ダムに頼る治水が被害を拡大



9月23日の長崎新聞の記事です。

22日に長崎市内で開催された講演会「西日本水害にみる治水対策の欠陥」について報じています。

講師の今本博健京都大学名誉教授は、翌日23日には川棚町でも同じ演題の講演をおこない、川棚町民が真剣に耳を傾けました。

なぜなら、川棚川の治水対策として石木ダムがどうしても必要だと言う県の説明に疑問を感じる町民も少なくないからです。

本当に石木ダムができれば川棚川流域は安全なのか?
愛媛県ではダムの放流により8人も死者が出ているではないか?
ダムはかえって危険ではないのか?

そのような疑念がじわじわと広がってきたからです。

その疑念に今本先生はズバリ答えていました。



貴重なお話です。ぜひ多くの方に見て頂きたいと思います。

岡山県の真備地区や愛媛県の肱川流域の被害を検証した結果として、今本先生はこのようにまとめておられます。



つまり、ダム優先の治水対策は間違っていたということです。

戦後、国はダム神話を広め、ダム建設を推し進めてきました。その結果、堤防補強や河道掘削などの河川整備はなおざりにされたまま、ダムができたので安全だとして、危険地域に住宅が建てられていきました。

しかし、ダムは想定内の雨量しか堰き止められない。想定外の大雨には対応できないばかりか、むしろ被害を激甚化させることが明らかとなったのです。

「川棚川の河川整備はかなり進んでいる。嵩上げが必要な部分はあと少し。そのコストはダムを造るよりもはるかに少ない」

「石木ダムができても川棚町の浸水被害はなくならない。なぜなら、内水氾濫だから」

「今後、佐世保市の水需要が増えることは考えられない。利水の面からも石木ダムを建設する意味はない」

「中村知事に言いたい。石木ダム推進派の学者と反対派の学者の討論会を開いてほしい。それを聴いて判断してほしい」

その言葉に会場の多くの人々が頷いていました。

中村知事、貴方自身のためにも、私たち県民のためにも、それを実現して頂けませんか?共に先入観を捨てて、科学的な論争を聴いてみましょうよ!

                (‘◇’)ゞ

国会議員団、現地視察と意見交換

ジャーン!
工事現場に突如現れた、このカッコイイ皆さんは誰でしょう?



7人の刑事でもなく、麻薬Gメンでもなく・・・

それは、「公共事業チェック議員の会」の方々です。

*公共事業チェック議員の会とは=国民及び住民の総意に基づく価値ある公共事業が行われるようチェックすることを目的とした、国会議員による超党派の議員連盟。会長は新井聡衆院議員、事務局長は初鹿明博衆院議員。

去る7月18日の院内集会http://ishikigawa.jp/blog/cat01/4112/での約束通り、9月13日、石木ダム建設予定地の視察に来られたのです。

まずは付け替え道路工事現場を視察。
見慣れぬ人がやってくるとしつこく追い出そうとする県職員も、この日は遠巻きに見ているだけでした。

その後、林の中のテントの下でお弁当を食べ、午後から視察スタート。まずは、川棚川河口部分から。



議員団は一様に堤防の低さに唖然。対岸を見ると、水面からわずか1mほどのところに住宅が立ち並んでいます。自分たちの足元を見ると水面まではわずか50cmほど!上流から流れてきた土砂が溜まっているんですねー

これではいつ洪水被害が起きてもおかしくない。なぜ対策を取らないのか?との問いに、案内役の岩下さんは「ここは港湾管理者の管理区域ということで、河川改修の計画 さえなく、危険性が放置されているんですよ」と説明。詳細は、視察後の意見交換会でも話題になりました。

国会議員以外にも地元議員やマスコミも同行しているので、8台ほどのマイカーやタクシーで移動。停める場所の確保もたいへんです。次のスポットは江川橋付近。



ここでは過去の洪水被害と、その原因を説明。
陸地に降った雨を川に流す排水口が、ほら、あんなに低い位置に設置されているでしょう?それで溜まった水を排出できず、内水氾濫となったんです。また、橋の位置よりも堤防が低くなっていることを示し、橋と同じ高さまで堤防の嵩上げをすればダムよりはるかに安いコストで済むはずですと指摘。
誰もが頷いて聞いていました。

次に降り立ったのは石木川と川棚川の合流付近。



あらー、ずいぶん石ころが溜まってますねー。これじゃあ流れにくいですねーと議員団。

そして、いよいよダムサイト。ここに県はコンクリートの壁を造ろうとしているのです。



高さ55m、長さ234mの壁です。ここからみえる向こうの家々はダムができれば全てダム湖に沈みます。

目の前の景色を見て、議員の一人が言いました。「ずいぶん平べったいダム湖になりそうですね。」「そうです。浅いので水はすぐに腐ってしまうでしょう。それを防ぐために対流装置を付けると県は言ってますが、そんなものでは効き目はないです。諫早湾の調整池のようにアオコが発生するでしょう

視察を終え、マスコミの記者さんたちが初鹿議員にコメントを求めました。



あらためてダムだけに頼る治水対策はおかしいと思いましたし、今日見てきたことを、これから国会の場で問いただしていきたいと思います」また、「まずは佐世保市の水需要予測を出し直してもらい、もう一回必要性について説明してもらいたいですよね。この人口減少社会で本当にそんなに水需要が増えるのかと。ダムを造れば水道料金が上がるのは避けられないわけで、それを市民が納得しているのか。説明責任を果たしてほしいですね」とも語っていました。

そして、5時からは、川原公民館で3人の議員と、こうばるの皆さん、そして支援者も交えて、意見交換会がおこなわれました。


初鹿明博議員(チェック議員の会事務局長:立憲民主党)
今日の視察でまず驚いたのは、河口部の堤防の低さです。ダムを造る前にまずここの整備が先だろう!と思いました。

先日愛媛県の肱川に行ってきたんですが、現地の方はダムがあったからこそ被害が大きくなったとおっしゃってました。ダムだけに頼る治水は間違っていると思ったし、ここに来てそれをより確信しました。

利水の面でも石木ダムは必要性ないと思うし、皆さんの声が国に届くよう、国会の場で頑張っていきたいと思います。

大河原雅子議員(同会事務局次長:立憲民主党)
この国に足りないのは人の命を守るという意識。大きな犠牲が出て初めて対策を講じる。治水に関しても、ダム神話に頼って河道整備を怠ってきた。そのつけが今回の豪雨災害を起こしたように思います。想定外の大雨の時、命を守るためではなくダムを守るための放流がおこなわれ、ダムはむしろ凶器になってしまいます。



また、厳しい財政の中で、無駄なお金の使い方は見直さなければなりません。ここの場合、皆さんが提案している遊水池と河道整備がコスト的にもより良い選択だと思います。そのような見直しに賛同する人を増やしていきたいです。

山添拓議員(共産党)
今日は2党ですが、超党派で来ています。国土交通委員会に所属しています。公共事業に関しては、もっと多くの党が、とりわけ与党が加わって見直していきたいと思っています。


東京で話は聞いていましたが、現場を見てあらためて、こんなところにダムを造ってよいのかと実感したところです。
ここに来る前に7月の判決文を読みましたが、本当に酷い内容でした。事実を見ないで、結論を設定し、国の言い分だけを取り入れ、国が言っていないことまでリップサービスしている。司法の役割を捨てたような判決でした。
(さすが弁護士!理解力が凄い!)

利水については必要性の理由がころころ変わっているようですが、裁判では理由を変えるのは弱い証し。元の理由では維持できなくなったから変えてくる。破綻しているのです。皆さんが追い込んできた成果だと思います。

参加者からも要望や意見など発言が相次ぎました。

Aさん(川棚川河口部地域住民)
ご覧になった通りの危険な状況だが、町やダム事務所の職員に言っても、ここは県の港湾課の管轄なので…ということで何も対応しない。掘削など、自治会を通して毎年要望しているが、県は住民の要望に耳を貸そうとしない。なんとかしてほしい。

Bさん(地権者)
建設予定地内には地盤の弱いところがあります。補強をすれば大丈夫だと言うが、その費用がどれほどかかるのか明らかにされていない。いままで説明してきた285億円では絶対済まないと思う。いったいどれだけ予算が増えるのか、議員さんたちの力で明らかにさせてほしい。
公共事業は小さく産んで大きく育てると言われ、それがまかり通っていること自体がおかしいと思います。


初鹿議員
ダム事業の場合、だいたい途中で工期が延長されるんですよ。そのときは予算は増やさないんです。予算を変えない方法でやると言って。そして2年くらいたって増額するんです。八ッ場ダムの場合、それを3回くらいやったんですかね?

大河原議員
そうですね。そうして少しずつ増やしていきながら、これだけ使ったんだから仕方ないということで継続することを容認させていくんです。

Cさん(地権者)
13家族も住んでいる家々を強制収用したダム事業ってあるんでしょうか?私はきいたことがない。そんな生活権を奪うようなことをやるべきではないと国の方へはたらきかけてもらいたい。

Dさん(地権者)
ダム検証のとき、県が検討したが、あれは納得がいかなかった。起業者である県がダムを造るべきべきか否かなんて、答えは決まっているでしょう?

初鹿議員
おっしゃる通りですね。事業者であり、認可する立場である者が、検討も自分たちでやってしまうのはおかしいし、第三者でなければ公平な判断はできないですね。

などなど、意見交換はまだまだ続きそうでしたが、予定の時間となり、その後は交流会に模様替え・・・。

まずはのどを潤し腹ごしらえ。そして、諫早へ移動するギリギリの時間まで、議員団の皆さんは住民の声にしっかりと耳を傾けてくださいました。

きっと日本全国に問題のある公共事業はたくさんたくさんあるでしょう。しかし、地元住民がこれほど必死に闘い続けているケースはないはず。どうか力になってほしい。いいえ、力になってくれるに違いない・・・そんな手ごたえを感じた視察でした。
*(‘◇’)*

工事差し止め訴訟、第7回口頭弁論

今回も定員を超す傍聴者が来所し、傍聴券の抽選配布が行われました。

この日の争点は、原告側が提示した立証計画についてです。

原告側は、2名の証人尋問(利水については佐世保市水道局長の谷本薫治氏、治水については水源開発問題全国連絡会(水源連)共同代表の嶋津暉之氏)と21名の原告本人尋問(20名の川原住民と1名の佐世保市民)を申請しましたが、

それに対し被告(長崎県と佐世保市)側は、「その必要は無い。主張すべきことがあれば文書を提出すればよい」と反論しました。

裁判長は双方の主張を聞き、自身も原告側へいくつか質問や確認をした上で、進行協議をおこなうことを提案。双方とも賛同し、日程調整の結果、11月6日(火)13時からと決まりました。

報告集会では立証計画について、弁護団からさらに詳しい説明がありました。


高橋弁護士によると、

7月に判決が出た事業認定取り消し訴訟では、佐世保市の水需要予測に対し、『明らかに不合理であるとは認められない』との判断が示されたけれど、それは、「事業認定庁が、平成25年9月6日時点で、平成24年度予測を問題なしとした」ことに対する判断であり、25年以降についてはいかなる判断も示されていません。

本件については、石木ダム工事により原告らにどのような被害が出るのか、その被害を受忍するほどの公共性があるのか、が問われるのであり、その判断基準時は「現時点」です。
いま現在造られているダムが必要かどうか、それは今日現在の水需要がどうなのかということが問われなければならない。
そこで、平成25年度以降の佐世保市水道の実態を最もよく知る佐世保市水道局長を証人として尋問することにしました。



原告本人尋問として現地住民の方を20人も申請したのは、地権者だけでなく、その子ども世代の若い人の思いも裁判官に伝えるためです。まあ全員が認められることは難しいでしょうが、できるだけ多くの方の声を届けられるようにしたいなと思っています。

また、私たちが尋問にこだわるのは、裁判というのは、裁判官の目の前で原告本人や証人たちが証言することがとても大事だからです。書類には血肉がありません。

例えば、今回の震災被害を新聞の文字で読むのと、テレビの映像で観るのと、実際に現地に行った場合と、理解度は全然違いますよね。

裁判長がこちらにいろいろ質問していたのは、その証人をどういう理由で求めているのか、何が聞きたいのか、尋問に反対している被告側に理解しやすいような説明を求めていたのだと思います。それで、もう少し理解できるよう文書にまとめて提出することにしました。



その後、毛利弁護士や八木弁護士から取り消し訴訟判決に関する分析がありましたが、いずれも怒りを通り越してあきれ顔のお二人でした。

控訴審に関してはまだ日程は決まっていませんが、11月か12月頃になるだろうとのこと。

これからは佐世保と福岡、2ヶ所の法廷で闘うことになります。
福岡にお住いの支援者の皆様、応援よろしくお願いします。

(‘◇’)ゞ

佐世保の水がピンチ!!??



水がピンチ!?

どこの話?

小さな小さな字で「佐世保市水道局渇水対策本部」と書いてあります。

えー!それは大変!断水になったらイヤだなー困るなー

受け取った市民の多くは不安になったことでしょう。

このチラシは、



9月6日の「水を大切にする日」に、アーケード街や五番街で配布されました。

翌日の新聞にも記事が掲載されていました。



水を大切にする日=なぜか石木ダム建設促進をアピールする日なのです。

朝長市長が「大渇水の状況になりつつある」と言ったそうですが…

そこで皆さん、クイズです。

この日の貯水率は何%だったでしょうか?

東京から来ていたお客さんは、「30%?」

いやー、そこまでいってたら、とっくに時間給水になってますよー

他の人が「50%?」

いやいや、それほど深刻ではないです。

「じゃあ、60%?」

うーん、そこまでもいってないんですよねー

「えー!まさか70%?それでピンチ!なんて言わないでしょ?」

そう思うでしょ?ところがどっこい、佐世保では言うんです。

だって、この日の9時時点の貯水率は、81.7%だったんですよ。

それを知ってか知らずか、市長は「大渇水になりつつある」と言うんですから…あまりにもいい加減ですよね。

知ってるはずの水道局が「水がピンチです!!」なんてチラシを配布するんですから…こちらは確信犯ですよね。

節水を呼びかけ、水を大切にしよう~という趣旨なら大賛成ですが、渇水になりそうだと不安を煽って、ダムを造ろう!と呼びかけるのは、あまりにも不誠実だと思います。

こちらのチラシでは、



100年後の子孫のために石木ダムを造りましょうと言っていますが、100年後の佐世保の人口がこのままだとでもお考えなのでしょうか?



50年後には人口は3割減で、水需要は4割減だと政府は予測しています。100年後は今の半分以下でしょう。水は有り余っているはず。

しかも人口が減った分、1人当たりのダム負担金(維持管理費)は大きくなり、安心どころか無駄な出費を押し付けることになります。

まさに負の遺産です。

私たちはそう思うのですが、このチラシを配布した嬉野憲二さんたち石木ダム建設促進佐世保市民の会の皆さんは、そのようには考えられないのですよね。なぜでしょうね。どちらも未来の子どもたちのことを思っているのに。どこでズレが生じるのか…やはり、会って話し合いたいですね。

10月14日(日)14:00~俵町公民館で「佐世保の水と石木ダム」についての勉強会をやりますので、是非ご参加ください。

一緒に考えましょう!

お近くの佐世保市民の方もぜひどうぞ~(‘◇’)ゞ

「ほたるの川のまもりびと」長崎県立大学生の感想

映画「ほたるの川のまもりびと」を観た学生さんたちの感想文をご紹介します。

長崎大学環境科学部の戸田清先生が、県立大学での講義の中で、この映画について取り上げられたのです。

「大学生の感性に満ちた感想文。可能なら石木川まもり隊で公開して下さい!」とのこと。

喜んで!

というわけで、以下に転載させて頂きます。

長崎県立大学佐世保校「環境社会学」経済学部4年 2018年8月24日

川棚町こうばる地区の石木ダム建設問題について住民たちの普通の豊かな生活を守りたいという意志が伝わる映像であった。民主主義のあり方について考えさせられる。政治の利権だけを考え、ダムの必要性について話し合うのではなく強制収用に踏み切ろうとする行政の姿勢は税金(石木ダムのために働く職員さんの労働力や交通費)が無駄使いされているように感じた。住民たちが学び団結しているからこそ、今もなお守られているのだと思った。(女)

石木ダムの必要性について議論が50年間続いているという事実がある。1962年当時の水資源と現在の水資源を比較すると建設の必要性に違いが出るのは当然である。裁判所の判決では建設を容認であるが、公共事業である以上、地域住民以外にも市民や県民の反対は免れない。強行工事ではなく説明と審議が必要である。(男)

○ダムには治水と利水の目的がある。人びとの生活に欠かせないものであるが、建設される土地の環境を壊し、その地で生活を営んでいる人びとの日常を奪うものであることもまた事実である。石木ダムの件のように、行政の都合だけでダムを造るのではなく、人びとの暮らしのことも考えなければならないと思った。男

○豊かな自然を守るために戦う地元住民の姿はすごく正しいものがある。絶対的に必要でもない場所にダムの建設を行うのは、役所も建設を任される業者も何も考えずに行っているのではないかと思うところがある。(男)

○物心ついた時から石木ダムについては知っているが、具体的に知ることができて良かった。高校が川棚高校だった。1962年から始まり、半世紀たつが、私は全く必要性を感じない。県は何をもって建設しようとしているのか、理解できない。行政は本来、人びとの暮らしを良くする存在なのに、どうして人びとの暮らしを奪おうとするのか、理解できない。改めて考え直してほしい。こうばる地区の伝統的な祭りや文化が、ダムの建設とともになくなると思うと、とても悲しく感じる。今の日本で忘れられそうな古き良き自然と共生している暮らしは、決してダム建設で壊されてはいけない。実際にもう一度現地を訪ねたい。(男)

○1962年という前々からこの計画が考えられていることに驚いた。佐世保ではバスや看板などで「実現しよう」というものしか見ていなかったため、反対者の声をニュース以外で初めて見た。様々なところで反対活動をされていることを知り、住人たちの意見を尊重したい気がした。(女)

○ダムにより地域の人びとが築いてきた生活がなくなるということは、生活共同体の崩壊につながると考えた。地域の人びとは長期にわたって抗議運動を行うため疲れ、苦悩し心を休めることができない日々が続くためとてもきついと感じた。そのためダムは作られる前から人びとに対して精神的にも身体的にも経済的にも深刻な影響を与えてしまうと考えた。(男)

○祖父母が同じようなところに住み、自給自足の生活を営んでいました。小さいころよく、稲刈りの手伝いや、山菜を問ったり、木の実で遊んだりしていたので、とてもなつかしく感じました。季節ごとに人びとの生活の営みがよく表れていて、その生活がおびやかされているということに胸がつまりました。(女)

○生まれ育った土地を奪われないように戦う人びとの姿に涙が出そうになりました。人びとの暮らしがあるのに無理やり測量をして、ふるさとを水の底に沈めるのは酷いです。めちゃくちゃな理論をあげてダムを造ろうとする県は、なぜ作るのですか? 住民が反対しているのに無理やり工事を行うのは犯罪になりませんか? ダム反対運動も祭りもみんなが団結しておこなっていて、すてきな町だと思いました。(女)

 

映画が伝える力の大きさと、若者が感じ取る力の大きさを実感しました。

山田監督と戸田先生に感謝!です。

若い方にもっともっと観てほしいですね。

 

あなたも自主上映会やってみませんか。

長崎県内に限り、9月より自主上映が解禁になります。

詳しいことは、こちら「ほたるの川のまもりびと」情報を見て下さいね。

Facebookページはこちらです。https://www.facebook.com/savekobaru/

 

こうばるへ行こう!

素晴らしい夏空の下、子どもたちの歓声が響きます。



8月26日、夏休み最後の日曜日。こうばるで川遊びを楽しみたーい!とやってきたのは佐世保の親子連れ34人!

みんな初めて見る景色にワクワク。

案内する私もワクワクです。同じ佐世保市民として、佐世保の子どもたちに石木川の大切さを知ってほしかったから。言葉ではうまく説明できないので、ここで遊んでもらうのが一番!理屈は要りません。

こうばる公民館に荷物を置いて早速、秘密の避暑地へレッツゴー!

子どもたちは、すぐに水着になって、ものすごい勢いで川にジャブジャブ。
いつもは澄んだ川ですが、あっという間に泥水状態。底の泥がかき混ぜられたんですね。川の住人も驚いたことでしょう。



なーつになれば  わーらしこおよぎ
どじょっこだの  ふなっこだの おにっこきたなと おもうべなー


なんて歌を思い出してしまいました。

ここ中ノ川内川は石木川の支流で、とても浅い川ですが、おっかなびっくり、そろりそろりと進む慎重派?の女の子。それとも水の感触を楽しんでるのかな?





地元の子は慣れたもの。岩と岩の間の流れを滑り台のように滑ってみせます。

今日はこうばるの子どもたちも一緒に楽しみました。



3歳になったばかりのNちゃんを優しくエスコートする子どもたち。

こんな自然の中で遊ぶことが、怖さや勇気や思いやりを育てるのですね。



こちらでは魚やカニを捕まえるのに夢中です。



あっという間に、小さな魚10匹くらいとカニを3匹ゲット!

カニはサワガニでしょうね。魚はメダカ?ハヤの赤ちゃん?恥ずかしながら、私は何も知りません。トホホ。

見ているうちに、大きいカニが小さな魚をパクリ!

あー!殺し屋だ!たいへんだー!
というわけで、カニさんはすぐに川へ戻していました。

こちらには、午後のおやつがプカリプカリ・・・



 

そして、みんながやってくる少し前、地元こうばるのおじさんが、佐世保の子どもたちのために、そうめん流しの準備をしてくれていました。



竹竿をきれいに洗ったり、テーブルを置いてくれたり・・・感謝!です。

そうして、みんなが少しだけ遊び疲れた頃、お母さんたちが公民館で茹でたそうめんを運んできました。大きなざるに2杯!



おつゆのカップとお箸を手に、みんなスタンバイ!

まだかなぁ
あ、もう流れていっちゃったー







子どもたちのよく食べること!あっという間にそうめん完食!

公民館に移動して、お母さんたち手作りのカレーライスも食べました!



 

その後、子どもたちは栞作りのワークショップ。

おとなは石木川流域の自然の豊かさやダム計画などについて学びました。

 

そして、一休みしたら、もう一度川へ!



そう!スイカ割りです。ジャンケンで順番を決め、やる気満々で挑みます。

右、右! 違う 左、左! もっと前! 後ろ!
助言者が多すぎて、何が何やら・・・



見事命中しても、子どもの力ではなかなか割れません。



やっと割れたスイカは真っ赤でした。甘くて、とても美味しかった!

その後、ラムネ早飲み大会などもやったとか。
(私は片づけもあって、公民館の方へ一足先に戻っていました)

片づけの途中でいいものを見つけました!



ワークショップの作品です。
今日の体験を描いた栞。上手ですねー



みんなすごい!

川の涼しさ、楽しさ、面白さが伝わってきます。

しかもその後ろには感想文や日記のようなものが・・・



そうめん流しは、いっぱいとって食べたので、おなかがパンパンです。

って。そうでしょ、そうでしょ。



石木には自ぜんがいっぱいあったから、つれていってほしいです。

また、連れて行ってねと親にアピールしてるのかな?

お母さんやお父さんたちも、きっとそう思ってるよ。
また連れて行きたいな~って。

だって、この日の計画を立てたのは君たちのお母さんだもの。

1ヶ月も前から考えて、相談して、準備して。。

 

また来てね。

来年も来てね。

再来年も来てね。

中学生になったら友達同士で来てね。

君たちがずーっとここで遊べるように、私たち大人が石木川を守っていかなきゃ・・

と、あらためて思いましたよ。(‘◇’)

8/18(土)はヒューマンライブラリー

みなさん、毎度お世話になっております、石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。

イベントのお知らせです。



8/18(土)長崎市立図書館多目的ホールにて第10回ヒューマンライブラリーNagasakiが開催されます。

まずは、「ヒューマンライブラリー」について簡単にわかりやすく説明した1分30秒の動画がありますので是非ご覧ください。



こちらにヒューマンライブラリーNagasakiフェイスブックページもあります。


イベントのチラシはこちらです。




日時 2018年8月18日(土)

会場 長崎市立図書館多目的ホール

参加費無料

14:00~15:30 ヒューマンライブラリーガイド(研修会)

①16:00~16:30 ②16:45~17:15 ③17:30~18:00
④18:15~18:45 ⑤19:00~19:30

※最大5人の「本」とお話できます!途中入退場可。





ほずみもブック(本)として参加します!(二回目)



ちょうど、8/17(金)から私たちの映画「ほたるの川のまもりびと」が長崎市のセントラル劇場で一週間公開されますので、この機会に合わせて今回のヒューマンライブラリーにも関心を寄せていただければと思います。

8/17と8/18の一回目の上映にはほずみも駆けつける予定です!

交流会も企画されているようです。

映画を観たあとは交流会にも参加してみませんか?



【作者名】
石木ダム水没予定地住民(イラストレーター)
【本のタイトル】
崖っぷちからの大逆転?元気の出る里山の暮らしYes!運動
【あらすじ】
石木ダム問題は半世紀以上前に計画された県営ダム事業であるにもかかわらず、未だ完成に至っていない公共事業です。
長崎県は事業認定を盾に今後、前代未聞の大掛かりな家屋と農地の強制収用に踏み切る予定ですが、今現在も水没予定地の里山には13世帯54人が大きな一つの家族のように暮らし、皆さんが羨ましがるような自然に寄り添った暮らしを送っています。
現在、そんな石木ダム水没予定地こうばる地区が、様々な支援を受けながら全国区を目指して飛躍中です。
石木ダム水没予定地で一体何が起こっているの!?
前向きな活動にみなさんきっと元気が出ますよ。



今度のヒューマンライブラリーでは、みなさんが前向きな気持ちになれるようなお話にしようと思っています。

数年前までほとんど県外には知られていなかった石木ダム問題がどうやって知られるようになったか、

地元の活動がどのようにして盛り上がってきたのか、

今後の展望などを楽しくお話できたらと思います。


ある小学生の日記

ある小学生の日記です。

 私は今日石木ダム予定地の川原にいってきました。
 どこをみても緑でした。美しかったです。
 そこがダムになったら自然がきえるようなきがします。

子どもの感受性は本当に素晴らしいと思います!

その子のお母さんAさんはもっとこうばるのことや石木ダムのことを知りたいと思い、友人Bさんを誘って7月30日に再びこうばるにやってきました。
Bさんは小学1年生の娘さんのCちゃんと一緒でした。

森の木陰で抗議活動休憩中のお母さんたちとひとしきり語り合い、川原公民館では写真を見ながら、石木ダム反対運動のこれまでの闘いについて簡単に学びました。

この日はとても暑かったので、石木川の支流の秘密の避暑地に案内しました。
その涼しさに、みんな大歓声!


澄んだ流れは木漏れ日を映して黄緑色に見えますが、近くで見ると、もちろん透明です。

Cちゃんは、大はしゃぎ。
それまでは大人しい静かな子に見えたのに、こんなにお茶目な子に大変身!



自然は人の心を解きほぐし、自由な気分にしてくれるんですね。

翌々日、Bさんから頂いたメールには、こう書かれていました。

 Cは絵日記に石木の事を書きました。
 子どもの声は率直で、無視しがたいです。
 これからの世代に、きちんと自然を残して行きたいですね!

事業認定取消訴訟、106人が控訴

7月23日、事業認定取消訴訟の控訴手続きがようやく完了しました。

控訴人は106名です。



一審の判決で原告の資格さえないと切って捨てられた住民等地権者のご家族の皆さんも、もちろん、今回も原告として名前を連ねています。

よその町から川原にお嫁に来て、夫やその家族を愛し愛され、子を産み育て、誰よりも川原に根を張り、川原を守ろうと闘ってきた肝っ玉母さんたち。

その子どもたちも成人し、結婚し、親となり、ここで子育てをしたいと住み続けている逞しい若者たち。

みんな門前払いされた結果、ますます闘志に火が付いた感じです。

同じ日のコラム「記者の目」です。



六倉記者はこう結んでいます。

司法判断に情を持ち出すのは適切ではないかもしれない。だが、判決がほとんど考慮せず、切り捨てた部分にこそ、反対地権者らが大切にし、守りたいものがあるのも確かだ。

西日本豪雨と石木ダム

7月18日、「石木ダム建設促進川棚町民の会」が県庁を訪れ、



石木ダムの早期完成を求める要望書を知事に手渡したそうです。

反対派の市民団体が訪ねる時は何故かいつも不在なのですが、推進派の団体が行くときは在庁していて、必ず直接受け取るんですよねー

なぜ今要望したかと言うと、死者200人を超える甚大な被害をもたらした今夏の西日本豪雨などを目の当たりにすると川棚川もいつ氾濫するかわからないからということのようで・・・

中村知事も同じ発想のようで、一刻も早くダムを完成させたいと応じたと言う。

お二人は、こんな記事は読まれていないのでしょうか?





ダムからの放流により一気に増水し、逃げる時間もなく亡くなった人たちがいるのをご存知ない?ってことはないでしょうが・・・

治水にはダムはかえってマイナスとまで書かれていますが・・

一方、こんな投稿記事もありました。



ダム建設よりも、河道整備や森林や水田の保全が大事だと言う投稿者の意見に大賛成です。

ダムは計画された貯水容量しか溜められないし、想定外の大雨には無力です。想定外の大雨が降っても、大地の保水力を高めたり、安全な地域にあふれるようにしたりして被害を最小限度にもっていく、そんな治水こそがこれから取るべき対策です。

異常気象が異常でなくなってきた現実を受け止め、自然をねじ伏せようなどという傲慢な発想は改めたいものです。