優先順位はムダよりダム?

今日、佐世保市議会3月定例議会本会議において、私たちが提出した請願59号が不採択となりました。
その様子をインターネット中継で観ていましたが、



賛成したのは社民党市議の3名のみ、他の議員は皆反対。いつもと同じパターンです。
市民の63%が切望している漏水対策の強化を、市議の90%が反対したのです。もはや議員は市民の代弁者ではないようです。

この結果はわかっていました。本会議に先立ち、22日(木)、都市整備委員会で請願第59号についての審査がおこなわれ、そこでも賛成少数(賛成1:反対6)で不採択になっていましたので。

私たちがどのような請願をおこない、どのような理由で不採択となったのか、委員会の一部始終をお伝えします。

まず請願書はこちらです。
水道施設の更新・整備を求める請願書:2018年3月議会

請願者は5団体の他に、個人の方数名も名を連ねていますが、その部分は個人情報としてここでは削除しています。

また、この請願には次の資料を添付しています。
資料:水道事業業務実績

直近6年間の有効率や漏水率を示すための資料です。
このように佐世保市全体の漏水率は11%台がずっと続いています。大規模水道事業体としては、最低ランクの漏水率です。

この請願書と資料を提出したのは2月23日で、それから約1ヶ月後、ようやく都市整備委員の皆さんに直接訴える機会がやってきました。発言者4名以外に傍聴者も12名参加し、市民の関心の高さが伺えます。

まず5団体を代表して、「佐世保の水と石木ダムを考える市民の会」のRさんが趣旨説明を行いました。

佐世保の水事情について昨年から市内各地で行っている勉強会でも漏水のことが大きな話題になっている。
厚生労働省は平成20年の水道ビジョンで、有効率の目標値を98%とした。長崎市や福岡市では95%前後と伸びているが、佐世保ではいまだに88%台が続いている。
水道局長も昨年「水資源の有効活用のため、漏水への対処と将来の漏水を予防する対策を継続的な取り組みとして進めます」と言っていた。
漏水率改善の数値目標と期限を設定して水道施設の早期更新・整備を行い、漏水を減らし、限りある水資源や財源を有効に使うことで安心できる市民生活になるようお願いしたい。

続いて「石木川まもり隊」のMが2つの資料を提示して補足説明をおこないました。
まず初めは、H28年度の漏水率~佐世保市と他都市の比較です。

佐世保市=11.3%、長崎市=6.4%、呉市=4.0%、福岡市=2.0%

佐世保の漏水率が高いのは、急峻な地形や旧海軍都市(戦後海軍から引き継いだ古い水道設備が多い)という歴史的背景が理由だと当局は説明するが、地形が似ている長崎市も歴史が似ている呉市も、漏水率は佐世保よりはるかに低い。また、平成6年の大渇水で佐世保と同様に渇水被害に苦しんだ福岡市は今では漏水率はなんと2.0%で、渇水都市だったからこそ水の有効利用に力を入れてきたことが推察される。

もう1つ資料を提示しました。これは2009年に「水問題を考える市民の会」がおこなっていた勉強会で、説明に来られた水道局職員から提供された資料です。



福岡市だけでなく、あの大渇水後は多くの都市が有効率を大幅にアップしていることがわかる。特に長崎市は、どうしてこれほど短期間で漏水を減らすことができたんだろうと不思議に思い、当時、長崎市の議員さんにお願いして調べて頂いた。

長崎市水道局職員の方の説明によると、給水区域をブロック化(当時667区画)することにより漏水箇所の特定が格段と向上し、漏水発見件数が増え、漏水量が減っていったとのこと。その効果は福岡や東京でも言われているが、佐世保ではこのブロック化がどこまで進んでいるのか?
また、ブロック化した後、それを活かした調査がどこまで進んでいるのか?
福岡市では毎年2900kmの配水管の漏水調査をしているとのことで、それは配水管総延長の74%にも及ぶ。(2012年5月 福岡市における水道管の漏水防止対策より)

佐世保市ではどのように取り組んでいるのか、具体的な計画が示されなければ、私たち市民には見えてこない。昨今では国もマスコミも水道設備の老朽化について盛んに警鐘を鳴らしている。このままいくと、水道料金の大幅値上げに繋がったり、経営破綻する水道事業者も出てくると言われている。私たち市民が安心して暮らせるよう、漏水半減を目指すこの請願に是非ご賛同頂きたい。

続いて、地域での勉強会の呼びかけ人となられたお2人からも発言がありました。

Yさん
私は梅田町の17班に住んでいるが、ここ3ヶ月で2回も漏水が起きた。業者が来て応急処置をしてもらったが、業者はどこから漏れているのかわからなかった。1か月後にまた漏れ出した。水道局も古い配管の把握ができていないようだ。これらは地上にあふれ出たから漏れがわかったが、地中に滲み込んでいく漏水がかなり多いのではないか?早く手を打たないと後手後手になってしまう

Nさん
私は仕事で南アジアの方で暮らしたことがあるが、電気や水などのライフラインが劣悪だった。それに比べて日本はたいへん恵まれている。私たちは清潔な水を必要なだけ使って暮らしている。
市長や水道局長はさらに潤沢に供給するために石木ダムが必要だと言っているが、他者の住居を移してまで私たちは潤沢な水を求めてはいない。
漏水を止め、今ある資源を有効に使っていくことこそが重要だと思う。

その後、質疑に入りました。

橋之口委員:
他都市と比較すると佐世保の漏水率が高いのは確かで、それは水道局もわかっている。一方で、昭和47年から200億円のお金をかけて老朽管の張り替えをやっている。最近では年間8億円のお金をかけて7kmほど張り替えている。倍の張り替えをやるならコストも倍かかる。当然、水道料金に跳ね返る。それでもいいと市民は考えるだろうか?

Rさん:
予算は当然限られている。その中で何を優先するのかということだろう。他の部分を削るか、それでも足りなければ、きちんと市民に説明してお願いすることも必要だろう。勉強会の中では、漏水対策のための値上げに理解を示す市民もいた。しかし、余分な出費があるのでは?との意見もあった。

M:
優先順位の検討だと思う。例えば、石木ダム関連の来年度予算は4億2千万円で、漏水調査費は600万円しか計上されていない。これではあまりにも少ない。長崎市が漏水を止めると決意してからの調査費は、年間1億3千万円を超えていた

林委員:
「漏水率の半減を期限設定して」とあるが、これはどういう意味か?1年間でという意味か?

Rさん:
いま11%台で推移している。厚労省は有効率の目標値を98%としている。(つまり漏水率は2%)2%台は難しいとしても、せめて半減を目標にするとか、5年間でこれだけ減らすとか具体的な目標値を設定してほしい。5年間で5%前後改善した都市もいくつかあるので、5%とかを目標にしてもいいと思う。

林委員:
そのような趣旨は理解できるが、やはり佐世保の特殊性はある。地形とか基地の町とか、北松地域は産炭地であるとか。そこで水源の確保を目指すという歴史的背景がある。請願の趣旨は理解するものの、水道局の今年度の漏水対策は正しいのではないかと思っている。

永田委員:
期限を設定してというのは、30年度の中でという意味なのか、いつ頃までを想定しているのか?

Rさん:
30年度の予算はもう出されているし、それほど短期間でとは考えていない。今後の漏水対策を立てる際の要望としての請願である。

ここで質疑は終了、4時間後の裁決には代表者をはじめ4名が傍聴しました。

裁決の前に委員たちは各会派でまとめた意見と共に、請願への賛否を述べました。

市政クラブ:
水道局も重点施策として漏水対策を掲げている。
佐世保市は過去5年間に20億円をかけているが有効率の改善は0.8%である。半減(5.65%)を目指すなら水道料金に影響する。市民負担が大きくなる。老朽化だけでなく、喫緊の課題のダムにも対応していかねばならない。賛同は難しい。

緑生クラブ:
有効率が頭打ちなのは、ダムとの関連で二重投資の部分があり遅れているのだろう。その中で半減という目標は難しい。会派としては反対する。

市民クラブ:
30年度の管路更新はこれまでよりも2億円多い10億円が予定されており、水道局は有効率向上に努力している。半減となると莫大な経費が掛かり市民負担が大きくなり、他の事業への影響も出てくるので賛同できない。

社民党:
有効率が下がっているのを見ると、施設の老朽化が更新努力に追い付いているのではないか。この請願は30年度予算ということではなく、5年10年のスパンで目標値を設定してくれということである。2年後の水道ビジョン策定のとき、議会と行政が協力してやっていける課題であり、賛同する。

自民党:
都市計画税の大半を下水道事業に回している。それは市民の負担を減らすためである。損益分岐点を見る限り、老朽管の早期更新となると、収支バランスのやり直しが必要となる。この委員会だけでなく特別委員会での審査も経て慎重にやらなければならない。この請願の妥当性は確認できない。趣旨は理解できるところもあるが、「早期」という点で無理があり、不採択である。

公明党:
皆さんの気持ちはよくわかるが、漏水だけをやっていくわけにはいかない。全体的な観点から考えると財政的にも難しいところがあり不採択とさせて頂く。

以上です。
つまり、反対理由は、大きくわければ3つ。

➀水道局も漏水率の高さは認識しており、重点施策として取り組んでいる。

➁漏水半減を求めれば市民負担が大きくなる(水道料金値上げに繋がる)

➂早期の対策となると莫大な経費がかかり他の事業(石木ダム)への影響も出てくる。

平たく言うと、
➀水道局も毎年それなりのお金をかけて頑張ってるしー
➁漏水を半分に減らすには水道料金を上げなければならなくなるけど、それでもいいの?
➂漏水対策を急ぐなら他の事業(石木ダム等)の予算を削らなければならなくなり、それは困る。
ということのようです。

でも、それは違うと思います。

➀私たちは水道局が頑張っていないとは思っていません。でも、現実に漏水が減らないのなら、その原因と対策を追求するのは当然のこと。頑張ってるからそれでいいと目をつぶるのはおかしいでしょう?
佐世保市水道局は確かに老朽管の更新にはお金をかけています。しかし、漏水調査にはあまりかけていません。長崎市や福岡市に比べるとごくわずかです。漏水を減らすには漏水箇所の発見が先決ではありませんか?なぜそれに力を入れないのか、それが不思議でなりません。

➁水道料金の値上げをしなければ漏水対策が進まないというのは論理の飛躍です。無駄な事業の見直しや優先順位の見直しが先です。一般企業では考えられない発想です。

➂石木ダム予算を削られるのは困る?つまり、優先順位は漏水を減らすことよりも石木ダム建設が大事?ムダを無くすよりダムを造ることが大事。それが本音?

今日の本会議で賛成討論をなさった永田議員はこのように述べていました。

請願者は石木ダムと結び付けたくはないと言っていた。それでも議会がダムの関係を理由に反対するのであれば、「自分たちの漏水対策が他都市に比べて不十分なまま、お宅の土地を明け渡してダムを造らせてくれと言えるのか」と言いたい。
今回の請願は多くの市民の思いであり、佐世保市水道の現状を踏まえた現実的な対応を求めるものである。

そうなのです。
多くの市民がそう思っています。
石木ダムがあった方がいいと思ってる市民でも、こんなに漏水が多いと「お願いしよう」と言われても、お願いしにくいよな~と。

それがごく普通の心理ではないでしょうか?
自分が水を無駄にしてることは改めないで「水が足りないから、もっとちょうだい」とは、よほど図々しい人でも言えませんよね~

サセボシギさんの多くはよほど図々しい人以上?ってことになるのかな~(>_<)

え!四条橋は水源じゃないの?


昨日は、こちら北池野公民館での勉強会に参加しました。
小さなかわいい公民館ですが、中は綺麗でとても明るい!

明るいのは嬉しいのですが、カーテンが無い!
動画の上映ができない!?
さあ、大変!
お世話役のNさんは、家からボードや厚手のカーテンを取りに行ってくださり、床に置かれていた衝立を窓の位置まで運び上げたり、準備に汗を流してくださいました。


左奥に黄色のボード、右奥にこげ茶色の衝立、右手前にNさんちのカーテンが見えます。
そして、手作りの木の椅子!
いいですねー

参加者も全部で16人という、少人数だけれど、語り合うにはちょうどいいアットホームな勉強会となりました。

上の写真で皆さんがぎょっとしたり笑ったりしてるのは、



この写真(腐食した水道管)を見て、「これはまだ綺麗な方。うちの会社の水道管はこんなもんじゃないですよ。もっとボロボロで、だから飲み水には浄水器をつけています」との発言を聞いたからです。

これから人口は減るのに水の需要が増えるっていう…意味がわからんですねー。うちの子も二人とも県外に出ましたし」
「お宅もですか?うちもですよ。上の子は〇〇で…」
と、ご近所同士ならではの、きさくなおしゃべりも。

また、ある女性は、「実家が嬉野なんですけど、昔やはりダム計画がありましてね、ダム反対の看板がいっぱいありました。結局ダムは中止になったんですが、おかげで今も豊かな自然が残っていて、ほんとに良かったねーって、みんな言ってます」と実感を込めて話していました。

疑問点として出されたことは、不安定水源の意味や、なぜ保有水源として認められないのか?
近くに四条橋取水場があり毎日取水されていることをご存知の地域の方としては、そこが水源として認められていないのは驚きのようでした。

慣行水利権という水利権の観点から説明しても「???」といった表情。
当然ですよね。私自身理解できないのですから。
やはりこんなとき、水道局の方が参加して頂いてたら…と今回も残念に思いました。

また、「水道局だより」に記されていた余裕率が-10%という話も理解できないとの声が続出。
「毎日足らないってこと?」
「ダムには水がいっぱいあるけど?」
などなど素朴な疑問を出し合い、私たちなりに解釈しましたが…

水道局の皆さん、それで良かったんでしょうか?
私たちが誤解しているかもしれませんよ~
ぜひ専門家の立場からご説明頂ければ、市民の理解も深まるんですけどね・・・

スタッフ以外の参加者の半数が、石木ダムに関する集会に参加したのは初めてとのことで、アンケートにはこのような感想が書かれていました。

・とても納得しました。出席して良かったです。

・少ない人数のほうがお互い意見を言えるみたいで良かったです。

・行政のデータがおかしい。水源余裕率の―10%。

・周りの方々に伝えていかねばと思いました。

・折しも国会でデータ問題(労働時間比較)もあり、データの根拠について関心を持った。工事の正当化は疑わしい。注目していきたい。

などなど。

皆さんの地域でも石木ダムについての自由な「カタリバ」やってみませんか
                            (‘◇’)/


沖縄県民の投稿 石木ダム辺野古と同じ

最近、石木ダムに関する投稿記事が目につきます。いずれも頷きたくなるご意見ばかりですが、今日の記事は特に心に残りました。



特に後半、もう一度ゆっくり目で文字を追いました。

もし自分の目の前で〝大切なもの″が壊されるとしたら、体を張ってでも止めるのではないだろうか。

そう。そうなのです。今まさに大切なものが壊され奪われようとしているから、重機の前に座り込んでいるのです。それしか止める方法がないから。

法的な手順を踏めば問題ないと考えるのは思い上がりではないか。

ですよね。法は人間が作るもの。時の為政者により作られたもの。悪法もあれば、時代の変化と共に不要となる法もある。法は絶対ではない。そんな法を錦の御旗として、住民には問答無用の姿勢を貫くなら、それはまさに思い上がりに違いありません。

時代はいつも動き続けていて、人間はいつも、その時代にずっと問われ続けながら、何かしらの選択をしていかなければならないのだ。

そう。時代はいつも動いている。けれど、私たちはなかなか気づかない。徐々に変化する映像クイズのように。動きに気付いたときは既に選択をすべき時期を逸していることの方が多いもの。「茶色の朝」のように。

でも、遅すぎるということはないはず。

今日、2月4日はまさにその選択のとき。長崎では県知事選挙が、沖縄では名護市長選挙がおこなわれています。県民、市民の選択や、いかに?

 

2月1日の投稿記事も、是非ご一読を!



第7回勉強会in梅田町~私たちは種蒔きをしています

今日は冒頭に、梅田町住民でこの勉強会発起人のAさんからご挨拶がありました。

佐世保に帰ってきて7年。それまで石木ダムについては考えたこともなかったですねぇ。佐世保市が造らんばと言うなら必要なんだろうと、そのくらいに思ってました。その後、いろんな人から話を聞いたり資料を見たりして、無用だなと感じるようになりました。
しかし、石木ダムの話は普通の会合ではなかなかできないですよね。それで、こんな機会をもうけました。いろんな話を皆さんにも聞いてもらい、考えて頂きたい。ということで、よろしくお願いします。

まず初めに、いつもの動画3本(「佐世保と水のはなし」など)を上映。



次に、今回はなんと推進派の方の声が聴けました!
と言ってもメッセージの代読なのですが。
実は、石木ダム建設促進佐世保市民の会会長の嬉野憲二様からAさんに、「私の石木ダム推進に関する考え方」についての資料(平成25年3月の公聴会での公述記録)がFAXで送られてきましたので、Aさんが代読されたのです。

石木ダム公聴会2013.3.22公述人:嬉野憲二

嬉野さんのお考えは5年前の原稿通りとのことで、平成6年の大渇水の苦労や辛さ、被害などを切々と訴え、その経験をしている佐世保市民なら誰もがダムを望んでいる。ふるさとを愛する地元の方の気持ちは十分理解できるが、佐世保の窮状を救えるのは石木ダムしかない、というような内容でした。

これに対して、石木川まもり隊からは、ここ15年程の一日最大給水量の減少傾向と保有水源量を示して足りていることを証明し、また、今後の人口減少などで50年後には水需要は4割も減少する(厚生労働省の予測)らしいことや、一方漏水量の多さは深刻で、こちらの対策の方が急務であること、石木ダム事業に対する佐世保市民の財政負担の大きさなどを説明しました。

その後フリートークに入り、梅田町の皆さんから様々な疑問や意見が出され、時間いっぱいワイワイガヤガヤ語り合うことができました。

Aさん:このようなアンケート(一昨年の佐世保市によるアンケートや、つい最近の長崎新聞による県民アンケートなど)の結果を見ると、石木ダムを望んでいる人は少ないですね。それは行政もわかってるはずなのに、なぜ県や市は石木ダムに固執するのか?撤退できない理由が何かあるんですか?

Bさん:一回計画を立てたら、行政はなかなかストップせんですもんね。大体わかってはいるとでしょうけどね、必要なかってことは。

司会:そもそも初めは針尾工業団地への工場用水が目的だったんですよね。しかし工場誘致がうまくいかず工業団地は頓挫。そこが今ハウステンボスになっている。その後、大渇水があって、石木ダムの目的の1つが水道用水の確保に変わったんですよね。

Cさん:行政にとっては理由付けができてちょうど良かったんでしょうね。

Dさん:福岡なんかでは海水淡水化が行われているようですが、佐世保も渇水の時だけ、そういう装置を使ってできればね~

Eさん:いつも稼働していないとメンテナンスが大変らしいですよ。

ちょうど海水淡水化の話に詳しい元県議の末次さんが参加されていたので、話して頂きました。

末次さん:西海市の崎戸にダイヤソルトという製塩工場があります。県議時代に視察に行きました。塩を作った後の水を毎日8万tほど海に捨てているんですが、それは塩分濃度が低く、不純物も取り去った水なので、この水を使って淡水化すれば半分ほどのコストでできる。しかも電気は、そこの会社の火力発電を使わせてもらえるので、これも大きなメリット。あとはそこでできた水を佐世保まで持ってくる費用ですが、専門家に試算してもらったら50億円ほどでパイプラインが引けることがわかりました。しかし、県は石木ダム有りきなので、このような話は全然受け入れられなかったですね。

Aさん:どうしたら県の方針をひっくりかえせるの?反対反対と言い続けても変わらないでしょ?いま裁判をしてるようですが、それはどうなってるの?

司会:国が石木ダム事業を認定したこと自体が間違っていたんじゃないの?という取消訴訟と、いま進行中の工事を止めてくださいという差止訴訟と、2つの裁判がおこなわれています。

(原告団事務局からも補足説明)
行政訴訟で住民側が勝つことは非常に難しいと聞いています。裁判に頼るのではなく、同時に市民の側も要らないという声を大きくしていくことが必要ですね。請願とか署名活動とかいろいろやっていますが、地域の議員さんと気軽に話し合ってみるなんてこともできるといいですね。

Aさん:議員もほとんど市長のお仲間だからね。議会で本気の議論していないもんね。

司会:先ほど説明のあった市民の負担の298億円ですか?子や孫の世代にツケを残すわけですよね。で、孫の代になって水が余っていたら、なんでこがん無駄なもんば造ったと?と言われるかもしれんですね・・

Bさん:水道料金に跳ね返ってくるでしょうね。値上げに繋がりますよね。

Fさん:それに、一度には払えないので、結局は借金するんでしょう?利子も大きいんじゃないですか?298億円では済まないですよね。

Aさん:佐々川には余裕があるけど県が取水を認めてくれないと聞いたんですが…

まもり隊X:既に菰田ダムへの補水用として日量5000tの水利権は取得しています。が、佐世保市が望み、県が認可すれば、もっと多くの水が取れるはずです。平成6年の大渇水のときでも、佐々川から毎日1万tの水を取水できていたので、それだけの余裕はあるはずですが、県は流量調査もしないですね。

まもり隊Y:相浦火力発電所にも佐々川に4800tの水利権がありますが、九電は相浦発電所の閉鎖を決めたので、その分の余裕も生まれるはず。その分の水利権を佐世保市にと県が認めてくれれば、さらに余裕が生まれるのですけどね。

Gさん:認めない理由って何かあるんですか?

数人:石木ダムがあるからやろう。

司会:水源のことで言えば、相浦川にある取水場、四条橋とか三本木ですかね?あそこからいつも取水してるのに、不安定水源とか言って保有水源として認めないというのはどうしても理解できませんね。

まもり隊Y:それに佐世保には1830ものため池があるんですよ。中には40万tも貯水している郷美谷池とか、すごく大きいものもあるし。いまは農業人口が減っているので、ため池の水を水道用水源に転用することもできるんじゃないでしょうかね~

Hさん:既存のダムの浚渫や補修のために石木ダムが必要だと言われてる議員の方もいるようですが、それについてはどういうふうに考えていますか?

数名:最近そんな話よく聞きますねー

まもり隊X:例えば、一番古いダムを補修のために空っぽにするとしたら、山の田ダムですが、そのダムの最大取水量は一日に6300tなんです。いま佐世保の実質的な保有水源は98000tで、一日最大給水量は8万t弱なので、18000tほどの余裕があります。山の田ダムが使えなくても困らないと専門家は指摘しています。また、空っぽにしなくても補修できるケースもあるし、川と浄水場を直接繋げば、ある程度は取水できますし、いろんな方法があると思いますよ。

司会:こういう話が本当は議会でやられるべきなんですが、してくれないので私たち市民の会でやってるんですけどねー、こういう場に推進派の方も来て反論してほしいですよね。それをしないで、ただ、市民の願いと言われてもね~

Iさん:来年の市議会選に向けて今から動き出したらどうですか?

Aさん:このような勉強会をこんな少人数(21人でした)で月に1回やっても広がらないでしょう?もっと大きな場でやったらどうですか?

司会:私たちはいま市内各地に種を蒔いています。今日来られた方が帰って、明日でも近所の方に、あるいは友人に、こんな話聞いてきたよと広めて頂くことが大事だと思っています。人数もこのくらいがちょうどいいんです。多かったら気軽に発言できんでしょう?賛成反対関係なく石木ダムについて本音で語り合える場が必要で、それをあちこちでやっていくなかで芽は育ってくるでしょうし、ある程度大きくなったら、大きな集会もやるべきですけどね。

Jさん:私、今日はI女性会議の人に勧められて来ました。迷ったんですけど来てみて、予想外に人数が少なかったので初めは後悔したんですけど、でも、今は来て良かったと思ってます。

なんて言葉を最後に頂き、司会者も私たちもたいへん嬉しかったです。

次回は北池野公民館です。
2月24日(土)14:00~
お近くの方、是非いらしてくださいね~

いまこそ、石木ダム見直しのとき!



これは、長崎新聞がおこなった「有権者500人に聞く~2018年知事選」のアンケートの結果です。

「ぜひ必要」+「どちらかといえば、あったほうがいい」=20.0%
「全く不要」+「どちらかといえば、なくてもいい」=36.4%

石木ダムが必要かと問われれば、不要と考える県民の方がかなり多いことが明らかになりました。

これは昨年5月、民間のリサーチ会社がおこなった石木ダムについての県民2500人アンケートの結果とも符合します。

今回のアンケートは、2月4日の知事選を前におこなわれたのですが、各質問項目の結果をみると、いずれも県民意識が浮き彫りになっており、信ぴょう性の高さを感じます。



このように回答者の半分は中村知事に好感を持っており、評価しない派は2割に過ぎません。

そして県民が求める政策は、



トップにあがったのは「所得向上」。県民所得は全国でも最低レベルですから予想通り。ただ女性に限ると、トップは「子育て支援」。いかに県内のお母さんたちが苦労しているか、悲痛な声が聞こえてくるようです。

一方、その県民の血税を注ぎ込んでいる新幹線については、



必要派は5割を超え、不要派を12.4ポイントも上回っている!これは意外でした。県民も望んでいるんですね~ 新幹線に夢を抱き過ぎじゃないかな~と思う私は少数派だったのか~

長年懸案のこちらは、



わずかの差で反対派が上回っていますが、圧倒的に多いのは「分からない」。そうですよね~司法の判決も「開門しろ」と言ったり「開門するな」と言ったり二転三転。漁業者や営農者の言い分を聞いていると、どちらも気の毒で判断できない・・・と思う県民が多いのでしょう。

つまり、今回のアンケート結果でわかったのは、意外と?県民の多くは中村知事を評価しており、知事が進めている新幹線には理解を示し、懸案の諫干開門については中立的。そんな県民が、石木ダムに関してだけは反対の声を上げているということが見えてきたのです。



この事実を、知事をはじめ県は、しっかりと受け止めてほしい!

1月16日の長崎新聞には、この石木ダムに関するアンケート結果の分析がまとめられていますが、佐世保市だけで見ると、なんと不要派は47.4%!5割に近かったというのです。佐世保市民の私としては、大いに頷ける数字でした。



 

中村知事へ

あなたは三選出馬を決意するまでずいぶん迷われたようですが、それは何故でしょう?

県政を担う重圧からもう解放されたかったのでしょうか?

自分の目指す政治がやりにくい環境にあったからでしょうか?

でも、もう決意された。明日は告示ですね。

もう一度県民のために頑張ろうと思われるのなら、この一般県民の声をしっかり受け止めてください。

今こそ、石木ダムの見直しを掲げる時!ですよ。

 

都市整備委員会にて請願不採択

昨日お知らせした都市整備委員会について、夕方のTVニュースでも取り上げて頂きました。



私たち4団体が提出した請願「新たな水源確保より、水道施設の更新・整備に力を入れてください」は、予想通り不採択になりました。

請願文書はこちらです。

【請願】2017年12月 水道施設の更新整備を求める請願

ここに述べているように、昨年佐世保市がおこなった「佐世保市まちづくり市民意識アンケート調査」の結果によると、「水の安定供給」に対して、市民の多くは満足していることがわかりました。

満足度は33.7%で、37分野の中で第5位の高さです。
一方不満足度は11.5%で、第29位という低さでした。

また、水の安定供給」に対する重要な施策としては、
「水源の確保」36.3%に対し、「水道施設の更新・整備」63.1%でした。



この結果から見えてくる市民の願いは、
新たな水源確保よりも水道施設の更新・整備であることは明らかです。
それは何故でしょう?

近年、老朽管による漏水事故が頻発しているからです。
一昨年は老朽化による水道管破裂事故とそれに伴う断水が3件もありました。

1月潮見町で160世帯断水、4月天神町で2500世帯断水、12月には藤原町で500世帯が断水しました。

そして昨年は大寒波が引き起こした給水管破裂事故による断水が7,200世帯に及び、復旧に1週間もかかりました。
この時は各家庭の給水管がほとんどだったようですが、いずれにせよ、
市民は水道管の整備が重要なことを身に染みて感じたのです。

また、断水にまで至らなくても、日常的に漏水が続いています。
それは、とてももったいないこと。
老朽管の更新は避けて通れません。老朽化したものは早めに替えれば漏水を防げます。
私たち市民はそういうことにこそ水道料金を使ってほしいのです。
新たな水源確保などそれほど望んでいません。
もう水は安定的に供給されていますから。
そういう思いが、このアンケート結果に示されているのです。

などと趣旨説明をしたのですが…
討論での委員の皆さんの意見はこうでした。

北野委員(緑生クラブ)
・水道施設の更新整備に対する当局のこれまでの取り組みを評価している。
・水道施設の抜本的な更新のためには、安定的な水源の確保が必要である。
との認識から請願については反対である。

橋之口委員(市政クラブ)
・水源確保と水道施設の整備はセットであると考えているので賛同できない

永田委員(社民党)
・水道局が更新整備に力を入れているのは理解している。
・水源確保は石木ダム中心に話が進み、広がりがない。
・石木ダムは代執行には至らないまでも強制収用はされている。
市民全体としてはそこまでしなくてもいいのでは?という雰囲気を感じる。
・水源確保の重要性は認識しつつも、このような現状や費用対効果を考えると、
方向性の見直しの必要があるのではないか?
・決算でも石木ダム関連は16.9%しか執行していない。
執行残の部分を他の予算、漏水対策などに使えれば…という思いはわかる。
・硬直化した政策の見直しを求めるこの請願に賛成する。

柴山委員(市民クラブ)
・水の安定供給は水源不足の現状を考えれば重要な問題であり、水道局では漏水対策に毎年力を入れている。そのおかげで漏水量は年々減っている。
・下ノ原ダム以外の5つのダムは老朽化しており、改修の際には運用を停止する必要がある。しかし、現時点ではそのような余裕もなく、新たな水源が必要であることから、この請願には賛成できない

永山委員(自民党)
・漏水に関しては、平成19年当時約1万tあったものが現時点では7千tを切っている。
・相浦川の三本木、四条橋、岡本、川棚川の5000tはあくまでも不安定水源である。県からの許可が得られない水源である。渇水でどうしても水が必要という場合には、不安定水源の力を借りなきゃいけないが、より安定した水源を求めていくべきである。
・漏水の防止という施策と水源確保は一体であると考えているので、不採択である。

明石委員(公明党)
・漏水対策は大切であるし、S49年度以降200億円以上を投じて漏水量を半分以下にしている。
・請願者も確かに過去には水不足の時期があったと言われたが、今後もその様なことが有り得ると考えて水源を確保していくことが重要。
だから採択できない。

全会派からの討論の後、採決。
「賛成少数(1人)ということで不採択と致します」と委員長。

反対の理由をまとめると、こういうことのようです。
⓵漏水対策が重要なのはわかっている。水道局はよく頑張っているし、お金もつぎこんでいる。
⓶しかし、水源確保は必要。以前のような大渇水の可能性も考えねばならない。
⓷老朽化したダムの補修のためにも新たなダムは必要。
⓸施設の更新整備と水源確保は一体である。

そういう意見を予想していたから、資料まで用意して趣旨説明したんですけどねー

⓵について
・2015年度の佐世保市年間漏水量=342万t
山の田ダム6個分に相当し、給水原価は約7億円もかかっている。
一日平均漏水量=9350t
佐世保市民5万人分の生活用水に匹敵する。
・水道局も漏水対策を頑張っているが、他都市に比べて漏水率はまだまだ高い。
水道技術研究センターによると、2013年度の漏水率は、
長崎市=4.8% 呉市=2.8% 佐世保市=10.4%
(呉市は人口も地形も旧海軍都市という歴史も佐世保市とよく似ている都市)



 

⓷⓸について
・ダムの水を空にして補修しても水源不足はおきない。なぜなら、
現在、10万t近い水源が有る。
例えば一番古い山の田ダムから取水できるのは最大6,300tで、
それが取水できなくても、水源は9万t以上有る。
近年の給水量は最大でも8万t弱だから十分賄える。

⓶について
異常渇水のためにダムを造るという考え方はおかしい。
そのような理由でのダム建設は国も認めていない。
通常渇水(10年に1度程度)に耐えられない状況かどうか判断すべき。
そこで、事前に示したグラフがこちら。



水道用ダム貯水率の推移で、これは県が記録し公開したグラフ。
4つの市と県全体の5つの貯水率が記録されている。
佐世保市は、雨の少ない時期に他より高い貯水率を記録している。
佐世保市が本当に水源不足なら、このような結果にはならないはず。
そのような貯水率を維持できているのは、「不安定水源」のおかげ。
雨の降らない時期、ダムからだけ取水していれば減る一方だが、不安定と言えども川が枯れることはめったにないので、そこから取水すれば、それだけダムの水が減るのを防げる。
それなのに佐世保市は、その権利を放棄して石木ダムを建設しようとしている。
私たち市民にとって、それは大きな損失である。
それがどんなに大切な水源であったのか後で気づいても、一度放棄したものは二度と得られない。

水源も水道管も今あるものを補修しながら大切に使い続けていく。
水も財源も無駄にしたくない。
それが私たち市民の願いです。
市民の声を行政に届け反映させるのが議員の皆さんの役目です。
ぜひ、しっかり受け止めてください。

とお願いしたんですけどねー
皆さん(永田委員以外)、ほとんど聞いてなかったようですねー
資料を用意しても、意味がなかったようです・・・
いつものことだけど、空しいな~

なんて弱気になってはいませんぞ。
いえ、少しなったけど、
元気な仲間のおかげで、気を取り直し、
これからも、しつこく訴えていこう~って気分で帰ってきました。(;^ω^)

第6回石木ダム勉強会~スカパーも参加?

11月26日、佐世保市相浦地区の川迎町公民館で、6回目の石木ダム勉強会。
地域の班長さんたちが集まる班長会議の後の短い時間でしたが、今回も市民の本音がチラホラ…有意義なひとときでした。

司会者(地域の役員さん)の趣旨説明の後、さっそくいつもの動画上映をし、続いて「石木川まもり隊」からパワーポイントによる「石木ダムは本当に必要?」という説明をさせて頂き、その後はざっくばらんな感想や意見交換に入りました。



Aさん
なぜ水道局は出てきて説明してくれないのか?
本当に造りたいと思っているのなら、こういうところに出てきてしっかり説明するべき。

Bさん
ダムを造るよりも、古くなった水道管の付け替えなどの工事を進めた方が、地元の仕事が増えていいのではないか?

Cさん
今どこのダムでも泥がたくさん溜まっている。それを取り除けば貯水率が上がる。
どうしてやらないのか聞いたら、新しいダムを造らないとできないと言われた。

石木川まもり隊
最近そういう説がささやかれています。
「ダムの底にたまった泥の浚渫や、古いダムの補修点検を行うにはダムを空っぽにしなければならない。そうすると、その間そのダムの水が使えないので、それを補うために新たなダム、石木ダムが必要だ」という説なのですが、それはダムを造るための口実だと思います。
例えば、佐世保で一番古い山の田ダムを補修するために空っぽにしたとしても、その間、必要な水は佐々川から取水できるはずです。
山の田ダムの最大取水量は1日6,300tですが、佐々川から5,000tは佐世保に補水することができます。
平成6年の大渇水の時は1日平均1万tも佐世保に送水していました。
佐々川から菰田ダムまでは導水管も通っており、新たな設備費をかける必要もありません。

Cさん
以前相浦の支所で、反対派と市長と水道局長の会合があった。
そのとき漏水のことが話題になっていたが、市長は何も知らないようだった。
政治家は造ることばかり考える。
何かを造って自分の名を残したいと思うのが政治家の常。
そして、建設業者と繋がって選挙の票を増やした方が有利だから。
漏水対策なんかには力を入れないし、住民が反対しても造るだろう。

司会者
Cさんの発言は一理あると思うけど、私たちの税金がかかっているわけだし、私たちの子や孫までツケが回されることになるならば、やはり今私たちが立ち止まって考えることが大事なんじゃないでしょうか?

ここで、傍聴していたスカパー(日本最大の多チャンネルデジタル衛星放送局)のディレクターさんが手を挙げて質問されました。

スカパーさん
石木ダムのことは、よく話題になるのですか?

(みんな)
今日が初めてじゃないかな~?

スカパーさん
皆さん、ダム計画のことは知らなかったんですか?

(みんな)
計画っていうか石木ダムは知ってるよ。

スカパーさん
こういう詳しい話を初めて知ったという方は?

(ほとんどの人が挙手)

Dさん
こういう集まりも初めてだし、こういう資料を見るのも初めて。

司会者
あえて話題にしなかったし、それは、もう決まってることなので、仕方ないのかなと思ってる人が多かったんじゃないでしょうか。そういう中で初めてこういう会が持てて良かった。
こういう機会がなければ、ダム要るのかな?もったいなかね~と思っているだけ。
近所の人同士なかなかそういう堅い話はできないからですね~

Eさん
山の田ダムの話なんか初めて聞いた。

Fさん
私は反対。だって人口は減りよるとに、どうしてこれ以上、水が要るもんね。
税金だって増えるとに!よけいなことはせんこと!

(笑い声)

Cさん
福岡ではメーターは玄関のすぐそばにあるんですよ。
佐世保はどうです?かなり離れたとこにあるでしょ?
家からメーターまでの間に漏れていて、それに気づかず水道料金が余分に取られている人いっぱいいるんですよ。
個人の敷地だからと水道局は修理してくれない。
漏水を無くそうという努力が足りない。

司会者
佐世保市としては確かにまずは漏水対策に力を入れるべきですよね。
それより先に石木ダムを造る?
莫大なお金をかけて、地元の方たちの家や田んぼや畑を犠牲して造ろうとしている。
このまま進んでいいのか、今日の勉強会をきっかけに考えていきたいですね。

と、司会者がうまくまとめてくれて、お開きとなりました。

この日、なぜスカパーさんがここにいたかというと…
前日こうばるへ石木ダム問題の取材に行かれ、たまたま、この勉強会の話を聞かれ、ぜひ佐世保市民の気持ちも知りたい、佐世保市民は石木ダムについて、どう思っているんだろう?…ということで、やってこられたというわけです。

そして、あまり市民の間で話し合われていないと聞いて、びっくりなさっていました。

今回の石木ダムに関する取材は、12月8日「ニュースザップ」という番組の中で放映されるそうです。
BSスカパーを契約なさっている方は、是非ご覧くださいねー!

黒髪町での勉強会 たくさんのご意見と予期せぬ贈り物♥

10月1日は5回目の石木ダム勉強会。黒髪町にやってきました~

とてもきれいな会場で、設備も充実。りっぱなスクリーンをお借りできたので、いつもより大きな画面でたいへん見やすかったです。

これまで同様、佐世保の水と石木ダムに関する動画上映に続いて、この問題について『石木川まもり隊』の見方考え方を説明させて頂きました。

石木ダムの大きな目的は、私たち佐世保市民のための水源確保だと言われているが、本当にそうなのか?最近も広報『つたえる県ながさき』9月号で、「水源が不足している佐世保市は、昭和50年以降たびたび渇水の危機に見舞われています」と書かれていたが、平成6年の大渇水以来22年間、渇水による断水は実は一度もおきていない。まずは現在の実態を知ることが大切。

そこで3つの資料を用意しました。

これは水道用ダム貯水率のグラフ。(画面をクリックすると大きくなります)昨年4月から今年4月までの貯水率の推移を示すもので、長崎市、佐世保市、大村市、平戸市、そして県全体の5つの貯水率を比較することができます。

それぞれの貯水率の最低値を見てみると、一番低かったのは水色の線の大村市で、65.7%まで下がっています。黄色の線の佐世保市は実はどこよりも高く、88.3%でした。これが現状で、20年前とは大きく変化しているのです。

その大きな要因は、人口減少節水機器の普及で水の使用量が年々減少しているから。それを示すグラフがこちら。

これは一日最大給水量(一年間で一番たくさん水を給水した日の給水量)のグラフで、青の線がその実績値。2001年度は100,830㎥でしたが、昨年度は77,526㎥。その差は約23,000㎥。つまりわずか15年で23%も減少!

ところが赤の線の予測値を見ると、急激に増加!昨年度の予測値は100,491㎥で、実績値との差はこちらも約23%!

でも、2015年度は実績の方が予測よりも多くなっています。それも極端に。
実はこれは本当の給水量ではありません。確かに10万㎥以上もの水が配水されたのですが、その全てが使われたわけではなく、このうちの4万㎥は漏水だったのです。
2016年1月の大寒波による断水、覚えていますか?
あのときは凍りついた給水管が破損して、あちこちで大量の水が漏れ出し、配水池の水が空っぽになってしまいましたね。2015年度の最大給水量にはあの漏水量が加算されているのです。
2015年度の本当の一日最大給水量は2015年8月8日の76,872㎥でした。(緑の〇)2014年度や2016年度とほぼ同じです。

さらに、2016年度(平成28年度)の実績値について項目別に、予測値と比較してみると…



漏水量は一日平均6,852㎥です。これは4トン車1700台分です。そして平均給水量の9.8%、つまり約1割もの水道水がダダ漏れしているということ。モッタイナイですよね。

その平均給水量は予測値よりも1万㎥も少なかった。つまり予測は15%も過大だった。そして、一日最大給水量は予測値より30%も過大だったことがわかりました。

工場用水に至っては…予測値6700㎥に対し、実績は1300㎥で、400%も過大だった!?あり得ない予測ですね~

こういう予測に基づいて石木ダムが必要と言われても説得力はありません。そのようなダムに私たち佐世保市民は353億円を負担することになるのです。それでいいのでしょうか?

ということで説明を終えました。

司会者の「質問、意見、何でもどうぞ~」という進行を受けて、まっ先に手を挙げた方は、上品なご高齢の男性でした。

Aさん
私は地域に下水道が通ることになった時、飲み水をトイレに流すなどとんでもない!風呂の水を流すようにしたいと思い業者に工事を依頼したんですがね、5社全部に断られました。そこで下水道工事をするための借入金制度を利用して、水をポンプアップしてタンクに溜める工事を依頼し完成しました。そのおかげで渇水の時もトイレの水には苦労しませんでした。
 私がなぜそこまでやったかというと、子どものころ水は貴重なものだったんです。学校から帰ると家の水道が止まっているので、バケツを持って共同水道まで行き、並んで水をもらって帰るということを経験してるからです。
 それで、やっぱり水源地はいっぱいあったほうがいい、余裕が欲しいと思っていた。でも、今の説明を聞いて、うーん、もう一度考えてみようかなと思い始めました。 

Bさん
この資料を見ると、工場用水が極端に増えるように予測してあるが、水道局は何故そのような予測をたてたのですか?

 まもり隊
一番大きな要因はSSKです。当時不況により新造船の受注が思わしくないので修繕船に力を入れるという経営方針の転換が発表されました。それを知って水道局は修繕船がドッグ入りした初日は大量に水を使うので、その水量を倍増させSSK全体の給水量が4倍ほどに増加するという予測をたてました。私たちは当時あり得ない予測だとずいぶん抗議しましたが、案の定その後も工場用水は増えるどころか減る一方です。

Cさん
私はダムを造るよりも、もっと節水を呼びかけたらいいと思います。

Dさん
漏水対策はどのようにやっているんでしょうかねー

まもり隊
年間8億円くらいかけて老朽管の敷設替えをやっているようですが、老朽化も激しくなかなか漏水率は減りません。ブロック化という方法を取り入れてから漏水箇所の発見が効率的になり、漏水量も日量3000㎥くらい減りましたが、その後は横ばいという感じですね。もう少し漏水対策に力を入れてほしいですね。 

Eさん
水道局は勉強不足。私も以前、漏水対策の方法を具体的に水道局長あてに提案したことがあるが、「貴重なご意見ありがとうございました」と返信がきただけ。こういう態度じゃダメですね。私に任せてくれたら、私は漏水を止めてみせます。でもそうさせてくれない。それはなぜか?石木ダムを造れないからですよ。市長や水道局長はそんなに石木ダムを造りたいなら、こういう場に来て説明せんといかんですよ。そして、まず、現地の人によくお願いしなければいかんですよ。心が通っていない。それが問題。

 司会者
「貴重なご意見ありがとうございました」(会場爆笑)
いや、ほんとにそうですよね。漏水対策を先送りにして、353億円の負担金も次の世代にツケを回すことになるし、ちょっと無責任ですよね。

Fさん
もう40年も経っているんでしょ?なんで解決せんとですかね。

Gさん
こんなに長引いて、しかも佐世保市が350億円も負担しなければならない。なんで市は止めようと言わないんですかね。誰が儲けるんでしょうか?誰かが儲けようとしているんじゃないか、そんな気がするんですが…
 それから、今日の勉強会のために1500通も案内状を出されたそうだけど、これだけしか来てない…そこが問題じゃないでしょうか?もう少し佐世保市民に関心を持たせないと。ここに来てくれた人はわかるんでしょうけど。なんか方法がないのかな?

Hさん
佐世保市はなんでムキになってるんかな~メリットとデメリットがあると思うけど、それは何なんかな~佐世保市の人が来て、ここで言いやっこすれば、そういうのがわかってくると思うんやけどね~(そうねー、そうねーの声があちこちからあがる)

司会者
僕たちは毎回水道局に参加のお願いをしているんですが、水道局は「いま裁判で係争中でもありますし、水道局便りや広報誌やホームページで説明していますので」と断ってくるんです。でも、そういうのを見ても僕はわからないです。だから、来て説明してほしい。まもり隊の説明と水道局の説明と両方聞いて初めて僕らは両方の違いがわかるし、どっちを信用できるか判断できると思うんですよね。

Iさん
いま市議会で石木ダムに反対してるのは何人?1人?

まもり隊
実は4人です。最近4人になりました。

Iさん
いくら運動しても4人じゃ変わりませんよ。これは政治問題ですから。役所は決めたことはやり通そうとしますよ。だから、選挙の前に、石木ダムに賛成ですか反対ですかと公開質問状を出して、反対と書いた人には入れない、そうするしかないんです。

司会者
選挙の前だけじゃなく、地域の議員さんには話す機会があれば、石木ダムのことを聞いてみてほしいですね。どういうふうに考えてます?って。
 それから、皆さんも帰ってから、ご家族や近所の方に、「こんな勉強会に行ってきたよ、面白かったよ」って話してほしいですね。

Iさん
石木ダムは本当に必要ないんですか?必要ないという安心感がないから、今もずーっと続いているんでしょ?もう渇水はおきない、その安心感があれば、石木の人たちを追い出してまで造ろうとは誰も思わない。

(そこで現在の保有水源と給水量の関係を図表で説明しようとしたら)

いや、数字ではわかるんです。でも、ここ(胸に手を置いて)の不安が消えないから、それを取り除くにはどうしたらいいかということなんです。

Eさん
100%取り除くのは無理でしょうね。でも、方法はあるんです。海水淡水化です。渇水の時でも病院などにはちゃんと水が届くようにそういう装置を確保しておけばいいんです。

などなど本当に様々な貴重な意見が飛び交った有意義な時間でした。絶対推進ではないけれど、ないよりはあったほうがいいと思われている方も少なくとも2名ほどいて、そんな方が参加して下さったのが、とても嬉しかったです。

最後に司会者から、パタゴニアが呼び掛けている署名の紹介とアンケートへのご協力をお願いしてお開きとなりました。(その場で8名が署名し、用紙を複数枚持ち帰った方もたくさんいたそうです)

そして、終了後に予想もしなかった出来事が…

参加者のお一人が受付に封筒を預けていかれました。帰宅後開封してみると、中には高額なカンパと、匿名のお手紙が添えられていました。

本日はお疲れさまです
いつも行動ができなくて申し訳なく思っています
諸経費の一部に使ってください

とても驚きました。
金額にも驚きましたが、このような仲間の存在です。
私たちの知らないところで、同じ思いの仲間がいる。
目に見える行動には参加しない(できない)けれど、しっかりとした意思を持ち、陰で支えてくれる市民がいる。

とても心強いです。元気が湧いてきました。
これからも頑張ろう!と、単純な私はつい思ってしまいます。

それにしても、これだけ市民のラブコールが高まっているのに、水道局はどうして参加くれないのでしょうね~

参加者のお一人が言われたように、お願いのお手紙ではダメなんでしょうか。

やはり水道局に出かけて行って、直談判しかないのかナ? (-.-)

石木ダム勉強会 in 日宇ヶ丘

佐世保市内で始まった地域ごとの石木ダム勉強会3回目は、7月2日、日宇町の日宇ヶ丘コモンライフセンターでおこなわれました。

いつものように、まずは動画を見て、自由に意見交換。



今までになく男性が多く、また、男女を問わず、活発に意見が交わされ、この地区の皆さんの社会問題への意識の高さが感じられました。

 

賛成意見

*異常気象や食糧不足を考えた場合、やっぱりダムは必要

*企業誘致する場合も水がなくては…

*人口が減っているというけれど、この日宇地域では大型団地が続々とできており、ここ数年で800個以上の住宅が増えている。水需要が増えるのは十分考えられる

反対意見

*佐世保市民の水の使用量はものすごく少ないようだが、それはあの渇水の時の経験から学んでいるんだと思う。この節水意識の高さは誇りにすべき

*ダムの底を浚渫して貯水量を増やすとかして、いま有るダムをリニューアルしていけばよい

*子や孫の世代に負担を背負わすのはよくない。川棚の自然も守りたい

共通していたのは、やはり

*水道局に来てもらいたかった

*促進市民の会にも来てもらって、ざっくばらんに話し合いたかった

疑問もたくさん出されました。

*川棚町の人はどう思っているの?洪水対策としては必要なの?

*ダムが出来たら、そこから水をもらうのだから川棚町にお金を払わなきゃいけないの?

*そしたら水道料金が上がるの?

*佐世保は安い方でしょ?

*いや、高いって聞きましたよ

*どっちにして、そういうことは造る前に説明してほしいよね

等々、顔見知りのご近所どうしだからこそ話がはずみます。

 

司会者に向けられた質問に司会者もタジタジ…

*推進派って結局、行政のことでしょ?

(司会)促進市民の会というのもあるんですよ。ほら、「市民の願い」って書かれたバスが走ってますよね

*ああ、あれね。でも、あれは市のお金でやってるんでしょ?一般市民じゃないんでしょ?

(司会)でも…一応「市民の会」ですから…

その他、核心に迫る重要な疑問も続々…

*佐世保市は厚労省から補助金をもらってますよね?途中で止めたら、それを返さなくてはいけないんじゃないですか?

*今の実績と予測の差が大きいから問題なんでしょ?その修正はできないんですか?

*軌道修正すると石木ダムが要らないとなるので、できないんじゃない?

*無理してもやらざるを得ない事情があるのではないか?誤魔化しをしなきゃいけない事情があるのではないか?それが何なのか知りたい…

 

と疑問は尽きることなく…あっという間に2時間が経ってしまいました。

 

佐世保市水道局の皆さん、市民はこんなに疑問を抱えています。

参加して、この疑問に答えていただけませんか?
今回も裁判を理由に出席を拒否されましたが、行政訴訟は長いと言われています。これからずーっと市民との対話はしない、疑問にも一切答えないという方針ですか?(石木ダムに関して)

 

石木ダム建設促進特別委員会の皆様

あなた方は被告でもないのですから、裁判中でも関係無いはず。市民の声に耳を傾けるべき議員として、また、ダム推進派として、なぜ参加して頂けないのでしょう?
出欠のお返事も頂けないと、担当者の方は嘆いておられましたよ。

 

石木ダム建設促進佐世保市民の会の皆様

皆様方がお忙しいのは重々承知していますが、本当に「どうしてもお願いしたい石木ダム」とお思いなのでしたら、是非このような場にいらして、その理由を私たちに直接伝えてください。同じ市民同士、佐世保の未来のために語り合っていきましょう。

佐世保の水と石木ダム勉強会in山手町

この前の日曜日(5/21)、山手町公民館でこんな勉強会が開かれました。



参加者は全部で19人。とても小さな集まりでしたが、有意義なひと時でした。

3月の原分町での勉強会にも参加しましたが、あの時とは内容も雰囲気もかなり違っていました。

今回はあまり難しい話ではなく、佐世保の水事情や石木ダムに関する映像を観て、感想を述べ合ったので、誰もが気楽に発言なさっていました。(女性が多かったので井戸端会議的な雰囲気)

こういうふうに、勉強会もいろんなやり方があるのはいいですね。

やり方がいろいろあるように、参加者もいろんな考え方があっていいと思うのですが、こういう場に足を運ぶのは、どうしても、どちらかと言うと、石木ダムに反対とか疑問があるとかいう人たちが多いですね~

どうしてでしょう?
賛成派の人たちは、どうして参加しないのでしょう?

「石木ダム建設促進佐世保市民の会」というダム推進の会にも案内状を送ったそうです(ゲスト席にその札紙が貼られていました)が、空席となっていました。
あまり勉強したくないのかな?それとも議論したくないのかな?
でも、いずれは答えを1本化しなければならないのですから、相手の意見もしっかり聞いて、その上で自分の意見をきちんと伝え、一緒に考えていきたいですね。
そのプロセスを抜きにしては良い結論は得られないのですから。

余談ですが、来月「石木ダム建設促進川棚町民の会」の総会と講演会があるのですが、それへの参加要請の声掛けが会員におこなわれているそうです。その電話をもらったご本人は勉強会のことは何も知らなかった、知らされていなかったとおっしゃっていました。
促進派の集会なら他所の町にも出かけるように勧めるけれど、反対派もやってくる一般市民の集会なら、同じ市内であっても連絡さえしないんですね。残念です。

促進市民の会だけでなく、市議会の石木ダム建設促進特別委員会の席も、水道局の席も空席でした。
これには、参加者の誰もが失望していました。

特に「私は賛成でも反対でもありません。よくわからないので、両方の意見を聞いて考えてみたいと思ってやってきました」とおっしゃった方は最後まで残念そうでした。

水需要が減り続けているという現実、
漏水が多い、老朽管の更新費用は莫大で追いついていないという現実、
一方、石木ダムに関する市の総事業費は353億円にものぼるという現実、
これを知れば石木ダムは要らないと思うが、市には別の言い分があるのではないか、それを知りたい、そこを聴きたいと思ってやってきたのに…と。

水道局はこのような市民の願いをなぜ無視するのでしょうか?
市民の税金、水道料金を使って進める事業ですから、説明責任はしっかり果たしてほしいものです。

推進派の意見が聞けなかったという不満は残るものの、「このような場はとても大切」「市内のあちこちで、このような勉強会を開いてほしい」との声もきかれました。

次はどこで開かれるのでしょうかね~