みんなの声を裁判所へ

こんにちは。

2021年10月21日(木)は長崎県石木ダム工事差止訴訟控訴審の判決日です。

私たちは、現在、「裁判所にみんなの声を届けよう!」というハガキ運動をやっています。



書き方はとても簡単。

おもて面に自分の住所と名前を書きます。

ハガキの裏面に一言メッセージを添えて63円切手を貼って投函します。

私はとてもストレートに書きました。



私は、石木ダム予定地の中に暮らすイラストレーターです。

39年、ここで暮らしています。

病気のため、自宅を離れられません。

工事の音がうるさくて自殺しそうです。

わたしを殺さないでください。

この言葉をみんなにも伝えようと思います。




このハガキ運動に参加したい人おられましたら、

データをメールで添付して送ります。

ご希望の方は、石木ダム訴訟原告団事務局

ishiki-hotaru@buz.bbiq.jp

までご連絡ください。


こうばるほずみ

水道復旧しました!


こんな感じで、こうばる広場に置いてあるダンボールを開けて、水を入れるビニル袋を取り出し、


せっせと給水車から水をもらうほずみたち…


そんな大変だった5日間ですが、8/18の午後5時45分、水道が無事に復旧しました!!

みなさん、ご心配おかけしました。

おかげさまでなんとか危機を一つ乗り越えました。

8/19(木)、こうばる地区は久々に良い天気。

大雨の後片付けが始まりました。


ちょっと心配なのは田んぼの水路が詰まっていて水が流れてこないこと。


復旧作業が急がれます。


今日の石木川は数日前の大雨が嘘のように清流、穏やかな流れです。

耕作放棄地の草刈りも続きをやりました!


少しずつですが進んでいます。

しかし、イノシシよけの電気柵の電線を間違ってノコギリガマで切ってしまった。。

父に失敗した時の改善策を聞いてみます。

外は暑かったですけど、猛烈な暑さの峠は越えたのでしょうか?

室内は最高28度でした。

明日は、コロナワクチン1回目の接種日です。

どうなるかわからないので、用心して過ごします。


こうばるほずみ

石木ダム工事用の仮設橋が崩壊

こんにちは。

facebookもようやく復帰し、Twitterでも発信を続けております。

Twitterでは、ダムに関してさまざまなつぶやきが見受けられますが、



「大戸川ダムや石木ダムを作るお金があれば、もっと他にやれることがたくさんある。」

ほんとですよね〜

こちらの方は、こんなつぶやきを。



そう、おっしゃる通りです、治水には優先順位があります。

今回、石木川流域で1,000ミリを超える猛烈な雨が降りましたが、本流の川棚川は氾濫しませんでした。

現場に人が住んでいて行政への説明責任に疑問を呈しているという状況の中、石木ダムを強引に作ることが、川棚川の治水の優先順位、ホントに一番!「長崎県の最重要課題」なのでしょうか?



さて、ここで箸休め。

イノシシが泳いで石木川を渡っていました。

2021年8月15日撮影。

8/11から15くらいまで降り続いた大雨により、長崎県が付け替え道路を強行するために勝手に石木川の護岸を破壊して作った仮設橋が崩壊しました。

撮影現場は、石木ダム本体工事に向けて作った仮設橋。

…があったのですが、跡形も無くなってしまいました。

ちょうどその仮設橋があった地点をイノシシが泳いで渡っていました。



あ!

ここで朗報です。

水道管無事に復旧しました!

よかったよかった。


こうばるほずみ

岩屋川沿いの町道 崩壊!

今夜9時前のNHKローカルニュースの映像です。https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210814/5030012361.htmlここは、いつも抗議行動の現場に行くときに通る道。午後、こうばるの方から「水流で護岸がえぐられ、道路が通れなくなった」と聞いてはいましたが、こんなに大きく崩れていたとは・・・。

左の川は、石木川の支流の岩屋川です。小川のような石木川よりさらに細くて小さな岩屋川。その川がアスファルトの道路を破壊するとは!増水した川の威力をあらためて思い知らされました。

この道路の下を通っていたのでしょうか?水道管も破損し、9世帯で断水となっているそうです。一日も早い復旧が待たれます。

中には、ここはダム水没予定地なので、復旧工事は後回しにされるんじゃないか・・といった不安の声もきかれますが、そのようなことはあってはならないし、あるはずないと信じています。

それにしても、今回の雨は長い!予報では、来週もほとんど傘マーク。明日夜までに、まだ200mmも降る可能性があるようです。

総雨量(降り始めからの雨量の合計)は、県内では雲仙岳が最高で917mmとのこと。

ん?まてよ?たしか虚空蔵はもっと多かったのでは?

NAKSS(長崎県河川砂防情報システム)によると、観測局「虚空蔵」(川棚町木場郷=こうばる地区の隣で石木川上流地点)のデータは、14日18時の時点で、1027mmを示しています。



 

このグラフの下の部分をご覧ください。



この降り始めがいつなのかというと、11日の朝の6時からです。3日と12時間で1000mmを越していたんですね。

ちなみに13日10時の時点では409mmで、



14日10時の時点では985mmだったので、




985-409=576     つまり、24時間雨量(1日で降った雨)は576mmも!

石木川の上流でこんなに降っても、石木川も川棚川も氾濫していません。

やはり、石木ダムは必要無し!ですよね。

81歳映画人から中村知事への手紙

「水の映像フォーラム」代表で、映画「悠久よりの愛~脱ダム新時代」を制作された矢間秀次郎さん(81歳)が、中村法道長崎県知事に手紙を送られました。この映画のDVDを同封して。

そのお知らせをご本人からいただきましたので、ご了解を得て、ここに転載させていただきます。


2021年7月22日

長崎県知事 中村 法道 様

           水の映像フォーラム代表 矢間 秀次郎

 

暑中お見舞い申し上げます。

貴職におかれましては、コロナ禍の下、長崎県民の安全・安心を確保し、県政の健全な運営にご尽力くださり、感謝にたえません。

このたび、唐突で失礼とは存じますが、お手紙に添え新作映画『悠久よりの愛~脱ダム新時代』DVD(別添「パンフレット」参照)をさしあげたのは、貴職にご高覧いただければとの祈りからであります。

齢81老残の映画人ながら日本のダム問題に47年間取り組み、「石木ダム開発問題」にも関心を寄せ、繰り返し現場に赴きました。貴県が未来に向け、より明るい豊かな展望を拓けるかどうかを問う“県政のアキレス腱”ともいうべき21世紀の課題ではないでしょうか。

このまま万一にも強制収用を貫徹すれば、「伝家の鉈」を振って「返り血も浴びる」(嘉田由紀子参議院議員)汚名を歴史に刻むことになりかねません。

あの「長崎の鐘」がひびく世界に向けて、「石木ダム開発問題」を平和で円満な解決の道標(一助)になればと、製作した映画であります。日本の戦後史で地域住民と話し合い、ダム開発計画を白紙撤回した実例は、吉野川・小歩危ダム(ローカル紙「徳島新聞」の偉業)、鵡川・赤岩ダムなど11例(建設中止は298ヵ所ありますがダミー)もあります。

本映画では京都「鴨川ダム」&気仙沼「新月ダム」を収録してございます。小生が現場に足を運び、地域経済界の背景や「中止決断」の経緯が詳らかで、生の「証言」が得られたからにほかなりません。すでに本映画を世界に発信し、国内劇場でロードショーが内定しております。

危機の時代の「羅針盤」として、SDGSや人新世がかまびすしい昨今、今様の硬直した行政運営を打破して次世代に希望を与えられる貴職のご英断を期待してやみません。ご自愛専一を念じつつ。                  以上


中村知事、見てくれたかな~

まだなら、お盆休みにでもぜひ見てくださいね~

「危機の時代の羅針盤」となりますように・・・

 

 

こうばるの雨音



石木ダム水没予定地は本日雨。

こうばる地区には良い雨が降っています。

石木川も少しずつ太ってきました。

佐世保市のダム貯水率も90%を超えるでしょう。

なんせ、佐世保市は90%を切ったら渇水対策本部設置に前のめり気分ですから!

ところで、わたしの家の裏庭から雨の音と石木川から引いた水の音を聴いてください。



雨の音、川の音に癒されます。


こうばるほずみ

水没予定地に残る戦争遺構



石木ダム建設予定地、今日は少し晴れたり曇ったり。

成果が出やすい場所の草刈りを。

Before…



After!!!



この畑は太平洋戦争末期に川棚海軍工廠の疎開先で一度強制収用された場所。



壁が未だにコンクリートでガッチリ固められており、バッチリ戦争遺構として残っている。

でも、川棚町はこの場所を遺構から外している。


理由は、ご存じの通り。

ここは石木ダム建設予定地で、

ご当地川棚町の町長は過去に石木ダム推進団体の会長を務めていたほど実は人気のない人だからです。

ちなみに山口文夫町長が住んでいる三越(みつごえ)地区にある戦争遺構の魚雷発射試験場跡地は竹灯籠祭りを
市民の有志で始めて長崎県の今月の広報にも取り上げられている。






今月2021年8月号の長崎県広報の特集は川棚町だけれど、

この中に30年以上つづく「こうばるほたる祭り」や、

ゲンジボタルの乱舞スポット、

清流石木川のシーボルトコレクションについては一切触れられていない。


まるで石木(こうばる地区)だけを除外するかのように。


ここはひとつ、

長崎県広報課096-824-1111
FAX095-829-1115


まで抗議の電話・FAXをみなさんご協力よろしくお願いします!


こうばるほずみ

2021年8月9日の11時2分

本日はまず、雨の片付けから。

田んぼの水路を塞いでいた大量の落ち葉を除去。

池の排水路を塞いでいた落ち葉も除去。

今日は涼しい石木です。

そして、耕作放棄地の草刈りを。
自然に生やしているレモングラスの周りも草がぼうぼう。

軽くカマで刈ってから周辺も電気草刈機を使って草刈り。

今年の11時2分はこの作業中に迎えました。
防災放送のサイレンに合わせて黙祷。

石木ダムの耕作放棄地は広大。
家の周辺を地道に草刈りするほずみ。


長崎県はダムの285億円の建設費用の中に50年間、耕作放棄地を管理する費用を計上しているんですよね。
でも、実際には何もせずに放置しています。
これって、違反ですよね?

長崎県にみなさん抗議の電話・FAXをよろしくお願いします。

長崎県知事 中村法道
長崎県土木部河川課
電話 095-824-1111(代表)

長崎県石木ダム建設事務所 電話0956-82-5109
ファクシミリ 0956-83-2944

こうばるの山に入る

ご無沙汰しています。

石木ダム湖の中に住んでいるイラストレーターのこうばるほずみです。

しばらくうつ状態でお休みしていましたが、そろそろ活動を再開します。

絵も描いていますが、外での作業もぼちぼちやっています。



これ何かわかりますか?

神様にお供えする榊(サカキ)です。

夏は枯れやすい…

サカキって家の裏山に生えていて、取りに行くのが大変なんです。

でも行くしかない。

山に人が入らなくなって、山が荒れているからね。



白のつなぎを着て完全防備で、カマとハサミを持って出かけます。



裏山への道は険しい。

出前は草刈機で刈ってありますが、



奥へ入っていくともう草ぼうぼう…



カマで適当にカットして、一応通れるように。

それでここからがまた大変めんどくさい。

これ。



イノシシ柵!

これをこじ開けて裏山に登っていくのです。

だからめんどくさくなって、人が入らないもんだから山がどんどん荒れるわけです。



ヒモでしばっているので全部外して開けます。



ここから先は急斜面を登っていく。

どこが道なのかわからないほど荒れています。

数週間前に一度カマで軽く刈っておいたのですけれど、

やっぱり草刈機が必要でしょうね。

裏山はもともと段々畑だったところに植林してあって、



サカキの近くには亡き祖父が植えたたくさんのシャクナゲがある。



この木がサカキです。



二本植えてあります。

その手前には、仏様用のシバが植えてあります。


なんでこんなところに植えているのか?

昔は、我が家はこの裏山近くに建っていたのです。

サカキやシバの下の段には、昔ここがここが墓地であったらしく、なかなか立派な墓石が残っております。
(そのお墓までおりたかったけど草ぼうぼうで行けない!)

サカキのそばに柚子の木があり、すでにに小さな実をつけていました。



この裏山の上り坂と、サカキ周辺を草払いしていたら、家に戻ってくるまでに一時間もかかってしまいました…
(イノシシ柵もしっかり施錠!)

おかげさまで、神棚(二つあります)新鮮なサカキぼうぼう!になりました。





サカキを枯らさないように、毎日水をかえる!

午後から、雨が。

こうばるにもいい雨が降っています。