の絆。

 

それを伝えたくて、歌いました。

「命をかけてふる里を守り抜く」と断言する人々の心が、

少しでも伝わりますように・・・

 

 

抗議と申し入れ

昨日(8月22日)、私たち4団体(地権者と、まもり隊、清流の会、水問題の会)は、県庁へ行き、

石木ダム建設事業の継続方針決定に対する抗議と、事業断念を求める申し入れをおこないました。

 

申し入れた相手は、もちろんこの決定をした中村知事ですが、

知事が出てくるはずもなく、対応したのは河川課長N氏で、私たちの申し入れを、

必ず知事に伝えると約束しました。

 

地権者の一人のSさんは言いました。

「知事が話を聴きたいと言うから、私たちは一生懸命伝えた。

でも、それに知事は何も応えず、事業継続という結果を出してしまった。

私たちへの答えはどうなってるのか」

 

知事の誠実な回答を私たちは待っています!

 

抗議と申し入れの全文を掲載します。

 


                                     2011年8月22日
長崎県知事 中村 法道 様
 
石木ダム建設絶対反対同盟
石木川の清流を守り川棚川の治水を考える町民の会
水問題を考える市民の会
石木川まもり隊
 
 
   石木ダム建設事業「継続方針決定」に対する抗議と、「事業断念」を求める申し入れ
 
 
拝啓
 貴方は、去る7月26日の記者会見において、石木ダム建設事業について、「県として事業継続の方針を決定したことを国(国交省)へ報告する」旨を表明されました。

                         (1)
 私たちは、県の方針検討の過程で、その都度、意見を提出してきました。
今回の「事業継続」方針の表明に際し、私たちは、その方針検討の過程に、大きな欠陥があることをあらためて指摘します。
 先ず、「検討の場」での審議です。私たちは、石木ダム建設事業計画を分析して、専門家の助言も得て、「市民による石木ダムの検証結果」を提出しました。
ここには、川棚川の治水にも、佐世保市の利水にも、石木ダム建設は必要でないことを、根拠を示して指摘しています。
 「地権者との意見交換の場」で、私たちは、「検証結果」を詳しく説明しました。また、地権者は、ダム計画による様々な苦しみを切々と訴えました。
 「検討の場」の審議は、これらの根本的な問題を検討しないままに、「事業継続」の結論を出しました。
 次に、「県公共事業評価監視委員会」の審議です。ここにも、私たちの「検証結果」を提出しました。これをふまえて、委員から、新しい資料の要求や問題指摘がありましたが、それを無視して、「事業継続」の結論が強行されました。
 貴方は、佐世保市議会が「石木ダム建設促進に関する意見書」を可決したこと、県議会が「石木ダム建設促進に関する決議」を可決したこと、これらを記者会見で強調されました。
 しかし、佐世保市議会での「意見書案」の審議で、これを厳しく批判する反対意見が述べられたことをご存知でしょうか。県議会での「決議案」の審議で、これを厳しく批判する反対意見は、お聞きになられたはずです。
 私たちは、この反対意見の中にこそ、正義と道理があると確信します。
数の多寡に惑わされず、道理ある正論を見抜くことが、指導者の資質として必要です。
 佐世保市には、「石木ダム建設促進佐世保市民の会」という団体があります。
石木ダム建設促進のキャンペーン活動を行なっています。佐世保市長などは、この団体の活動を根拠にして、「石木ダム建設促進は市民の願い」だと主張しています。しかし、この団体の運営資金は、100%が佐世保市からの補助金であることをご存知でしょうか。この団体と佐世保市が共催して平成21年1月27日に開催した「石木ダム建設促進市民決起集会」は、2千人が集まったと宣伝されました。しかし、この集会に、市の職員が勤務時間中にも拘わらず  多数動員されたことをご存知でしょうか。貴方の真実を見る目が、「偽装された世論」のために曇ることがないよう望みます。
 以上の理由により、貴方が、石木ダム建設事業について「継続の方針」を決定したことに抗議します。
                        (2)
 次に、県の方針決定を受けて、国も「事業継続」を決定した場合に、生じるであろう事態について、貴方は、どのように想定されていますか。
 絶対反対同盟に結集した地権者の意思は強固です。それは自らの居住権、財産権を守るという何人も侵すことのできない基本的人権に基づくものです。
そして、石木ダム自体が不要であるとの確信に裏付けられ、その意思は益々強固です。
 ダム建設用地を取得するためには、強制収用の道しかありません。
それに対して、地権者は頑強に抵抗します。それでも強制収用を執行するためには、強権発動が伴います。そうなると流血の事態も想定されます。
そういう事態でも、貴方は、ダム建設を強行する覚悟がありますか。
いまの時代、強権政治は通用しません。世界的にも、強権政治家は国民によって辞任させられています。また、国民から訴追される事例も少なくありません。
 貴方は、政策を実現して政治家として名声を挙げたいという願望をお持ち かもしれません。しかし、誤った政策は、一時的には実現したとしても必ず破綻することは歴史の教えるところです。その際、名声は地に墜ちます。
 誤りを指摘されながら強行した政策の破綻は、国民に深刻な被害を与えます。いま私たちが体験している原子力発電所事故の被害はその何よりの教訓です。
 
 私たちは、貴方が「石木ダム建設からの撤退」を決断されることこそ、英明で勇気ある政治家としての名声を世に挙げる道であると考えます。
 私たちは、貴方が、国への「事業継続報告」を撤回すること、そして県公共事業評価監視委員会へ、先の審議で求められた資料を提出して、指摘された問題を検討するために審議の見直しを委嘱することなど、石木ダム建設事業から撤退する道を進まれるよう提言します。貴方の熟慮を求めます。
                                                     敬具
 

水の日パネル展

いよいよ開幕「水の日」パネル展。

準備期間が足りなくて、ドタバタではありましたが…

なんとか予定の12:00オープンに間に合いました。

 

『水の惑星』と呼ばれる地球だけれど、

私たちが利用できる淡水は、全体の0.01%しかない!!!

という驚きの事実から始まって…

などなど、水に関する世界と日本の現状を紹介。

皆さん、立ち止まって真剣に見て下さっています。

 

こちらが見て下さっているのは、ダムに関する問題点です。

 

そして、ダムの欠点を知っても、まだなおダムが必要なのか?

石木ダムが必要なのか?

考えてほしい。

その一番わかりやすい材料として、

いま佐世保地区で使用している水の一日の平均量のグラフを提示。

こんなデタラメナ予測でムダなダムを造ろうとしている場所を知っていますか?

その川の姿を見たことがありますか?

こんなに素晴らしい豊かな風景が広がっています!

テレビカメラマンも注目です。

私って写真の素質があったのかしら?と、ちょっとハナ高々…

 

今日はテレビ局が2社も来て、熱心に撮影、取材してくれました。

通りかかった市民も、足を止め、

中には、1枚1枚の資料や表のパネルをじっくり見つめる方もいて、

その割合は今までになく、多かったように感じました。

 

 

明日、8月2日は9時〜22時。

8月3日は、9時〜午後6時までやっています。

お近くの方、お時間のある方は、アルカスの交流スクエアに是非どうぞ〜