佐世保市民の声



いよいよ強制収用が現実のものとなってしまう日の長崎新聞『声』の欄に、佐世保市民男性(松口さん)の投書が掲載されました。

石木ダム建設のための強制収用は「人道に対する罪」の道に繋がるものであり、「強く抗議する」と断言。「私たちはどうすれば13世帯の人々を守ることができるのかを見つけることができるはずだ」と書かれています。

とても共感しました。でも、「知事にはその先頭に立ってほしい」という言葉には疑問を感じました。強制収用の手続きを進めているのは県であり、そのトップが知事なのですから、現状ではあり得ないことのように思われます。

もちろん、知事の考えが変わるとか、(もともと知事自身は強制収用はしたくなかったが周りに押し切られていたとしたら)英断を下す勇気や覚悟を持つとか、そういう可能性も無いとは言えません。が、それには大きな県民世論の後押しが不可欠です。

やはり、私たち県民とりわけ佐世保市民が声を上げ、行動を起こすことがとても大事だと思います。

松口さんは、既にその見本を示してくださいました。松口さんの後に続く人がもっともっと増えることを願っています。

今日はもう1人、佐世保市民女性のSTさんの投稿も知りました。STさんは新聞投稿ではなく、佐世保市のフェイスブックからメッセージを送って、それに対するお返事が届いたということでメールをいただきました。

そのメールを以下に貼り付けます。

 

私が送ったのは9/9[月)14時 

内容は下記のとおりです 。

 

9/8の集会に行き

会場は立ってる方もおられるほど たくさんの方々が集まりました。
 

弁護士さんからの話

地権者さんの話

反対運動を手伝っておられる方の話を聞きましたが

 

一番驚いたのは

当時の町長さんから土下座されて 

ダムは作らないと書いてあることを信用してサインされた覚書。
 

<写真にとった覚書を送りました。>

 

戻る勇気

立ち止まり話し合う機会をぜひ設けてください。
 

 

そして今日、8時39分に返事が来ました。

ST様

まずもって、覚書に関しましては、本市が石木ダム事業に参画する以前の話であるため、本市がこの件に関して、コメントできる立場にはないことをご理解ください。
ただ、本市としましては、石木ダム事業は、本市の水源不足の解消のため、必要不可欠な事業と考えておりますので、今後とも県を中心に市及び町と連携して、事業へご理解を得られるよう、様々な機会をとらえて努力してまいりたいと考えております。

水道局水源対策・企画課 0956(24)1111(内線:3519)

 

相変わらず「本市の水源不足の解消のため、必要不可欠な事業」との決まり文句ですね。いつまで言い続けるのでしょう。直近のグラフを掲載します。

 
昨年度の一日最大給水量は、77,968㎥でした。
予測値104,310㎥の4分の3にも満たない実績でしたし、佐世保地区の保有水源10万㎥からは十分おつりがきます。

確かに覚書については水道局職員には答えようがないでしょう。ここは市長が答えるべきです。でも、答えない。市長も答えられないというのが本音でしょうが、共同事業者としては知事に問い合わせても市民に答えるべきですよね。

STさんのように、佐世保市のHPからでもFBからでも気軽にメールやメッセージを送って、石木ダムへの思い(疑問や意見)を市長や水道局長に届けるのもいいですねー

これは1人でもできること、すぐにできることです。
あなたの素直な気持ちを朝長市長に届けてみませんか?

守ろう!こうばる、止めよう!強制収用



9月8日(日)午後、佐世保市中央公民館での石木ダム緊急集会は、すし詰め状態!

机と机の間の通路にも椅子を補充しましたが、



まだ、立ち見?立ち聞き?の人がこんなにたくさん!

主催者としては申し訳ない気持ちと嬉しさと、予想外の展開にドギマギしながら開会のご挨拶。この集会の「趣旨」を伝えました。



県や佐世保市は、民意を無視してダム建設を強行し、地権者の家や土地を強制的に収用するための手続きを着々と進めています。このような人権侵害は許されるものではない。私たち市民の多くは、そう思っています。しかし、その思いを胸に秘めているだけでは何も変わりません。声に出し、行動を起こさねば、問題は解決しません。いま私たちにできることは何か、ぜひ一緒に考え、知恵を出し合いましょう。

ということで、まず、石木ダム問題に深く関わっている3人の方のお話を聴いて頂きました。

トップバッターは、石木ダム対策弁護団の八木大和弁護士。裁判では利水の担当ですが、この日は土地収用法、特に強制収用や行政代執行についての話や、石木ダム訴訟の経過や争点について、分かりやすく解説して頂きました。



そのレジュメはこちらです。石木ダム緊急集会講演 八木大和弁護士

裁判の争点についての話の中で、1つの疑問が解けました。あの滅茶苦茶な水需要予測がなぜ合理的だと裁判長は判断したのか不思議でしたが、それは、こういうことでした。

あの予測は国の設計指針に沿って計算されているから合理性があるのだそうです。ところが、その指針の中身は実はとても曖昧で、佐世保市はその隙間を縫って予測を立てたようです。弁護団は、その矛盾点をいっぱい見つけ、証拠もいっぱい提出したけれど、長崎地裁は一顧だにしなかった。行政の裁量権の範囲だと認めてしまったわけです。

また、強制収用と行政代執行についても、憲法と土地収用法と行政代執行法を見比べながら、その関係性を丁寧に説明されました。

そして、東九州自動車道のみかん畑が行政代執行される映像を紹介した後で、八木弁護士は、こう結びました。

今観て頂いたのは、たった1人のミカン畑の所有者に対する代執行の場面です。石木ダムの問題では、13世帯が相手です。13世帯の結束は本当に強い、何も変わらない。この13世帯の方々の人生とか財産を、ああいう形で奪わせていいのかということを、我々は今一度考えなきゃいけない。裁判の中でわかってきたおかしな事実、そういうことをみなさんが発信していただきたい。大きく発信する必要はもちろんない。隣の人に言うだけでも発信です。この声を一つ一つ積み重ねて、13世帯の人たちに、我々は寄り添っていきたい、というふうに思います。

 

続いて登壇したのは地元地権者の岩下和雄さん。半世紀にわたる石木ダム反対運動の先頭に立って闘い続けてこられた方です。



・1972年住民の反対を押して予備調査をするために、知事と町長は住民と覚書を交わした。これは調査だけ。住民が反対するならダムは造らないと。しかし、県も町もその約束を破って石木ダム事業に着手し、強制測量を行った。

この話を初めて聞いた参加者の多くは、とても驚き、集会終了後、その覚書のコピーをスマホのカメラに収める人が何人も押し寄せました。

・石木ダムの真の目的は利水。治水は付け足しである。佐世保の水需要は減っている。佐世保が水は要らないと言えば石木ダムは立ち消えになる。どうか声を上げてほしい。

・川原は何世紀も前から先祖代々暮してきた。先祖が大事に育ててきたこの土地を子どもや…孫に残したいんです!

一瞬、声が途切れ、再び話し始めた時の声の震えに、私たちの胸も熱くなりました。そして、すぐに大きな拍手が広がりました。

 



三人目は、佐世保市民で石木川まもり隊の戦士、宮野由美子さん。

石木ダム反対運動に関わるようになったきっかけや、付け替え道路工事について、そして何よりも、現地での抗議行動を熱く熱く語ってくださいました。

座り込みの現場は楽しくて、そして美味しいものがたくさん出てきます…冬は焚火をして、卵をゆでたり、芋を焼いたり、猪肉が出てくることも。皆さん、ぜひ!座り込みの現場に行かれてみてください!

会場からは拍手や笑い声!お、いい感じ。来週は新人が何人か現れてくれるかな~

以上、3人の方のスピーチはYouTubeでも見れます。https://www.youtube.com/watch?v=l02EGO16Ti8&feature=youtu.be

お時間のあるときに、ぜひじっくりお聴きください。

 

講演終了後、さっそく質疑応答に入りました。

Aさん:裁判以外のやり方として、日弁連への人権救済申立など考えられないか?

八木弁護士:もちろん人権救済の申し立てというのも方法としてありです。ただ、もっと身近なこと、石木ダム問題は佐世保市民の税金の使い方として考えてみたらどうか。建設後の維持費がどのくらいかかり、水道料金にどのくらい跳ね返ってくるのかとか、石木ダムに使うお金を介護や保育にまわしてほしい等、自分の問題として考える。その手段として日弁連や議会のルートを使うもよし、選挙で託すもよし、ツイッターで呟くもよし、この問題を共有化し考えるということが大切だと思います。

Bさん:座り込みには誰でも参加してよいのか?

宮野さん:もちろんです!「応援に来ました」と言って頂ければ大歓迎です。

Cさん:覚書のことは全く知らなかった。文書で残っているのか?

岩下さん:残っているし裁判にも提出したが、紳士協定ということで問題にされなかった。

Dさん:それはおかしい。もっと広めるべきだ。

八木弁護士:裁判の中でも証拠として出しているし、覚書を無視してダム建設推進してきたのは違法だと主張したが、長崎地裁は私法上のことで事業認定には関係ないとして一蹴された。もちろん我々は私法上のこととは思っていない。相手は知事や町長なので。

Dさん:今の知事が約束したわけではなくても、言っていいと思う。行政代執行までしようというときになったら、これを持ち出すべきだと思う。弁護団には頑張って頂きたい。

八木弁護士:弁護団も1つの論点としてとらえているが、皆さんもこのことを広げ、それはおかしいと声をあげていただきたい。合わせ技というか両方で頑張りましょう。

Eさん:「得られる利益」とは?よくわからない。佐世保では石木ダムのために、水道料金から1世帯あたり年間5000円くらい30年間の負担となるらしい。議会で水道局長が言っていた。

八木弁護士:裁判の中でも問題にしている。岐阜大学の富樫教授も意見書の中で佐世保市民の負担、水道料金からの負担について触れ、それは「失われる利益」として取り上げている。

 

 

いよいよ意見交換。これから私たちにできること、やりたいことの提案です。

Fさん:「石木ダムいらんばい!」パレードをしませんか!大人も子どもも障害のある方も、みんなが参加できるようなパレード。画用紙や段ボールや布などに自分で言葉や絵を描き、仮装などもいいかも。市民が注目し、趣旨を知り、賛同する人が気軽に参加できるようなパレード。特に子育て世代や若い人に参加してほしい。

Fさん:また、この石木ダム問題を全国ネットで取り上げてもらえないか。報道ステーションとかサンデーモーニングとか。

Gさん:僕は以前も石木ダム問題について新聞投稿しましたが、この機会にもう1度投稿して、佐世保市民の多くが石木ダム要らないと思っていることを伝えたい。皆さんもチャレンジして頂けると嬉しい。

Gさん:各自がすぐにできることを提案したい。県のホームページには「知事への提案」、佐世保市には「市長への手紙」というコーナーがあり、そこに意見を書き込むことができる。インターネットを使わなくても、FAXや郵送という手段もある。今ここにいる皆が何らかの方法で、19日までにそれを行動に移したら、知事と市長に150通の声が届くことになる。ぜひ一緒にやりましょう!

(いいですねー!あなたもやってみませんか?)

Hさん:長崎では毎週月曜日の朝に7:50~9:00まで県庁前でスタンディングをやって、県庁職員に笑顔で訴えています。

Iさん:県がここまで強行する本当の理由は何か、追及して明らかにすることも必要では?

Jさん:この問題をまだまだ知らない市民が多い。広報活動にもっと力を入れるべき。分かりやすく、端的に伝えることが大事。そして広げるには若い人の力を借りて、ネットを駆使することが最も重要だと思う。

 

などなど本当に様々なご意見や具体的なご提案を頂きました。

これらの声が活かされ、それぞれの行動として実現されることを心から願います。

 

そして、最後に集会宣言案が読み上げられ、参加者全員の拍手で採択されました。



宣言文はこちらです。

集会宣言2019.9.8

 

*お詫びとお礼
集会の参加者は予想をはるかに超え、席が足りず、沢山の方が立ちっぱなし。予備の椅子はもうないし、どうしようと思っていたら、あるお店の方が、床に敷くシートを持ってきてくださって、数人の方はそこに座っていただきました。

が、まだまだ立っている人はたくさんいます。すると今度は、椅子が20脚も持ち込まれました。ある政党の方が事務所まで行き、トラックに椅子を積んで運んで下さったのだそうです。

皆様のご親切に心から感謝いたします!

それでも、最後まで立ちっぱなしの方が14、5人おられました。2時間半近くも!どなたも帰らず最後まで立ち続け耳を傾けてくださいました。

主催者として大変申し訳なく、心からお詫び申し上げます。

 

*インフォメーション
参加された皆さんにはお伝えしましたが、このブログを読んでくださっている佐世保市民の皆様にも伝えます。

石木川まもり隊は皆さんの活動を応援しています。私たちも微力なので、サポートできることは限られていますし、逆に皆さんの力をお借りすることも多々あるでしょう。一番大事なことは、やはり情報の共有です。互いに情報が届かないと、応援できることもできないで終わります。

・私たちは、いつ、どこで、〇〇をやります!参加者募集中!

・私は、昨日、市長へこんな手紙をFAXしました。

・私は、〇〇新聞に投稿し、今日掲載されました。

などのお知らせをメールでいただけたら、石木川まもり隊のブログやフェイスブックやツイッターで広げます。
(宛先 michi30@hyper.ocn,ne.jp)
もちろん、直接それらのページにアクセスして頂いてかまいません。

・私も現地へ行ってみたいのですが行き方がわかりません。案内して頂けますか?

などのご依頼も、まずはメールで頂ければ、できるかぎり対応させていただきます。

逆に、

・情報を頂ければ、パレードやスタンディングに参加できるかもしれません。

という方も、メールアドレスをお知らせください。その都度情報を配信いたします。

世代や性格、得手不得手によって、やれることはまちまち。

それでいい。

みんな違ってみんないい。

でも、目指す山頂は1つです。

それぞれのルートを切り開きつつ、必要な情報交換をしながら、支え合っていきましょう。

 守ろう!こうばる 止めよう!強制収用

 

*挿入写真は石木川まもり隊のFさん、Uさん、Iさんによるものです。

ダムに沈む生きものを助けたい



石木川は、小学生が遊ぶにはもってこいの場所です。

魚類だけでなく、カニや両生類、昆虫の幼虫など様々な種類の生きものとたくさん出会えるから。

生きものの面白さ、不思議さにワクワクして、もっと遊びたい!また来たい!と子どもたちは言います。

この子たちから、石木川を奪わないでほしい。

少女は、石木川に棲む全ての生きものを助けたい、と思うだけでなく、石木川の流域に住む人間も救いたいと思っている。ふるさとを追われた人間の心がどんなに生命力を失うか、まるで理解しているよう…

知事よ、佐世保市長よ、過去の決め事に囚われるのはもう止めて、長崎の未来を担う賢いこの子たちの声に耳を澄まし、この子たちのための政治を、どうかお願いします!

高校生が伝えたかった思いとは

8月28日、石木ダム公開討論会を求める署名提出後、参加者は県政記者室で記者会見を行いました。

署名活動の主体となっていた「いしきをかえよう」実行委員会、映画「ほたるの川のまもりびと」の山田英治監督、署名活動の事務局としてサポートしていたパタゴニア日本支社の辻井隆行社長などに交じって、その中央の席に座っていたのは、佐世保市在住の女子高生荒岡梨乃さんでした。



普段は人前に出ることが苦手だという梨乃さんが、勇気を振り絞ってここに来た、その思いとは何だったのでしょう?

新聞・テレビで伝えられたのは、その映像だけだったり、発言のごく一部です。そばで見ていた者として、多くの長崎県民に、そして、県知事や佐世保市長にこの高校生の思いを知って頂きたいと思いました。梨乃さんの了解を得て、会見原稿をここに公開させて頂きます。

 

私は佐世保の公立高校に通う3年の荒岡梨乃です。この度、このような、意見を発表する場をいただけたことを光栄に思います。

 私が石木ダムの建設事業について知ったのは中学2年の時に見た新聞に掲載されている村山嘉昭さんの写真がきっかけでした。日が暮れ、暗くなった河原にホタルが飛んでいる様子がとても綺麗だったことをよく覚えています。こんな場所がどこにあるのだろうと思い調べてみるとすぐ近くだったことに驚きました。そして、ここがダムに沈められてしまうかもしれないということも。
 しかし、この建設事業について詳しく知る人はあまりいません。自分が住んでいる街のことなのにです。
 私の学校の友人でも、知っている人はあまりいませんでした。話そうとしても関心がなさそうな人も多かったです。そんな実態に悲しくなりました。
 もし、仮にダムが建設されたとして、その負担金を払うのは市民である私達であり、未来の構成員である現在子どもである私達です。それなのに、詳しく石木ダムについて知らず、知る機会もないまま事業は進められています。本当にこのままでよいのでしょうか。
 まずは、石木ダムが本当に必要かを考える機会の場を作ってほしいと望みます。
 一度壊れた自然はもう元に戻すことはできません。未来に残すものの優先度を今一度考えてほしいです。
 行政は本当のことをきちんと伝える義務があります。メリット、デメリットをおさえて真実を伝えるべきです。そして、県民には意思表示をする義務があります。一人一人がこの問題について考えるべきです。

 毎年夏にこうばるに訪れますが、これがここに訪れる最後となるのではないかと不安になります。健やかな自然の中にあるぎょっとするような禍々しい看板の不自然さを、訪れた人はみな感じると思います。
 50年近くこの事業は食い止められていますが、さして問題は起こっていません。食い止められているのは座り込みなどをして必死で守ろうとしている人々がいるからです。その間、こうばるの方々は普通の生活を送れていません。自由もありません。そのことを県民の皆さんに知ってほしいです。

 

梨乃さんは1枚の写真(河原に飛ぶホタル)に出会い、魅せられ、その場所について調べるうちに石木ダム問題にぶつかりました。「その負担金を払うのは市民であり、未来の構成員である私達」だと気づき、考え始めます。しかし、ダムの必要性を考えようと思ってもその判断材料が少ない。よくわからない。だから、公開討論会を開いてほしいと願っています。

梨乃さんの言葉を、知事や市長だけでなく、私たち県民も、しっかり受け止め、心に留めましょう。

「行政は本当のことをきちんと伝える義務があります。メリット、デメリットをおさえて真実を伝えるべきです。そして、県民には意思表示をする義務があります。一人一人がこの問題について考えるべきです。」

梨乃さんは「毎年夏にこうばるに訪れますが、これがここに訪れる最後となるのではないかと不安になります」とも記していますが、そう思っているのは、実は梨乃さんだけはありません。

映画「ほたるの川のまもりびと」がきっかけで「こうばる」を訪ね、こうばるが大好きになった佐世保の子どもたちがいます。その子どもたちの中には署名活動に参加した子もいて、28日に一緒に県庁に行き、知事さんにお願いしたいと言ってたのですが、大人の側の配慮で見合わせてもらいました。

その代わり、この子どもたちの想いを記者の皆さんには知ってほしくて、次のようなメモを配布し、山田監督から説明して頂きました。





この子たちが望む未来を、私たち大人が、消し去ろうとしています。

まともに考えもせず、無関心なまま行政に丸投げし、気づいた時は「後の祭り」となるのでしょうか?

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」チコちゃんだけでなく、多くの子どもたちからそう言われないよう、今こそ、しっかり考えてみませんか?

9月8日の緊急集会に是非お集まりください!

署名提出、高校生も参加

8月28日、長崎県内は記録的な豪雨に見舞われ、避難情報も流れる中、石木ダムをめぐる5万筆の署名提出のニュースが報道されました。



午前10時半、市民団体「いしきをかえよう」のメンバーのごく一部が、50,947人分の署名を、長崎県土木部河川課の浦瀬課長に手渡しました。



署名者の思いの詰まった重い箱がいくつも、いくつも・・・



この重みを、本当は中村知事に感じて欲しかったのですが…

いつものように、知事も副知事も対応して頂くことは叶わず、河川課長に託しました。



このように、この署名の宛先は、長崎県知事 中村法道 様と長崎県議会議員の皆様です。

県民の8割が説明不足だと思っているのですから、いったん立ち止まり、石木ダム計画について公開の場でしっかり討論してください。だって、その建設費用538億円は県民が負担するのですから。

という内容の署名です。



この求めに、2019年8月27日現在50,947人が賛同し、当初の目標の5万人を超えたので、いったん提出することになりました。



この署名活動は、主に若者が頑張りました。みなそれぞれの思いや、県民から託された言葉などを語りました。

石木ダムには賛成だけど、説明や議論は必要だと言って署名した方々もいるそうです。



提出者の1人に映画「ほたるの川のまもりびと」の山田英治監督の姿も。

「映画を観て、こうばるの自然や人々の暮らしを残したいと感じ、せめて本当にダムが必要なのか討論してから決めてほしいと、多くの人が署名していた。ダム有りきではなく、いったん立ち止まり、あらゆる手段を検討すべきではないか?」と。

それに対して、河川課長の浦瀬氏は、



と答えました。

なぜ?そう言い切っていいんでしょうか?この署名は知事宛なので、お返事は知事がすべきですよね?

知事に断りもなく課長さんがお答えになったら、後日、本当に知事の答えが提示されても、それが今日の発言内容と同様のものであれば、「これはホントに知事の考えなのかな?」などと疑われるかも。。

他にも課長さんは、いろいろおっしゃっていました。

a. これまでもダム検証などであらゆるケースを検討し、その結果ダムが一番有利という結論になった。

b. 平成28年11月にも公開討論会を求める請願が県議会に出され不採択になっている。

c. 去年も佐世保は渇水対策本部を置くなど水不足だった。

等々…。だから?もう議論の必要はないとお考えなのでしょうか?

a. そのダム検証の場に参加していたのは、県の土木部河川課と佐世保市長と川棚町長など、ダム推進の立場の方々ばかりでしたよね。ダム案がベストという結果になるのは当然では?

b. その請願を提出した当時の県議会は、石木ダム反対議員は1名だけで、大多数が推進派なのですから、それも当然の結果でしょう。しかし、県民アンケートでは全く状況が違います。新聞社がやっても、一般リサーチ会社がやっても、賛成より反対の方が多いのです。また、それ以上に、「どちらでもない」とか「わからない」とかが多いのです。だから、公開の場での議論が必要だと私たちは思うのです。

c. 確かに昨年も佐世保市は長期間渇水対策本部を置きましたね。佐世保市は貯水率が80%を切ると、すぐに渇水対策本部を置くのです。でも、こちらのグラフをご覧ください。(県のHPより)



見辛いと思いますが、水道用ダム貯水率の推移。直近までの過去1年分です。

黄色い線の佐世保市は、他のどこ(長崎市、平戸市、大村市、県全体)よりも貯水率が安定していますよね。これで渇水状態が続いていたと言われても…納得できます?

そんなことを心の中でモヤモヤ思っていたら…

最年少参加者の高校生(佐世保市在住のA.Rさん)が、勇気を出して発言してくれました。



石木ダムは、私が生まれる何十年も前の計画で、今もできていません。私たちは特に水に困っているわけでもないし、これから人口も減っていくので、これ以上水源が必要なのかな?って本当に思います。

行政の方は、本当のことを、私たちにも分かるように説明してほしいです。

この場にいた全ての大人たち(河川課職員の皆さんを除いて)が、「うん、うん。だよなー」といった顔つきでRさんに注目していました。

 

その後、11時半から、県政記者室で記者会見があり、署名提出メンバーが、記者さんたちの質問に答え、補足の説明などおこないました。

パタゴニア日本支社長の辻井さんは、ここで初めて発言されました。



辻井さんはじめパタゴニアの皆さんは、決して賛成派と反対派の対立を望んではいないし、勝ち負けを求めてもいない。SDGsの理念を踏まえた対話を求めているのです。

SDGsとは、国連で採択された持続可能な開発目標で、

例えば、「貧困をなくそう」とか、「質の高い教育をみんなに」、「安全な水とトイレを世界中に」、「人や国の不平等をなくそう」、「住み続けられるまちづくりを」、「気候変動に具体的な対策を」等々17の目標を掲げていますが、その理念とは、「誰一人取り残さない」です。

石木ダム賛成の人も反対の人も、その根拠を出し合って、冷静に検討し、どちらの結果になっても、その結果を望んでいなかった人に対してはその原因に対する別の解決策を用意するということです。

例えば、石木ダム建設が中止になったら、仕事がなくなって困るという人がいるとしたら、漏水対策の工事や河川改修の工事などを増やすことで解決できるかもしれません。

あるいは、(ここから以下は私の考えですが)新たなダム建設ではないけれど、ダム再生事業を用意するとかできないでしょうか。

佐世保のダムは老朽化しているので、補修が必要ですが、補修だけでなく、補修のついでにダムの嵩上げをするとか、ダム建設技術を必要とするような事業も考えられるわけです。改修工事はいずれ必ず必要になるし、その際わずかな嵩上げで、ダムの貯水量は大きく増加するので、より多くの水源を望んでいる人たちにも安心してもらえるでしょう。

など、とにかく議論や討論といっても、目指すのは対立ではなく、対話から生まれる理解です。理解の先に初めて「誰一人取り残さない」解決策が見えてくるのだと思います。

説明責任を有する行政は、何よりも県民の理解を大事にしなければならないはず。理解を求めず強行するなら、その事業は必ず失敗するでしょう。既にその轍は踏んでいるのですから、その経験に学んでほしいと強く願っています。

2/7は石木ダムヒアリング

こんにちは。

石木ダム水没予定地住民の石丸穂澄です。

なにやら2/7(木)に東京の方で石木ダムのヒアリングを行うそうですよ。
私はさすがに行けませんが、関東方面の方で参加可能な方おられましたら是非ご参加ください!



2月7日 公共事業チェック議員の会による石木ダム問題ヒアリングが持たれます。

私たちは、石木ダム対策弁護団・佐世保市民の皆さんと共に、不要なばかりか人権を侵害するだけの石木ダム事業の推進役を果たしている国交省土地収用管理室と治水課、厚労省水道課の担当者に、実態を明らかにすることで、これまでの石木ダムへの国の対応を見直すべく要請します。

日時 2019年2月7日14時~16時
場所 衆議院第一議員会館第一会議室

詳しくは、水源連ホームページの下記URLに掲載いたしましたので、見ていただければと思います。

http://suigenren.jp/news/2019/01/31/11289/

参加いただける方には、13:30から衆議院第一議員会館1階ホールで入館票をお渡しいたしますので、よろしくお願いいたします。



あと、1/25に長崎県は国に「水源地域指定」を申請しました。
ほーちゃんはこういう行政手続きが苦手。。
隊長が記したこちらの記事のことです、よかったらもう一度読んでみてください。
いまごろ”水源地域指定”申請?

八ッ場あしたの会でもニュースをまとめてくださっています。
https://yamba-net.org/45888/

「長崎県がダム予定地域に多額の税金を投入することになる「水源地域指定」を今頃になって行うのは、国交省に背中を押されて、水没予定地住民が結束して反対している石木ダム計画をおカネの力で推し進めるためです。」
(八ッ場あしたの会のツイッターより)

私たちのふるさと、石木ダム水没予定地周辺が「水源地域指定」を受けると、長崎県は国や佐世保市からお金をたくさんもらってそのお金で川棚町はダム湖の周辺に…例えばですが「道路、土地改良、下水道、町営住宅、砂防、学校、保育所、老人福祉施設」などの最終的には無駄になりそうな設備がじゃんじゃん作れるということのようです。

石木ダムは県営ダムですが、
長崎県には副知事など重要なポストには国から出向してきてます。
国からの影響力が相当に強いんですね。

佐世保市民は本当は血相かいて止めに入った方がいいと思います。
漏水対策への投資は一体どうするんでしょうか?

川棚町民は、これから本当にこんないらない施設、道路、作って欲しいですか?
作るのは構わないけど、作った後の維持管理は結局誰がやるんだろう…?
…ひょっとして、川棚町民?だったりして。。

勝手にレールに乗せられています、みなさん、本当にこれでいいのでしょうか?

佐世保市へ公開質問状



11月13日、佐世保市内の4団体は、佐世保市長と佐世保市水道局長あてに公開質問状を提出しました。

内容は、今年6月以降「広報させぼ」で毎月掲載されている「シリーズ佐世保の水事情と石木ダム」についての質問です。

連載記事には石木ダムの必要性について起業者の立場からあれこれ書かれていますが、その情報があまりにも一方的(ダム不要論に繋がるような不都合な情報は一切伝えない)で、論理のすり替えや矛盾などが散見され、このままでは市民に誤解を与えてしまいます。

そこで、ふだんから石木ダムについて勉強している仲間を中心に、市民の疑問点を集め、具体的な質問状としてまとめ、提出することになりました。
広報させぼシリーズ 「佐世保の水事情と石木ダム」への質問状20181113

そして、回答はぜひ公開の場で説明してほしい、と強く求めました。

これについては、「佐世保の水と石木ダムを考える市民の会」からも説明会開催要請書が提出されました。



説明会開催要請書20181113

2つの文書を受け取った秘書課長は、担当部局に渡し、対応を検討し、期日までに回答すると答えてくれました。

はたして水道局は市民の願い通り説明会を開いてくれるでしょうか?今まで通り裁判中を理由に断るのではないかという見方も多いようですが、その理由は今回は当たらないと思います。

当局は広報を使って一般市民に説明をしたのです。その説明を読んだ市民が疑問を感じ質問しているのです。発信者として答える義務がありますよね。

国は公共事業に対する説明責任について「情報の共有化とコミュニケーションの推進」を掲げています。(http://www.mlit.go.jp/tec/kanri/account/acount/dai3.htm)

 国民から見て、「知りたい情報が提供されていない」という印象が、公共事業への不信感につながっている。「行政は国民に対するサービスの提供である」ことを踏まえ、公共事業に関する情報についても、量と質を向上させ、積極的にオープンにし、国民と共有していく姿勢への改革を図る。
 さらに、情報を一方向的に提供するのではなく、双方向のやりとりのなかで国民の意見を反映し、コミュニケーションを推進することによって、信頼関係が構築されるという意識を徹底していく。

2週間後の回答を心待ちしています。

(‘◇’)ゞ

長崎新聞、毎日新聞、西日本新聞、NBC、NCCなども報道しました。





土木の日イベントでの遭遇

先週の日曜日、アーケード街を歩いていたら、ギョギョッ‼

通路のど真ん中に延々と続くパネル展示!

市民も立ち止まってけっこう見ています。

何事?何が書かれてあるの?と近づいて見れば…



な~んだ。石木ダムの宣伝か~またまた大掛かりなことで…

職員さんいわく、「いえ、そうではありません。11月18日は土木の日で、その関連のイベントです」

へぇー、そうですか!なんで11月18日が土木の日なんですか?

11は「十一」で、くっつけると「土」となり、18は「十八」でくっつけると「木」になるでしょ?

なるほどねー

確かに、道路工事現場の写真などもたくさん展示されていましたが、それにしても石木ダム関連のパネルは断トツに多いですねー!多過ぎません?



航空写真に、年表に…



石木ダムの概要や、



石木ダムの目的などなど…







県の広報誌や県政テレビで伝えていることのパネル版ですね。しかも、より詳しい…



利水に関しては、さらに詳しく丁寧に、分かりやすく説かれています。こちらも最近の「広報させぼ」の説明にそっくりなので、市水道局の製作でしょうか。



タイトル3「人口が減っているのに・・・」のすぐ下「このような質問を・・・」を読んで思わずクスッ!

確かに人の数は減ってきていますが、一方で、水道の使用水量が増えていく要素もあります」と書かれています。「増えてきています」と嘘は書けませんものね。「要素もあります」ときたか…

職員の方も苦労しますね~



出ましたよ。もう1つの課題!
ボロボロに錆びついた取水バルブの写真、取水設備が全て耐用年数を超えているという説明。
見る人の不安を煽って、その原因を石木ダムに押し付けているようです。

これまでは不安を煽る最大のポイントはこちらでした。



もちろん、今も続いています。市は、佐世保=渇水というイメージが消えないよう、折に触れ、市民への刷り込みを続けています。

そのパネルの前で、一人の女性(60代くらいでしょうか?)Aさんが、職員と話をしていました。

私は、この夏佐世保に越してきたばかりですが、広報やら、あちこちで石木ダム、石木ダムと書かれているので、なんやろな~と興味を持っていたんです。
こういうふうに詳しく説明されていると勉強になります。ありがとうございます。

でも、不思議なんやけど、この夏はえらい暑くて雨も長い間降らんかったけど、水道は普通に出てましたよ。近所の人の話では、ここ何十年も水不足で困ったことはないけど、水道管が古くてしょっちゅう漏水事故があって、それが困るって言われてました。

私は震災で水が使えない生活を経験しているので、水のない生活の大変さはようわかっているんです。だから漏水はもったいないと思うんです。そっちをまず何とかしたほうがいいんと違いますか?

素晴らしい!👏👏👏!(^^)!

あとで尋ねたら、兵庫県の西宮から来られたそうです。
阪神淡路大震災で知人もたくさん亡くなったとか…。
私は震災も、断水生活の経験もありませんが、Aさんとの共通点は3つもありました。

1.仕事をやめて、夫の故郷の佐世保に移住してきたこと。
2.すぐに佐世保が好きになったこと(自然豊かで、食べ物が美味しくて、人が温かいから)
3.あちこちで『石木ダム』という言葉で出会い、強烈にインプットされたこと。

だから、Aさんの戸惑い、疑問はとてもよくわかります。
10年前の自分を思い出させてもらいました。
Aさんも私もヨソモノだったから、わからないことがたくさんあるのは当然で、疑問を率直に口にすることができたのですね。

でも、口には出さなくても心の中で感じている市民はきっとあちこちにいるはず…
そう実感できる場面に遭遇できたことが、とても嬉しかったです。

映画は観れないけれど・・

連休最終日の10月8日(月)午前10時過ぎ、佐世保市中央公民館には続々と人が集まり始めました。

えー!開場は11時なのにもう?1時間も立ったままお待たせするのは申し訳ないし、ロビーの椅子席は少ないし…で、私たちは慌てて会場の椅子をロビーに運びました。

嬉しい誤算でした。
映画「ほたるの川のまもりびと」は佐世保では既に14回も先行試写会をおこなっていますし、劇場公開を見に行った人も多いと聞いていたので、きっと会場はガラガラかも…と内心覚悟していたのです。



ところが、ほら、すごいでしょ?
と自慢したいところですが、本当はこれで62名。
午後3時半からの部は23名でした。
合計で85名。
目標の100名には達しませんでしたが、それでも、85名もの方々に観て頂けたと思うと、とても嬉しいです。

なぜなら、今回来られたのは日頃見かけない方々ばかりでした。
おそらく「ライフさせぼ」や新聞の行事案内欄、そして一般市民の口コミにより来てくださったのでしょう。
若い世代の姿がほとんど見られなかったのは残念ですが、この日は「体育の日」!あちこちの学校や幼稚園で運動会が行われていましたので、しかたありません。

そんな中、佐世保市に住む若いお母さんFさんが準備のお手伝いに駆けつけて下さいました!

しかも、上映中は会場の外で、石木ダムの是非を問う公開討論会開催を求める署名活動にトライ。はじめは市外の人と二人でやっていましたが、その人が帰ってからも夕方まで一人でコツコツと頑張っていました。

そのFさんが、署名活動をやった感想を今日送ってくれました。

みなさん、こうばるのことを大切に思ってくださってるご意見ばかりでした。
(ダム建設を強行するのは)長崎の恥だ!と言われた方もいました。
中学生も署名してくれました。
(石木ダムは)市民の願いではないことを伝えていけるよう、出来ることをやっていきたいと、昨日また思いました。

それから、石木小学校の先生だった方も来られてました。ほのかちゃんたちのこともよく知っていますと言われてました。皆さんによろしく伝えてくださいとのことでした。佐世保まで足を運んでくださる元先生がいることを嬉しく思いました。

と、書かれていました。
この先生は、当時は、ダム賛成・反対、あるいは故郷を去った人・残った人という相反する家庭環境の子どもたちを前にして、自分の胸の内を明かすことなどできるはずもなく、でもきっと川原に住む子どもたちを陰ながら応援しておられたのでしょう。
そのような先生がいてくださったことを知り、私も心がほっこりしましたし、そんな話を聴き取ってくれたFさんにも感謝!でした。

また、以前試写会を観て石木ダム問題に関心を持ち、現地を訪ねてくださったKさんが、今回たくさんの知人にメール等で上映会の案内をしてくださいました。自分がそうであったように、この映画を観れば何かを感じ、何かに気づくはず。一人でも多くの人に見てほしい…そうおっしゃって。
そして今日、Kさんのもとに届いた知人たちの感想のメールまで送ってくださいました。

「ダムの底に沈めてしまうには、余りにも美しく恵まれた自然があり、何より人々の慎ましくも心豊かな暮らしが観えました。本当に佐世保にダムが必要なら佐世保で検討すべきと考えます。いくらお金が掛かってもです。」

「住民の要望は至極当然。長崎県の行政マンのレベルの低さを痛感しました。アホな公務員を辞めさせる運動が妥当のようです。諫早干拓堤防も同様にですね。」

などの感想が寄せられたそうです。このような率直な感想を伝えて頂くのは本当に有難いですし、私たちに元気を与えてくれます。

そして、今回はお2人の方からカンパを頂きました。
お1人は会場受付で。こちらは当然、実行委員会の会計の方にお渡ししました。
もうお1人の方は、会場まで入らず、公民館ロビーの椅子に、よっこらしょと座り、用意された封筒を差し出されました。

私はもうトシで1時間以上も、よう座っとれんのです。だから映画は観ません。だけど、佐世保市民として現地の人に申し訳ないとずっと思うとったけん、気持ちを伝えたくてやってきました。

伝えます!この封筒はこうばるの方にお渡しします。お名前とご住所を教えてくださいと頼んだのですが、どちらも教えて頂けませんでした。

気持ちだけだから。
送るのも恥ずかしいほどの金額だから、持ってきたとやけん、聞かんで・・・

せめてお歳を…と言うと、

もう九十過ぎました。もうすぐ九十一になります。

と言われました。

杖を突いて息を切らして、「気持ち」(高齢者にとっては貴重な生活費である年金から差し出されたものかも)を渡したくてやってきた90歳のおばあちゃんの存在を、

佐世保市長、
あなたは、どう思われますか?

石木ダム推進の法被に反発か?

新聞記者の目に映った佐世保市民の反応。

無言の意思表示。

それを伝える記事。貴重です。



「水を大切にする日」に、市長自ら先頭に立ってチラシを配ったけれど、受け取る人は少なかったそうです。

水を大切にすることに誰も異論はありません。では、なぜ?

考えられる理由は、「石木ダム推進の法被」ではないかと記者は指摘しています。

その推測は当たっていると思います。

市長さん、この現実を受け止めて、いまこそ石木ダムについて、市民と対話してみませんか?

市民が水行政について何を望んでいるか、真摯に耳を傾けて頂けませんか?