佐世保市議選立候補者に聞きました!

佐世保市民の皆さん、明後日は市長と市議選の投票日ですね。あなたの1票を託す方は決まっていますか?



あなたは市政に何を期待しますか?
IR?人口減少対策?基地問題?気になることはいろいろありますね。

私たちは石木ダムと佐世保市水道の問題について、各候補者がそれぞれどのような考えを持っているのか知りたいのですが、テレビや新聞等からも情報はほとんど伝わってきません。(市長選に関しては現職の朝長さんは石木ダム絶対推進で、新人の田中さんは今は他にやるべきことがあると言い、その違いは報道されているが、市議選候補者についてはほとんど不明)

そこで、私たち自身の手で、市議選立候補者の皆さんにアンケート調査をさせて頂きましたので、その結果をここに公開します。

1.いつ、どのような方法で行ったのか?
4月3日に、切手を貼った返信用封筒を同封し郵送しました。

2.何人に送ったか?
告示前だったので正確な情報が掴めず、44名中41名に送りました。

3.どのような質問をしたのか?
各候補者へ送ったアンケート用紙はこちらです。
市議立候補者へのアンケート2019-4

4.回答率はどのくらいか?
41名中回答者は9名=回答率22%
(現職の場合、24名中回答したのはわずか4名のみ!)

集計表はこちらです。市議選2019アンケート集計表

・名前の欄が黄色の方が回答された方です。
・番号欄が赤=現職、緑=元職、青=新人です。
・42番~44番の方は情報が得られず送れませんでした。

問題別にまとめてみます。

問1)1972年の予備調査から今日までの石木ダム建設問題の経過と現状について
「よく知っている」と答えたのは、現職1と新人1の2人のみ。

問2)2012年度に佐世保市は、石木ダム事業の再評価を実施しましたが、そこに示された水需要予測は、その後の実績値と大きく乖離しています。いまここで立ち止まり、建設の是非を問うことについて
6人が「立ち止まり議論が必要」と答え、「不必要」と答えた3人は全員現職でした。

問3)石木ダム建設計画により水没予定地とされている川棚町岩屋鄕川原(こうばる)に行ったことがありますか。
ない」と答えたのは元職の1人だけでした。

問4)2017年度、佐世保市では年間353万㎥(山の田ダム6個分)の水道水が漏れていました。佐世保市は漏水対策をしていますが、漏水はなかなか減らず漏水率は毎年11%を超えています。抜本的対策の必要性について
全員が「必要」でした!

問5)ダムや水道管の老朽化が問題になっていますが、老朽化対策について具体的に考えをお持ちですか。
「持っていない」と答えたのは新人の1人だけ。

問6)人口減少時代に突入し、水需要の減少とそれに伴う料金収入の減少は避けられず、水道料金の値上げや民営化などが取り沙汰されています。安全安心な水道を持続させるための具体的な考えをお持ちですか。
「持っていない」は現職も含め3人。

問7)佐世保市は、水源確保のために石木ダムは必要だとして計画を推進してきました。そのための佐世保市民の負担は353億円ですが、これは2007年時点の予算です。その後の人件費や資材の高騰で完成までには相当の増額が予想され、水道事業会計を圧迫するのは必至です。それでも石木ダムは必要だと思われますか。
「思う」「思わない」「わからない」が3:3:3の同数。
「思う」と答えたのは全員現職でした。

問8)水没予定地では既に一部の農地が強制収用されていますが、地元の方々は以前と変わりなくそこで米や野菜を作って暮らし、家屋を強制収用されても住み続けると断言しています。ダム建設を強行するには行政代執行しかありません。13家族の家や暮らしそのものを破壊しても、ダムのためなら仕方無いと思われますか?
「思う」=現職の2人  「思わない」=5人  「迷っている」=2人

※各候補者がどのように答えているかは、集計表で確認してください。

また、質問は全て2択~4択で答えるものでしたが、5人の方が文章を添えておられましたので、ご紹介します。

湊浩二郎さん=代替案を検討すべきと思う。→水は必要なので。(生活の多様化により)

市岡博道さん=2択、3択からの解答方式なので答えに困りましたが、一定解答させていただきました。解答に至るまでいろいろな思いがある事を付言させていただきます。

松尾俊哉さん=必要、不必要の是非は市民、住民が決めることだと考えます。

浦川栄一さん=問5に対して「海軍?石綿管?」、問6に対して「人口増の方策は?」、問7に対して「再評価が必要」、問8に対して「ダムのため?市民のため?13家族?」

武雄智穂さん=アンケートを送っていただき、ありがとうございました。現地にも行って参りました。よろしくお願いいたします。

以上です。
最後に感想を2つだけ記しておきます。

★現職の方と新人の方で傾向が分かれるようです。
現職の方の多くが、水需要予測が現実離れしていても、事業費の負担が大きくても石木ダムは必要で、強制収用もやむを得ないと考え、新人の方の多くは、その逆のようです。
それは何故なのでしょう?

★結果的に32名の方が無回答でした
返信用封筒を同封しただけでなく、郵送した数日後、各候補者の事務所やご自宅に電話を入れ、アンケート用紙が届いたかどうかの確認と10日までの返送依頼を実施しました。留守のところも多かったので何度も電話したりしました。また、知り合いの議員さんを通じて回答を頼んでもらったりもしました。それでもナシの礫の現職候補者が20名もいたことに憤りを覚えます。
しかし、そのような人を選んできたのは私たち佐世保市民です。
私たちの政治に対する無関心と怠慢が招いた結果です。

反省と共に、回答をお寄せいただいた9人の候補者の方のご健闘を祈ります。

水道の未来



3月16日(土)午後、アルカスSASEBOにはたくさんの佐世保市民が集まり、水ジャーナリスト橋本淳司さんの講演に耳を傾けました。



講演のタイトルは「佐世保の水事情と水道民営化を考える」で、やや硬いタイトル。にもかかわらず、約130人もの方々が参加されたことは、私たち実行委員(佐世保市民有志)にとって予想以上の結果でした。

中には、嘉田由紀子さん(水行政に詳しい元滋賀県知事)の話が聴きたくてやってきたのに、突然の体調不良(インフルエンザの疑い)によるキャンセルでがっかり!という方もおられましたが、そんな方でさえ、「橋本さんの話は予想以上に素晴らしかった。来て良かった!」と喜んで帰っていかれました。

まぁ!そんなに良い講演だったの?聴けなくて残念!とお思いの皆さん、ご安心ください。近々、実行委員の1人がYouTubeにアップする予定ですので、アップされたら、石木川まもり隊ブログでも公開します!ぜひ、お楽しみに!

こちらの新聞記事が、その内容を的確に伝えていますが、



橋本さんの講演のテーマは、まさに人口減少!

人口減少→水道料金収入の減少→施設の維持管理費の不足→施設の老朽化→自治体にとってはお荷物。

そんな中で出てきた水道の民営化案。



政府はコンセッション方式なるものを推奨していますが、それにはデメリットも多いんですよね。

これまでの業務委託の場合、私たちの水道料金は市水道局に支払ってきましたので、それは100%水道事業のために使われましたが、コンセッションの場合、契約した民間企業に支払うので、その料金収入から役員報酬や株主への配当金、法人税などが支払われます。その分、当然、水道事業の質やサービスの低下が予想されるし、経営状態も民間は不透明になるので心配です。

そのようなことから、民営化した海外のケースでは、水道料金の高騰や水質の悪化を招き、再公営化がどんどん進んでいます。

そこで、橋本さんは、水道を持続させるには、ダウンサイジングこそ大事だと力説。



人口減少社会において水道事業を持続させるには、発想の転換が必要。

新たな施設を造って投資する時代の考え方から脱却し、今あるものを補修し更新して持続させる。大規模化ではなく、縮小化、ダウンサイジングこそ大事。

水道から水点へ。遠くから導水するのではなく、地元の地下水、伏流水、雨水を活用。山間地域など。

そのような話を、第2部のトークセッション(橋本淳司×辻井隆行パタゴニア日本支社長)では、さらに広げたり、深めたり。



中でも、会場の関心を集めたのは、水道料金の話。

前述のような老朽化対策やダウンサイジングをせずに、旧態依然のままの運営を続けていると、2040年には水道料金をこんなにも上げざるを得なくなるという予測の表が紹介されました。



これは橋本さんが作られた資料ではありません。「新日本有限責任監査法人 水の安全保障戦略機構事務局」の作成によるものです。新日本有限責任監査法人とは、国内4大大手監査法人の1つです。

そこがまとめた資料「人口減少時代の水道料金  全国推計 推計結果」(2018年3月29日)https://www.shinnihon.or.jp/about-us/news-releases/2018/pdf/2018-03-29-02.pdfの中の1ページを取り出したものが上の写真です。

この推計によると、2040年の時点では、長崎市よりも佐世保市の方が水道料金は高くなっています。(20㎥あたり)

2015年=佐世保市4,119円、長崎市4,433

2040年=佐世保市5,827円、長崎市5,770

何故でしょう?それは老朽化対策にどれだけ取り組んでいるか、将来のツケを減らす努力をどのくらいしているかの差と言えるでしょう?

ところで、この表を見て皆がギョッとしたのは、川棚町のデータでした。
値上げ率248%!?全国トップ9位の値上げという予測。
う~ん、この要因は何でしょうねー
人口減少だけではなさそうです。

最後に会場からの質問を受け付けると沢山の手が上がりました。

Q:雨水や再生水の利用が大事だと思う。それを広めるにはどうしたらいいか?

A:雨水を溜めることは水源確保だけでなく、下水の負荷を軽くしオーバーフローを防ぐ。また、ヒートアイランド現象対策にもなり、温暖化への対応としても有効。個人と行政の間に水道サポーターのようなものを作ったらどうか?水道局と市民がもっと近づいて意見交換できるような仕組みが必要。岩手県矢巾町のような。

Q:周りには石木ダムが必要と言う人もいるが、人口減少社会への危機感が足りないと思う。私は不便を感じていない。足りないと思うなら工夫して暮せば良い。ナンバーワンではなくオンリーワンの佐世保を目指すような社会にするには、どうしたらいいのか?

A:水についての教育も大事。こどもたちに情報を発信し、考えさせる。先生が教えるのではなく、子どもに考えさせる。子どもは未来を切り開く力を持っている。

その他にも、漏水率についてや、地域格差をなくすには、水道事業はなぜ独立採算制を取るのか等々の質問が出されました。

最後に、辻井さんが「昭和」という言葉を投げかけ、それがキーワードとなって、橋本さんは素晴らしいメッセージで締めてくださいました。

辻井:最近、高校生が「昭和時代」と言ってるのを耳にした。僕らが明治時代と言うように、若者にとっては過去の時代なんですね。この春には新しい年号が生まれる。1ヶ所に大きなものを造って遠くに届けるという昭和の発想は、もう古い。切り替えなければならないですよね。

橋本:過去を振り返るタイミングは年号が2つ変わった時のようです。江戸時代を振り返れたのは大正時代。明治時代を振り返ったのは昭和のとき。私たちもまもなく昭和の呪縛を俯瞰して見られる時代に突入しようとしています。

橋本:これから我々は気候変動に悩まされるだろう。それは水となって表れる。水が無くなったり、大雨が降ったり。そのとき人間の力には限界がある。生きものや、森や土に守ってもらうしかない。新しい時代を機に、これからは水の循環に目を向けてみませんか?川の流れを追いかけたり、さかのぼったり。水版ブラタモリをやって、自然を大切にしてもらいたいと思います。

という提案に、笑いや拍手が巻き起こり、皆さん、笑顔で会場を後にしていかれました。

難しい話を分かりやすく語って頂いただけでなく、佐世保水道に関する私たちの悩み(漏水や石木ダム)に風穴を開けて頂いたような気がします。

佐世保市民の皆さん、佐世保市水道の未来のために、私たちにできることは何か?発想を切り替え、新たな視点で、一緒に考えていきませんか~

    (^^)/

 

証人尋問可否判断は新裁判長へ

なんと裁判の連チャンです。

3月11日の福岡高裁に続き、12日は長崎地裁佐世保支部で口頭弁論。こちらは10回目です。



この日も沢山の傍聴希望者が集まってくれました。一番広い401法廷でも傍聴席は50なので、毎回抽選です。



長崎新聞の記事にあるように、またもや、証人尋問の可否は先送りになりました。

その理由は裁判官の交代によるそうです。



渡邊裁判長が移動になるので、新裁判長のもとで証人尋問をするかどうか決めたい、そのための進行協議を4月22日11時~、次回口頭弁論は6月4日14時~と決まりました。

う~ん、私たち素人にはわかりませんねー。証人を呼ぶか呼ばないかで、どれだけの時間を費やせばいいのでしょう?

原告側が立証計画として証人尋問について申請したのは昨年9月16日の第7回口頭弁論期日でした。あれからちょうど半年です。半年かけてもまだ決まらない。早くて4月22日?6月4日?それでもまだ決まらないかも…。

私たちの弁護団は福岡県内の方が多く、北九州市からも毎回、新幹線や特急みどりを乗り継いで来られているのです。傍聴に参加する人たちも、みな忙しい人ばかり。中には仕事を休んで駆けつけている人たちもいます。

佐世保市が、それほど水道局長の尋問に反対する理由は何なのか?

意見書が提出されました。こちらです。佐世保市意見書(H31.3.6)

ここに書かれてあることは、要するに、

①石木ダムが不要ということを立証するためなら、これまで原告側が請求した資料データは全て提出しているのだから、その書証に基づいて立証すればいいでしょ?

②慣行水利権を保有水源に含めないのが妥当かどうかは法的な問題なので、尋問に基づいて判断することではないでしょ?

よって谷本局長の証人尋問は不要です。

ということのようです。この意見書を受け止めて裁判所も不要と判断するのでしょうか?

高橋弁護士は、この日の進行協議にやや落胆の表情で、次のようにコメント。

この意見書を認めて尋問の必要がないと裁判所が判断するなら、私には驚きでしかないし、簡単には受け入れられない。

なぜなら、この裁判は民事の工事差止訴訟である。今現在、この工事を止めるべきかどうかが問われている裁判である。この工事を続行すべきか止めるべきかは、この工事の必要性を判断せねばならず、その判断において、いま石木ダムが必要かどうかの判断が不可欠となる。

だから、私たちは、佐世保市にとって石木ダムが不可欠と考えている水道局長に尋問したいのだ。勝ち負け以前に、谷本さんの陳述は必要なのだ。

谷本さんは、私たちの質問に対し、堂々と答えてほしい。

この思いは、まさに私たち佐世保市民の思いです。その工事費の多くを佐世保市民が負担しています。石木ダムの必要性がしっかり納得できれば気持ちよく負担できますが、それを曖昧にされたままで、お金だけ徴収されても不満が募るばかりです。

原告側弁護士の質問は、私たちの疑問です。その疑問に、法廷の場で堂々と答えて頂き、解説して頂けますよう、強く願っています。

私たち市民が当局に公開の場での説明会を求めると、いまは裁判中なので…と断られます。裁判の場でも質問に答えないとなると、水道局長は逃げていると誤解されますよ。石木ダムの必要性が説明できないのかな?説明できないということは、必要性がないからなのかな?と。

それは違う!と言いたいですよね。であれば、佐世保市の弁護団に直訴して、ぜひ証言台に座って、必要性をしっかり訴えてください。それを私たち市民は、賛成反対にかかわらず、心から願っています。

 

 

控訴審 第2回口頭弁論 再評価を実施しないのは・・?

3月11日、石木ダム事業認定取消訴訟控訴審の第2回口頭弁論が福岡高裁でありました。

今回は、前回よりも少し広い法廷(前回は傍聴席80、今回は84)でしたが、今回もほぼ満席!福岡市民の皆さんも11名傍聴。ありがとうございました!

長崎県内からは、長崎市発諫早経由と、川棚発佐世保経由の2台のバスをチャーターして向かったのですが、川棚発のバスが途中渋滞で遅れ、門前集会に間に合わず、皆さんにご心配ご迷惑をおかけしました。原告団事務局としてお詫びいたします。次回はもっと余裕をもって出発しますねー

さて、本題です。

今回の弁論で原告側代理人は、第3~第6の準備書面を提出し、その要旨を法廷で読み上げました。

第3、第5、第6が利水関係で、その要旨はこちらです。
19.03.11-利水関係準備書面要旨

傍聴席から見て裁判長の左(右陪席)の裁判官が、諫早湾開門判決を無効にした方だと知ったNさんは、つい「悪いヤツ!!」なんて書きこんじゃってます。

第4は治水関係で、その要旨はこちらです。
19.03.11治水関係準備書面要旨



 

今回弁護団が一番強く主張したのは、ダムの必要性の根拠となる水需要予測の再評価を佐世保市が避けている事実です。

佐世保市は2012年度に再評価をして以降、これまでずっとやっていません。本来であれば5年後の2017年度に実施すべきものですが、市はあの手この手を使って、それを避けているのです。

なぜそこまで再評価を嫌がるのか?それは、いま再評価をすると、石木ダムが必要という結果を出すのが難しい、それがよくわかっているからに他なりません。2012年度の時でさえ数字合わせに四苦八苦したのに、これ以上は無理!と自認しているからでしょう。

しかし、どんなにあの手この手を使っても、2022年度には再評価をしなければならない。これは必須です。そして、それは石木ダムの完成予定年度です。

再評価の結果石木ダムは不要との結論が出ても、もう出来ているか完成間近…その時、その責任は誰が取るのか?巨額の血税を無駄にした責任は誰が取るのか?こうばるの住民を追い出し、暮らしもコミュニティも人生も破壊した責任は誰が取るのか?

土木部長か?知事か?佐世保市長か?佐世保市水道局長か?誰も取らないし、取り得るはずがない。取り返しのつかない事態になるだけ。

だからこそ、いま、その事態を回避するために、私たちは裁判で闘っているのです。

しかし、この闘いに勝つのは現実的にはたいへん難しい。なぜなら…



その理由の1つが「コッカムトウセキ」の論理だと、馬奈木弁護団長。

コッカムトウセキ?初めて聞く言葉です。調べてみました。

「国家無答責」=王は悪を為さず=国家に間違いはない、という戦前の論理。

違法な公権力の行使によって個人が損害を受けても、国が間違いを犯すはずはないので責任は負わない、という考え方。

戦後は、憲法17条で、「何人も,公務員の不法行為により,損害を受けたときは,法律の定めるところにより,国又は公共団体に,その賠償を求めることができる」と定め、この規定を実施するために国家賠償法が制定されたのです。

ところが、未だに国家は国民より上だと勘違いしている公務員が多く、それだけでなく、国と国民は対等平等であることをわきまえていない裁判官も多い。だから行政訴訟で勝つのが難しいのだそうです。

私たちが勝つには「社会通念」が大事。

水俣病訴訟は社会通念=水俣病は国に責任があると大多数の国民が思っていた=で勝てた。

原発は社会通念=国民の多くは原発が必要だと思っている=によって負けた。

嘘でしょ?国民の多くは原発は無くしたいと思っていますよ。世論調査をすると半数以上が反対ですよ。

と言っても通用しない。だって、ほとんどの人が九州電力の電気を使っているでしょ?原発で作った電気を使っている、つまり原発を容認していることになるのだそうです。(えー!そうなるの?それは大変!急いで対策を講じよう…)

やはり、とにもかくにも、石木ダム要らない!の世論をもっともっと大きくしなくちゃ…ですね。 (^^)/

 

次回は7月3日(水)14:00~です。

 

石木ダム建設絶対反対同盟 第40回団結大会

石木ダム建設絶対反対同盟が結成されて40周年の節目となる今年の団結大会。川原公民館は多くの参加者でギューギューです。

住民代表の挨拶。

この1年を振り返って、いつものように石丸さんが報告。

今回は、過去40回の決議文のコピーも配布され、歴史の重みを実感させられました。

その後いつものように来賓挨拶。弁護団の高橋先生に始まって、県内の各団体(石木ダムに反対する川棚町民の会、石木ダムの清流とホタルを守る市民の会、いしきを学ぶ会、石木川まもり隊)、川棚町議等の挨拶が続き…今年はこの方も!

映画監督で、絵本作家で、カメラマンの大西暢雄さん。

こうばるの人々、風景、闘いを追い続けて数十年。3.11以後は全国の被災地を飛び回り、多忙を極めながらも、時間を見つけては、ひょっこり現れます。大西さんの温もりと優しさは、お顔だけでなく作品にも滲み出ていますね~

こちらは金子サトシ監督。

今度あらたなドキュメンタリー作品を制作されます。「悠久よりの愛~ダム建設を阻止した人びと」(仮題)

その中に、この石木ダム問題も取り上げられるのです。ぜひ良い作品を生み出してほしいですね。完成が待たれます。



がんばろうー!の後は、



いつものように、美味しいご馳走(こうばるのお母さんたちの手作り「団結料理」です!)に舌鼓。笑顔と会話、ハーモニカの演奏など、会場は熱気ムンムンでした~

 

NHK NEWS WEB

長崎 NEWS WEB


石木ダム建設反対 40回目大会




川棚町に建設が進められている石木ダムの予定地の地権者らが建設に反対する40回目の大会を開き、ダムの白紙撤回を目指すことを改めて確認しました。

長崎県と佐世保市が川棚町に建設を進める石木ダムをめぐっては、13世帯の地権者でつくる「石木ダム建設絶対反対同盟」が毎年、この時期に大会を開いています。

ことしで40回目となった10日の大会は、川棚町の川原公民館で開かれ、地権者や支援者などおよそ80人が集まりました。

この中で、地権者の炭谷猛さんは「ダム建設に絶対反対を貫こうと決起し、私たちが40年間やってきたことは間違っていなかった。若い人たちと一緒になって継続していくことが大事です」と話しました。

このあと、別の地権者がダム建設に伴う道路工事に対する抗議の座り込みが、延べ590日にのぼっていることやダムの事業認定の取り消しを求めた裁判の状況などについて説明しました。

また、支援団体からは、学習会の開催や地権者の暮らしを追ったドキュメンタリー映画の上映などによって石木ダム建設の必要性を考えてもらう機会が増えたことが報告されました。

最後は、参加者全員でダムの建設計画の白紙撤回まで団結していくことを確認していました。

水道民営化って、そもそもなあに?

昨日の長崎新聞の投稿欄に、こんな記事が出てました!



へー! そうなんだ~ やっぱりねー
と、思わず頷いてしまった・・

実は、もうすぐ、投稿者の方が住んでいる佐世保市内で、水道民営化を考える講演会があるのです!

詳細は、こちら。



会場の「アルカスSASEBO」に置いてあったチラシです。

講師の嘉田由紀子さんは元滋賀県知事で、今も政治家としてご活躍の方ですが、もう1人の講師の橋本淳司さんはご存知ですか?
水ジャーナリストと書いてありますが…。

そう思ってネットで検索したら、すぐに出てきました。
https://www.aqua-sphere.net/

水教育研究所の代表だそうです。
自治体・学校・企業・NPO・NGOと連携しながら、「みずから考える人」、「水を語れる人」を育成なさっているそうです。

そう言えば、去年の国会での(たぶん参議院だったかな?)水道法改正案をめぐる審議の時、参考人として呼ばれていた方ですよね~
つまり、水道民営化について精通し、しかもわかりやすく語れる方なのでしょう。

そんな方の話を聞く機会はめったにないので、ぜひ聴きに行きたいですね。

先ほどの投稿者を、もしもご存知の方がおられましたら、是非この情報をお知らせしてくださいね~

(‘◇’)ゞ

 

県予算案に石木ダム本体工事費計上!

昨日の長崎新聞一面トップ記事は長崎県の新年度予算案でした。



私としては、まず小見出しの「石木ダム本体工事費計上」に目が行き、なに?!と思ってしまったのですが、まずは冷静に、大見出し「人口減対策に230億円」から見ていきましょう。

人口減対策にお金をかけるのは、多くの県民の納得するところでしょう。
なにしろ総務省発表によると、人口移動調査で出ていく人の多いランキングで、都道府県で長崎県は第6位、市町村レベルでは長崎市はなんと第1位という結果だったのですから。

しかし、その230億円の中身がよく見えてきません。
雇用創出に繋がる事業拡充や創業、事業継承などの補助として2億2300万円を計上しているそうですが、他にどんな施策があるのかな?
それは、24面に分かりやすく書かれていました。



しかし、ここに挙げられた人口減少対策費を合計しても、1億8000万円にしかなりません。先ほどの雇用創出費と合わせても4億円ほど。
う~ん、よくわかりませんね~。

それに比べて公共事業費の多いこと!
石木ダムだけで19億円ですよ。
カジノ関連にも1億円以上。
ダムやカジノに力を入れようとする県に若者が住みたいと思うでしょうかね~
知事をはじめとする県政に関わるエライ方々の感覚がわかりませんね~

こちらに、その大型公共事業についての詳細記事がありました。



一面記事の小見出しにもあったように、2019年度に初めて石木ダム本体工事費を計上しようとしています。

その理由は、完成年度として2022年度を目指しているからとのことですが、現地権者の所有する用地取得の見通しは何もない!というのにです。
有効な対策が打ち出せなくても構わない、決めたことは強行するのみ!というお考えなのでしょうか?

つまり、いよいよ収用裁決→強制収用→行政代執行に向かうつもりでしょうか?
それは県民が許さないでしょう。
今でも県民の半数が石木ダムについて「わからない」と答え、反対が3割、賛成はわずか2割です。(2018年1月長崎新聞社による県民アンケート結果)



 

一面記事に書かれているように、この予算案を実施するには、歳入不足のため基金を156億円も取り崩さねばならない。そうすると、基金残高は17億円まで減少するそうです。

これほどの財政難の中、19億円も石木ダム事業に投入してもいいのでしょうか?
長崎県民の皆さん、石木ダム事業のこと、そろそろ本気で考えてみませんか?

石木イベント情報まとめ

こんにちは。

石木ダム水没予定地住民の石丸穂澄です。
最近見つけた石木イベント情報をいくつかご紹介します。



まずはイベント報告として…

2月2日には千葉県成田市で「ほたるの川のまもりびと」上映会が開催されました。
上映会の報告を勝手ながら紹介させていただきます。

成田平和映画祭第四回facebook投稿記事
https://www.facebook.com/man.oka.127/posts/1156936604466544

今回の成田での上映会には、石木ダム水没予定地こうばる地区の「ほたるの川のまもりびと」より寄せ書きを贈らせていただきました。



ひょんなことから、急きょ地元の皆さんにご協力いただきました。
仕上げは私が適当に水彩でまとめさせていただいてます。
たまにはこんな寄せ書きもいいですね。

また、こちらは会場で当日配布されたチラシです。
イベント運営スタッフの方が石木の近況を伝えるために直前に作ってくださったものです。





ゲストにはアーサー・ビナードさんが駆けつけてくれました。
お話は前向きになれるような内容でとても好評だったそうです。
石木グッズの宣伝までしてくださったおかげで「ダムのツボ」が40冊も売れたそうです!

会場は小さめのホールでほぼ満席だったと伺っています。

成田映画祭のスタッフの皆さん、それに上映会に参加してくださった皆さん、アーサーさん、本当にありがとうございました。



また、
長崎市内ではランタンフェスティバルが始まっています。
なにやら、楽しそうなイベントが行われるようです。
「#いしきをかえよう」署名アクションより



🏮👲🏮#いしきをかえよう署名アクション
+チャリティバザーのご案内🏮🐲🏮

🏮2月11日🏮

ランタンフェスティバル中の長崎市内で開催される🏮春節ミーティング🏮にて、
#いしきをかえよう署名アクション と
チャリティーバザーのブース出店させて頂きます💁

https://www.facebook.com/events/305681433411823/?ti=cl

浜の町アーケード内 クラブ♧BETAにて
13~18時のブース開設となります😊

またまた、署名またはスタッフ参加の大募集デス😚

どうぞよろしくお願いします🐲🏮👲



そして、

「ほたるの川のまもりびと」の上映情報です。

八ッ場あしたの会さんがブログにてまとめてくださっています。
https://yamba-net.org/45930/
すみません!以下、情報を勝手にコピペしています、本当にすみません!



★2月16日(土)東京・多摩市 【主催】EARTH VISION多摩 実行委員会
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/8511/

★2月16日(土)大阪 【主催】ほたるの川のまもりびと上映実行委員会
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area04/9776/
【自主上映】
★2月19日(火)東京・品川区 【主催】隣町珈琲
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9639/
★2月24日(日)東京・保谷公民館 【主催】自然環境復元協会
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9901/
★2月27日(水)神奈川・戸塚 【主催】ナマケモノ倶楽部
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9873/
★2月28日(木)東京・恵比寿 【共催】 株式会社ピープルフォーカス・コンサルティング /キャスレー・コンサルティング株式会社
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9501/
会場はこちらに変更されているようなのでご注意ください!
株式会社リビタ (東京都目黒区三田1-12-23 MT2ビル)

★3月9日(土)東京・練馬区 【主催】江古田映画祭実行委員会
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9646/
★3月15日(金) 東京・日比谷図書館 【主催】関東弁護士会連合会
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9604/
★3月31日(日)埼玉・浦和 【共催】八ッ場ダムをストップさせる埼玉の会+埼玉リレーカフェ
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9860/
★4月14日(日) 東京・府中  【主催】 act634府中
詳細➡http://kamanaka.com/theater/area02/9383/
【劇場】
★2019年3月16日(土)~3月25日(金)大阪 第七芸術劇場
詳細➡http://www.nanagei.com/



最後に、
1月26日(日)の#いしきをかえよう署名アクションの様子が記事になっていました。



取材してくださったしんぶん赤旗の記者さん、寒い中ありがとうございました。
5万筆を目指して引き続き頑張ります🙂

2/7は石木ダムヒアリング

こんにちは。

石木ダム水没予定地住民の石丸穂澄です。

なにやら2/7(木)に東京の方で石木ダムのヒアリングを行うそうですよ。
私はさすがに行けませんが、関東方面の方で参加可能な方おられましたら是非ご参加ください!



2月7日 公共事業チェック議員の会による石木ダム問題ヒアリングが持たれます。

私たちは、石木ダム対策弁護団・佐世保市民の皆さんと共に、不要なばかりか人権を侵害するだけの石木ダム事業の推進役を果たしている国交省土地収用管理室と治水課、厚労省水道課の担当者に、実態を明らかにすることで、これまでの石木ダムへの国の対応を見直すべく要請します。

日時 2019年2月7日14時~16時
場所 衆議院第一議員会館第一会議室

詳しくは、水源連ホームページの下記URLに掲載いたしましたので、見ていただければと思います。

http://suigenren.jp/news/2019/01/31/11289/

参加いただける方には、13:30から衆議院第一議員会館1階ホールで入館票をお渡しいたしますので、よろしくお願いいたします。



あと、1/25に長崎県は国に「水源地域指定」を申請しました。
ほーちゃんはこういう行政手続きが苦手。。
隊長が記したこちらの記事のことです、よかったらもう一度読んでみてください。
いまごろ”水源地域指定”申請?

八ッ場あしたの会でもニュースをまとめてくださっています。
https://yamba-net.org/45888/

「長崎県がダム予定地域に多額の税金を投入することになる「水源地域指定」を今頃になって行うのは、国交省に背中を押されて、水没予定地住民が結束して反対している石木ダム計画をおカネの力で推し進めるためです。」
(八ッ場あしたの会のツイッターより)

私たちのふるさと、石木ダム水没予定地周辺が「水源地域指定」を受けると、長崎県は国や佐世保市からお金をたくさんもらってそのお金で川棚町はダム湖の周辺に…例えばですが「道路、土地改良、下水道、町営住宅、砂防、学校、保育所、老人福祉施設」などの最終的には無駄になりそうな設備がじゃんじゃん作れるということのようです。

石木ダムは県営ダムですが、
長崎県には副知事など重要なポストには国から出向してきてます。
国からの影響力が相当に強いんですね。

佐世保市民は本当は血相かいて止めに入った方がいいと思います。
漏水対策への投資は一体どうするんでしょうか?

川棚町民は、これから本当にこんないらない施設、道路、作って欲しいですか?
作るのは構わないけど、作った後の維持管理は結局誰がやるんだろう…?
…ひょっとして、川棚町民?だったりして。。

勝手にレールに乗せられています、みなさん、本当にこれでいいのでしょうか?

こうばる支援米2018会計報告


みなさん、こんにちは。

石木ダム水没予定地住民の石丸穂澄です。

すっかり後手後手になっておりました、こうばる支援米の報告。
2018年12月中旬くらいで完全に売り切れました!

買ってくださった皆さん、本当にありがとうございました!
ドキュメンタリー映画「ほたるの川のまもりびと」の影響で買ってくださった方も多かったと思います。
本当にありがたかったです。
そして、何と言っても発送作業を手伝ってくださった支援者の方、地元の若い人たち、支援米のお米を提供してくださった農家の方、本当にお世話になりました。






みなさんにご報告ができるところまでなんとか会計をまとめました。

今シーズンは、30キロ入りの玄米を95袋分取り扱いさせていただきました。
2,850キロです、2,8トンです!
前シーズンは50袋くらい、1,5トン程度でしたので、およそ倍に増えました。
今シーズンは豊作だったことと協力してくださる農家さんの数も増えて取扱量がさらに増えました。

取り扱い件数(買ってくださったお客さんの数)は180件ほどで、上映会の会場で直接買ってくださったお客さんの数はこの中には含まれておりませんので実際には200件は超えていると思います。

これだけ取り扱う量がが増えてくると、仕事の量も増えて時々失敗することもあるし…
お客さんに大変ご迷惑おかけしたケースもありました。
それでもなんとか乗り切り、無事に売り終わることができて本当によかったです。

あんまり細かく報告すると、だらだらと長くなってしまって誰も読んでくれなくなると思うので、ざっくりとした収支報告にします。

売り上げ(送料負担分を含む)、1,451,590円、支出、1,085,268円、

売り上げから支出を引いた収益は365,322円でした。

実は、地元の方には収益を間違って50万円くらいと伝えてしまってました。
ところが、再度会計をチェックしてみたらネットショップの売り上げが二重計上されていることが判明!
訂正したら36万円ほどになってしまいました。。
地元の皆さん、ごめんなさい〜

収益が少ない、でしょうか…

実は、農家さんへの支払いが支出の8割を占めています。
(あとは送料、米袋代とかの必要経費)
お米は本来そんなに安いものではないのです!
私は、協力してくださる農家さんにそれなりのお金を支払いたいと思っています。
本当に今のお米農家って割りに合わないんですよ、、
ものすごく作るのも田んぼの管理も大変なのにね…
その上、付替道路工事の抗議行動をずっとやりながら…
ただ、日々の暮らしを守るために田んぼや畑を続ける。
みなさん、どうぞご理解ください。

さて、収益の35万円の使い道ですが、
すみませんが私が勝手に決めさせていただいてます。

石木ダム訴訟の原告団へ10万円
石木ダム対策弁護団へ5万円
公民館使用料として地元へ1万円
地元の付替道路工事現場の抗議行動のみなさんへ2万円
ほずみのバイト代として10万円
残りの8万5千円ほどはプール

みなさん、きっといくつか気になる点があると思います!

・原告団になんで10万円もやるんだ!
⇨善良な原告団のスタッフのみなさんは、今まで一切の会費をいただくことなく運営してきました。
とうとう、お金がつきそうです。。
やばいです、なので今回は支援米の寄付を入れます。

・弁護団に5万円は妥当なのか?
⇨実は私もよくわかりません。ただ、裁判費用は本当にすごいらしい…
よくわからないんですが、印紙代がすごいらしい。
原告一人一人、裁判所に印紙代を支払っているらしい。
石木ダムの原告の人数は、事業認定取消訴訟で約100人以上、工事差止訴訟で600人以上です。
これから、二つの裁判を高等裁判所(福岡)、最高裁判所(東京)までやっていくとなると…
想像がつかず、ゾッとします。
ただし、弁護団への寄付は以前より減額されています。

・地元に対して少なすぎる!
⇨本当は私ももっと寄付したいんですが、地元のおばちゃん達から断られてしまうんですよ。。
「ほーちゃんの活動のために使いなさい!
おばちゃん達は、ちゃんとお金は持っとると!」
そんなわけで、多額を寄付することを控えています。
ご了承ください。

・なんでほずみのバイト代がそんなに高いんだ!
⇨今回は本当にハードでした、ほぼ一人で支援米の管理を三ヶ月頑張りました…
時々体調を崩しながら…
一ヶ月のお給料が3万円ちょっとだと思ってください。



来シーズンについては、
一人で管理するのは本当に大変でこのままでは到底続けられません。
それで、やめることも考えているのですが、勝手にやめるとそれはそれでまた色々と問題が出てきますので私が動けるうちはなんとか続けようと思っています。
そのため、もうちょっと効率よく管理できるようシステムをまたも変更する予定です。

例えば、

・注文方法については出来るだけネットショップを通して買ってもらう、
・複雑な注文についてはお断りする、
・伝票は着払いにする、
・会計は先払いにして領収書や請求書、資料などは出来るだけ同封しない

とか。

本当にややこしくて大変でした!
お手伝いに来てくださる地元の方も支援者の方もさすがにこれは大変だ!と。
あんまり大変すぎて、地元への支援になってない!っていう感じになっていました。。

そして、
実は実は、
白米で買ってくださった方、今まで大変お得でした。
皆さんご存知でしょうか?
白米というのは、玄米をスリスリと研いで精米して白くしているのです。
栄養は玄米の方が高いのですが、食べやすいのは白米でしょうね〜
で、玄米を精米して白米にすると随分と量が減ってしまうってご存知でしたでしょうか!?
どれくらい減るかというと、
30キロの玄米を精米すると、27キロくらいになります。

精米といっても、どれくらい白くするかで全然違うんですよ、お好みで一分づき八分づきとか無洗米など精米の具合を変えられるのです。
こうばる支援米の白米は「普通」の白さにしています。
無洗米だともっと量が少なくなるんですよ〜

そういうことで、10キロ白米を買った方の場合は玄米10キロの方より、1キロくらい多く入っているんです。
これが売り上げが減ってしまう原因になっていたかも。。
なので、次回からは白米についてはその分を料金に上乗せしないといけないなと思っています。

こうばる支援米がどんどん高くなってしまってみんな買わなくなるかもしれません…
うまく続けられるようにしていくにはどうしたらいいんだろうね。。
どなたか、こうばる支援米の活動をやりやすくするもっといい方法をご存じの方おられましたら手を貸してください!


以上、こうばる支援米2018の最終報告でした。